インターネット(Webビジネス)業界 採用動向レポート 2015年〜2016年

2018年4月にかけての、採用動向をまとめたレポートです。

Webビジネスの市場規模は、5年前の2010年には約10兆円程度の規模でしたが、今後も更に拡大し、2020年には約5倍の50兆円近くに達すると言われています(※)。スマートフォンの普及が急速に進んでいることは周知の事実ですが、EC・通販サイトをはじめ、ポータルサイトやSNSを運営している企業はもちろん、近年大きな盛り上がりを見せているキュレーション系アプリ・メディアや、フリマアプリなどに代表されるCtoCサービスなど、特に消費者向けサービスを提供しているWebビジネス企業の急速な成長が市場規模拡大の大きな要因の一つであると言えます。

これら市場規模の拡大を牽引しているWebビジネス企業は急速な成長を続けている一方で、慢性的な人材不足という深刻な課題を抱えています。優秀なエンジニアやクリエイターを積極的に採用し続けているのはもちろんですが、近年では、経営企画やマーケティング、更には人事など様々な部門で積極的にポストコンサルタントを採用する動きが活発化しています。

成長著しいWebビジネス企業は、更なる成長に向けて新規事業開発やM&Aなどを積極的に行っており、新規事業開発推進を担う人材としてポストコンサルタントを求めているだけでなく、M&A業務に精通した財務系コンサルタント出身者や投資銀行出身者、さらには、買収した事業の経営を担う人材にもポストコンサルタントを求めています。実際のところ、ポストコンサルタントの先人達が転職後に大きな成果を上げている実例が増えてきたことや、先人達の努力によって事業会社で活躍する為の「フレームワーク」が出来つつあり、ポストコンサルタントのキャリアパスが良く見えるようになってきたことも積極採用に拍車をかけているようです。

Webビジネス業界は今後も更なる成長が見込めますが、その舞台はもはや日本に限られたものではなくグローバルに広がっています。新規事業やグローバルでの経験等、その機会に触れる可能性の高いWebビジネス業界にて経験を積むことはネクストキャリアの幅がより一層広がると言えるでしょう。

※「経済産業省平成23年度次世代高信頼・省エネ型IT基盤技術開発・実証事業(ウェブビジネスの動向を踏まえたIT産業における競争力強化戦略に関する調査研究)」調べ

このレポートを書いたコンサルタント
コンサルタント
武田 直人
CXOをはじめ、経営幹部から事業責任者、そしてPdMなど、企業の「要」となるポジションへの転職支援が強み。注目のスタートアップから大手企業まで、Web・インターネットサービス業界が最も得意とする領域。
プロダクトマネージャー専門チーム 所属 】 プロフィールをみる

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