PEファンド(バイアウトファンド)業界 採用動向レポート 2016年10月

2016年10月にかけての、採用動向をまとめたレポートです。

コンサルティング業界の採用意欲は引き続き強い状況ですが、PE(プライベート・エクイティ)ファンドにおいても積極採用の企業が増えてきています。背景としてはファンドレイジング(資金調達)がしやすい市場環境ということもあり、ファンドの投資意欲が旺盛なことが挙げられます。
PEファンドの採用では基本的には即戦力(投資検討先のバリュエーション(企業価値評価)や実際に買収する際のストラクチャリングやドキュメンテーションなど)として活躍できる方の採用を行っています。それぞれの領域で専門性をお持ちの方が活躍されるケースが多く、特に下記バックグラウンドの方々が採用される傾向が多いです。

①PEファンド業務経験者
②外資系投資銀行・FAS系コンサルティングファーム・日系証券会社でのM&A経験者
③戦略系コンサルティングファーム・再生コンサルティングファームでのコンサルティング経験者

さらにコンサルティングファーム経験者については、PEファンドがクライアントとなるPJT経験(投資判断におけるビジネスデューデリジェンスのPJT経験や、ファンド投資先のバリューアップPJT経験)がある方を歓迎するファンドが多いです。

また経験と同じくらい重要視されているのが、人物面のカルチャーフィットです。PEファンドの場合、投資先企業に4年~5年かけてチームとして関わっていくことが多い為、組織内のチームメンバーとの相性、組織風土との親和性などは非常に重要になります。同様にファンドというビジネスの性質上、人としての誠実さ、信頼感という点も重要視される傾向が強いです。※優秀だけれども、投資先企業からは受け入れられなさそうという方は見送られる傾向が強いということです。
上記については、ファンドによって風土やポリシーがそれぞれ異なることもあり、直接面接に足を運んでコミュニケーションを取りながら、双方で確かめていくことがポイントになります。

このレポートを書いたコンサルタント
コンサルタント
工藤 直亮
経営幹部、事業責任者等、企業のキーマンとなるポジションへの転職支援が強み。スタートアップのCXOクラス、大手企業の役員クラスまで幅広く支援実績がある。テクノロジー領域のスタートアップ、プロダクトマネージャー、人事組織領域は得意分野。
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