面接官の本音 vol.104   みずほ総合研究所

みずほ総合研究所

公開日:2015.03.10

大企業から中小企業までを広くカバーする同社は、案件の多くをみずほ銀行経由で受注しているのが特徴だ。現在、案件の引き合いは多く、コンサルタントの採用も積極的に行っている。外資コンサルティングファームにて培った豊富な経験を持ち、現在大企業向けの戦略コンサルティングチームを率いる宮澤氏に、同社で働く魅力や求める人材像についてお話をうかがった。

みずほ総合研究所 主席コンサルタント 宮澤元氏

Contents

【インタビュアー】コンサルタント 奈良 元生

みずほブランドを最大限に活かし、大企業向けの基幹産業における戦略立案を行う。

Q

まず初めに、宮澤さんのチームのビジネス領域や特徴についてお聞かせいただけますか?

宮澤

他社との違いとしては、国内の大規模な基幹産業における案件が多いことが挙げられます。超巨大企業に位置づけられるクライアントを相手に、今後どのように産業を成長させていくかについて戦略を立てていくのが我々の主なミッションです。

Q

案件としては、中長期戦略が多いのでしょうか?事業再生などもあるのでしょうか?

宮澤

はい、中長期戦略がメインです。事業再生については取り扱っていませんが、特定の事業を中止すべきか否かについてジャッジを行う、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの案件は多いですね。また、日系企業の海外進出に関する案件もあります。

Q

なるほど。他社との競合についてはいかがですか?

宮澤

競合になる場合もありますが、当社のみにご依頼いただくケースもあります。銀行系列ということでクライアントから信頼をいただいていて、やはりみずほブランドというのは大きいと感じています。

Q

宮澤さんは大企業向けの戦略コンサルチームをご自身で立ち上げられていますが、ゼロからスタートする上でのご苦労はあったのでしょうか?

宮澤

いかに認知を広めていくかということと、みずほグループという強力なバックグラウンドをどう活かすかということですね。今では銀行との太いパイプラインを築くことができましたので、案件に困ることはありません。

求めるのは「国語力」があり、日本の産業をどう変えていけるかという強い志を持つ人。

Q

採用についてお伺いしたいのですが、面接で重視するポイントは何ですか?

宮澤

自分も含めて全てがパーフェクトな人はいないと思っていますので、この環境で成長できる人が良いと考えています。そのため、能力とやる気については見ています。自身が伸ばすべき領域を理解している人は、学びが蓄積されていくので強いですね。

Q

貴社で成長できそうな人というのは、面接で分かるものなのでしょうか?

宮澤

7~8割は面接で分かると思っています。クライアントとのコミュニケーションの取り方も含めて、お会いしてお話すれば大体判断できます。ここで言うコミュニケーションはフレンドリーに話すということではなく、相手がきちんと理解できるように正確に伝えるという、いわば国語力のようなものです。クライアントに企業戦略を伝える上でも、単に選択肢を挙げるのみに留まらず、クライアントにとって何が本当に最適な選択なのかを示すためにはこのスキルが不可欠です。良い提案や報告を作成できるのも、この国語力があってこそだと思います。

Q

そういうことですね。では、実際の面接ではどのような質問をされますか?

宮澤

共通しているのは、「これまでのご自身の経歴・実現してきたこと」「今後何を達成したいのか、どう成長したいのか」でしょうか。何が足りないのかをご理解している方が、最も伸びる方だから、ということです。

Q

ありがとうございます。実際に貴社で活躍されているのはどんな方なのでしょうか?

宮澤

人の話をよく聞ける人、自分の考えを自分の言葉で述べられる人、また本当にこれで正しいのか常に検証できる人ですね。

Q

宮澤さんご自身は、どこに魅力を感じられて入社されたのか教えてください。

宮澤

みずほフィナンシャルグループ内にあるシンクタンクとして、日本の重要な方向性に携わる機会が多い点が一番の魅力だと感じています。

Q

入社後の成長については、他のコンサルファームと比較していかがでしょうか?

宮澤

経験がさほどなくても早期に重要な役割をお任せするため、プレッシャーは当然あるものの、他では味わえないような経験ができるでしょう。また、当社の場合、量よりも質を重視しています。信用がある上でクライアントから依頼いただいているので、信用を得るためだけに不必要な大量分析を行う必要はないですし、扱うテーマが重要なだけに私自身も入念にチェックしており、やり直しが発生することもまずありません。

Q

最後に、候補者の方々へメッセージをお願いします。

宮澤

日本では昔からトップ企業の手がける大事業に対して金融機関が大きな役割を果たしてきました。現在でも、強力な銀行チャネルを持っている当社では国の基幹産業に関わる重要案件を獲得するチャンスが豊富にあります。高収入だけを望むのであれば他にもっと適した環境があると思いますが、日本の産業をどう変えていけるかという強い志のある方には当社はベストな選択だと言えます。この思いに共感していただける方には、ぜひ我々の一員として参画してほしいですね。

インタビュアー / コンサルタント 奈良 元生

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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