キャリアアップコラム vol.229
意外とできていない、「質問には結論から答える」の面接の基本

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新型コロナウィルス感染症の影響によりオンライン面接が主流になっていることもあって、面接に同席する機会をいただくことが増えてきました。そこで実際に面接同席をしていて改めて感じるのは、「もったいない」と思う面接が非常に多い!ということです。普段通りのコミュニケーションが出来、実力通りの実績を表現していればきっと良い結果になっていたはず、という面接が体感レベルで半分くらいあります(武田調べ)。では原因は何なのか?そのポイントは「面接での受け答え」つまりは、面接の場に適したコミュニケーションをしているかどうかに尽きます。

 

面接は「面接官が聞きたいことを聞く場」です

少し乱暴な言い方ですが、面接は「面接官が聞きたいことを聞く場」と頭の中で割り切ってコミュニケーションすることをお勧めします。逆に「アピールするぞ!」というモードで面接に臨むと失敗する確率が高まります。「えっ!?面接はアピールする場なんじゃないの?」と思うかもしれませんね。確かに、志望度や熱意の高さ、これまでの経験・実績や人柄など全方位的にアピールすることは大事です。ただそれはあくまで面接官の質問にまずしっかりと答えていることが前提条件です。それをせずにアピールするぞ!の気持ちが強く出過ぎた状態で、面接官が聞きたいことをそっちのけでは、コミュニケーション自体が成立しなくなってしまいます。

基本中の基本「面接での質問には結論から答える」

次のポイントは、コミュニケーションを円滑に進める基本中の基本「結論から答える」です。言わずもがな、と言いたいところですが、面接では意外にも出来ていない方が多いです。例えば「転職理由を教えて下さい」の問いに対し「大きく2つあって、〇〇と〇〇です。まず一つ目の〇〇について詳しく説明すると・・」という具合に、結論から回答している場合は面接官との円滑なコミュニケーションが成立しています。しかし、アピールの気持ちが強すぎると、退職理由をポジティブに伝えたいが為に言い訳っぽく回りくどい言い方になる傾向があります。

その回答例は「はい、まずなぜ今の会社に入社したかというと、もともと〇〇がやりたいと思って入社したという経緯があります。入社してからの2年くらいは希望通りの業務に就いており日々やりがいを感じて仕事をしておりました。しかしながら・・」という具合に、面接官が聞きたいことに答えぬままエピソードや背景を延々と話した挙句なかなか結論に辿り着かない。となると面接官は笑顔でうんうんと聞きながら、頭の中では「話が長い。だから結局何で辞めるの!?」と半ばイライラしながら聞いているはずです。これが続くと、的を射た回答が得られない、と判断されて残念ながらお見送りになります。

自分は大丈夫と高を括らず、基本に立ち戻ってみましょう

このコラムをご覧になって「いやいや自分は大丈夫!」と思っている方も多いかと思います。しかし、面接では何の心配も要らないと思っていた優秀な方々が、上記のようなまさかの理由でお見送りになるということを何度も目にしてきました。※実はこれは若手に限った話ではなく、むしろ経験と実績が豊富にある為、語ることが沢山あり過ぎるエグゼクティブの方に多い傾向かもしれません。

面接は「面接官と応募者がコミュニケーションを取り合い、その人がその会社に合っているかどうかを互いに確認し合う場」(※①)と面接官は考えています。面接官の質問の意図を理解し、まずしっかりと結論から答え、その上で熱意と誠意をもってご自身をアピールするコミュニケーションをしていくことを心掛けましょう。そうすればきっと良いご縁が生まれてくるはずです。

※①:弊社代表著書「そのひと言で面接官に嫌われます」より引用

 

(2021年3月22日)

今回の教訓&アドバイス

自身のアピールの前に面接官の質問にしっかり耳を傾ける

面接は「面接官が聞きたいことを聞く場」と頭の中で割り切る

コミュニケーションの基本中の基本「結論から答える」を実践する

このコラムを書いたコンサルタント
コンサルタント
武田 直人
CXOをはじめ、経営幹部から事業責任者、そしてPdMなど、企業の「要」となるポジションへの転職支援が強み。注目のスタートアップから大手企業まで、Web・インターネットサービス業界が最も得意とする領域。
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