諏訪貴子氏プロフィール
ダイヤ精機株式会社 / 代表取締役
1971年、東京都生まれ。成蹊大学工学部卒業後、自動車部品メーカーのユニシアジェニックス(現・日立オートモティブシステムズ)入社。98年から2000年にかけて2度、ダイヤ精機に入社するが、経営方針の違いから2度ともリストラされる。04年、父の急逝に伴い、ダイヤ精機社長に就任。経営改革に着手し、10年で優良企業に再生。中小企業政策審議会委員、政府税制調査会特別委員、「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013」大賞受賞。著書に、『町工場の娘』『ザ・町工場』(以上、日経BP社刊)。
インタビューを終えて
経営者としてはまったくの素人ながらも、急遽小さな町工場の社長となり、経営改革に挑み今では中小企業のモデルとなるような企業へと変貌させた諏訪さん。まわりの方々が成功するのが心から嬉しいと仰られ、その経営手法をあますことなく開示。ドラマや書籍でもその一旦が公開されていましたが、決してこれらの手法そのものがあったからの改革成功ということではなく、いずれも上記のようにポジティブ、エネルギッシュで常に前だけみている諏訪さんという人格がベースにあったからこその効果だったのだろうなと感じました。
まさにドラマどおりと仰っていましたが、社長就任直後のリストラ、リーマンショック後の受注減など、数々の危機的状況や心理的プレッシャーをスマートにではなく、涙にまみれ、足を使い、まさに大奮闘しながらも前だけみてそれを乗り越えてこられた諏訪さんの一言一言は格別の重みでした。「自分も凹んだまま何も行動しなかったら、ここまで辿り着けなかったと思います。失敗は成長のチャンスなんです!」という一言がとくに心に響くインタビューでした。諏訪さんありがとうございました!起業も応援しています!