岐路に立つ時のガイドになるのは、WILLを深める「良い問い」
転職活動において「何を大事にして、次のステップを決めるべきか」と悩む方は多くいらっしゃいます。転職が初めての方はもちろん、多くの企業から声がかかり選択肢が多い方でも同様です。
例えば、自己分析を徹底して行い自分を掘り下げる、友人や知人に話して壁打ちしてもらうなどもひとつの方法です。ただし、ライフキャリアの岐路に立たされた時に大事になるのは、どこまでいっても自分の「WILL」。重要な決断をする際のガイドは「自分にとっての良い問い」であり、これを早い段階で見つけられることがとても大事です。
心に根づく問いに出会えると、視野が広がる
では、良い問いとは何でしょうか。それは、「ずっと手元に持っていたくなる問い」だと考えています。それは、他者との対話の中で「あ、これ前にも同じこと考えたことあるな」「すぐに言語化できないけど、この問いの答えを出したい」と感じる問いです。
例として、私自身にとっての良い問いを紹介します。
「これからの人生、誰と何に時間を使いたいか?」
「仕事にどんなことを求めたいのか?」
「30分後に人生が終わるとして、やり残したくないことは?」
「幼い頃に熱中したどんな経験が、今の何につながっているか?」
ずっと味わいたい問いを手元にもてていることは、ジョハリの窓でいう「未知の窓」をもっていることを意味します。
転職のように、ライフキャリアをここではないどこかに舵取りするタイミングでは、狭窄的な視野になりがちです。しかし、あなたが長く考え続けてきた心に根づく問いをもう一度考え、決断していくことをおすすめします。
「良い問い」は他者との対話で見つかることが多い
手元で味わいたい問いはノートなどに書き出すのはもちろん、さまざまな人との対話で見えてくることが多いです。昔からの気の置けない知人、カジュアル面談や面接で出会う企業の面接官、現場責任者、あるいは私たちのようなエージェントなどです。
ジブリの映画は見るタイミングによって感じ方が違うように、その時々の状況やコンディションによって、問いとして浮かんでくる言葉は違います。味わい続けられる問いこそが、あなたの人生の輪郭を照らしてくれるでしょう。
あなたは「良い問い」と出会えていますか?まだ出会えていない方は、ぜひお話ししましょう。あなたにとっての良い問いが、あなたのライフキャリアをもっと豊かにしますように。
(2023年4月20日)
今回の教訓&アドバイス
ライフキャリアの岐路で大事なのは、WILLを深める「良い問い」
心に根づく問いは、狭くなりがちな視野を拡げてくれる
良い問いに出会う近道は、他者との対話
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