キャリアアップコラム vol.238
オファー承諾に迷いがあるときは、懸念点をクリアにする

Message

将来的な自身のキャリアゴールと、企業の期待値が合致しているか

転職したいと思える企業の選考が順調に進み、オファーが出たら嬉しいですよね。「行きます!」と即決できれば良いですが、決めきれずに悩んでしまう場合もあります。今回は、実際にあった2人のケースをお伝えしたいと思います。

1人目は30代後半の男性・Nさん。これまでの経験をもとに新たな領域でチャレンジしたいと転職を決意。ご自身で直接応募していたベンチャー企業で代表との最終面接まで進み、もうすぐオファーが出そうという状況でしたが、気になっている点がありました。

入社後のミッションはこれまでの経験を活かせる内容でイメージがつくものの、「将来的に経営に携わりたい」という自身の志向に合う環境なのか確信がもてないことでした。

その話を聞き、私がNさんに提案したのは「代表との面接で明確にNさんの意向を伝え、先方の期待値とすり合わせること」「オファーが出たら、意思決定前に他のボードメンバーとの面談を設定してもらい、お互いが腹を割って話せるフィット感があるかを確認すること」でした。

Nさんは2点とも実行され、オフィス見学や経営陣の方々との会食を経て入社を決意。「おかげで納得感のある意思決定ができました」との言葉をいただき、大変嬉しく思いました。

懸念事項はすべてクリアにした上で、オファーを承諾する

もう1名は40代前半の女性・Oさんです。積極的に転職活動はしていなかったものの、選考を受けた1社からオファーが出ている状況でした。

業界では老舗の企業で、新規事業の立ち上げに携われることが面白そうだと感じていたものの、Oさんは迷っていました。
その理由は、オファーの回答期限がタイトでじっくり考える時間がないこと、会社の事業計画がしっかり立てられているか不安に感じていたことでした。

私はOさんのお話を伺った上で、「不安要素がある状態で、焦って決断するのはやめましょう。不安を解消するために、気になることを確認する面談の場をつくってもらってはどうですか」とアドバイスをしました。
企業がOさんの入社を真摯に考えていれば快く対応してくれるはずですし、もし対応してくれない場合は、その企業に行かない方がよいのではと考えたためです。

後日、Oさんに連絡をしたところ、「回答期限内に先方が面談を設定してくださり、懸念点を払拭できたので入社を決めました」とお聞きして、ホッと安堵しました。

納得のいくまで企業とすり合わせることが、後悔のない転職につながる

我々が間に入って企業に候補者の方を紹介する場合は、「オファーの承諾前に懸念点をすべてクリアにして、スッキリと意思決定しましょう」とお話ししています。必要に応じて企業との面談の調整も行っています。

前述のNさんのように、エージェントを介さずご自身で企業に直接応募しているケースでは、気になることや不安があってもなかなか確認しづらい部分があると思います。それでも、入社後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、しっかりと納得いくまで企業と話し合い、認識のすり合わせを行うことが重要です。
それが結果的に、企業・ご自身の双方にとって良い結果につながるため、意思決定のタイミングではぜひこの点を意識していただければと思います。

(2021年12月20日)

今回の教訓&アドバイス

迷いがある状態で意思決定せず、懸念点は必ずクリアにする

納得感が持てるまで、企業と認識のすり合わせを行う。オファー面談も有効

コミュニケーションに手間をかけることが、企業・自身双方にプラスとなる

このコラムを書いたコンサルタント
コンサルタント
神田 昭子
日系大手グローバルメーカー、ベンチャーの経営幹部、事業会社のIT系ポジション(セールス、データサイエンティスト、企画職等)を主に担当しております。
デジタルプロフェッショナル専門チーム 所属 】 プロフィールをみる

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