キャリアアップコラム vol.259
30代後半で未経験の業界に転職するときに確認すべきこと

未経験の業界や事業に転職しようと考えたとき、これまでのキャリアは生かせるのか、どのような業界を選ぶべきかなど不安を感じる人もいるでしょう。しかも若手の時期を過ぎて、30代後半ともなればなおさらです。今回は30代後半で未経験の流通小売業界に転職を決めたAさんの事例を基に、未経験の業界に転職する際の心得についてお話しします。

経験やスキルが、思いもよらない業界や企業で活かせることもある

Aさんはメーカー3社、インターネット企業1社で働き、仕事内容としては法人営業、食品の商品開発、販売促進などのマーケティング業務、海外での事業立上げ、起業など多岐にわたる経験をお持ちです。

今回の転職活動では海外経験を活かせる転職先を希望されていて、私がご紹介した小売業の海外事業に関わるポジションで転職先を決定されました。

Aさんのように30代後半の方が転職する場合、企業からは即戦力として早い段階での活躍を期待されるケースが多いです。そのため、未経験の業界にチャレンジする場合は、これまでの職務経験や強みがどこまで活かせるかが重要です。

Aさんの場合は、これまで事業をスケールさせた経験、海外での駐在経験があり文化や商習慣を理解していること、現地の方へのマネジメント経験が企業から評価されました。このように業界が変わってもこれまでの経験や成果、実績が活かせるケースは多いです。

ご自身の経験が未経験の業界で活かせるのかを知りたい場合は、企業側のニーズを把握している我々との面談でアドバイスをお伝えできます。その結果、ご自身では考えもしなかった業界や企業への転職につながるかもしれません。

キャリアアップや年収アップを考えるなら、成長性がある業界・企業を選ぶ

未経験の業界でキャリアアップや年収アップをしていくには、業界や企業の成長性を知っておくことが重要です。今回Aさんが転職する流通小売業の企業様は、全体の売上に対して海外での売上が約50%と海外比率が高いです。

既に4カ国に出店を進めており、海外事業をスケールしていくタイミングです。さらに、ビジネスモデルはオーダーで商品を生産するためキャッシュフローや利益率が高く、海外での市場規模は今後大きくなることが予想されます。

こうした成長の可能性が高い企業に参画できれば、ご自身の今後のキャリアアップに繋がりやすいです。

今回のケースで言えば、海外駐在や海外での社長候補を目指せるポジションでのご縁となりました。業界や企業の成長性についてはご自身でもお調べになると思いますが、面接時に業界や企業の成長の見込みについて質問してみるのもいいでしょう。

自身がやりがいを感じるような機会が得られそうかイメージする

未経験の業界で働くことになると、ご自身が本当に関心を持てるのか心配される方もいます。Aさんもその一人でした。そんなときは、業界や企業に関する第一印象やイメージは大事にしつつも、視点を変えて自分がその会社で働いている様子をイメージできるか考えてみるといいでしょう。

まず、自身がどんな時にやりがいを感じるのか、どんな瞬間にエネルギー量が高まるかを振り返ってみてください。

そのシチュエーションがわかれば、転職後にそういった機会が得られるのかという視点で、面接時やオファー後の面談、既に働いている方々との会食などを重ねていきましょう。

Aさんも企業様とのやりとりを重ねていく中で、流通小売業界やその企業でご自身が働くイメージを膨らませることができました。もちろん実際に働いてみないとわからない部分はありますが、その会社で自分のモチベーションが上がる機会があるかという視点で確認することが重要です。

(2023年10月20日)

今回の教訓&アドバイス

これまでの経験が未経験の業界や企業でどう活かせるかを確認

候補となる業界や企業の成長性の裏付けをとる

やりがいやエネルギー量が高まる瞬間を振り返ってみる

このコラムを書いたコンサルタント
コンサルタント
佐野 慶樹
サービス(流通小売、外食、ホテル、アパレル、エンタメ)、IT/WEB、ヘルスケアの企業などを担当。特にBtoC向けサービス企業が得意です。ポジションはCXO、経営企画、事業企画、管理部門、マーケティング、料理人、パティシエなど幅広く担当。 プロフィールをみる
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