「安定」という言葉に惑わされずに本質的な決断を
転職の場面で安定志向はマイナスイメージ!?
では、一体なぜなのだろうかと考えてみたところ、安定=受動的なイメージが潜んでいるというのが一つの答えでした。「安定した会社を希望します」と聞くと、少々大袈裟にいえば、生き方そのものに主体性が感じられなくなるのです。
つまり、この仕事で生きていくんだ、という覚悟や、こういうことを成し遂げたくて転職するんだという志がみえず、転職先でちょっと辛いことがあると、また転職を繰り返すことになるのでは?という懸念が浮かんでしまうのです。
「安定」と「やりがい」、どっちを選ぶ?
つまり、いずれまた転職をする日がやってくるという特殊性がありました。勿論、Aさんは応募の段階でそれを承知して選考を進めていました。事業の社会的な意義と仕事内容そのものにそれだけの魅力があったのです。
ほんとうの「安定」とは雇用形態ではない
先ず、B社にはAさんがやりたい仕事があり、大きな遣り甲斐を感じるというのは今も変わりませんか?“
そして、今よりも数段逞しくなったAさんなら、次に転職をする際にも世間が放っておかないということ。また、無期の常用雇用であっても思わぬ事情で早期に転職を余儀なくされることもあることを考えると、なおさら、次の会社で何を成すのか、何を得るのかが大事になってくると言えます。
今回の教訓&アドバイス
真の安定は、自分自身が力をつけること
志に基づいた方向性に進むことが大事
自分の人生を主体的に生きる

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