キャリアアップコラム vol.249
中長期的なキャリアの定期健診は、信頼できる転職のプロと

日々さまざまな方と面談でお会いしますが、実は「すぐに転職したい人」はそれほど多くなく、実際は「転職するかどうか決めていない人」が大半です。転職するかどうか決めていない人の中にも、さまざまな転職意識の違いがあります。

例えば、転職すべきかどうかで悩んでいたり、転職する明確な理由はないが「良いところがあれば考えたい」と思っていたりする、転職を意識している方々。もう少し手前の段階で、中長期的なキャリアの相談を希望する方々もいます。例えば、「今すぐの転職は考えていないが漠然とした将来の不安を解消したい」「今の自身の市場価値を知って今後に備えたアドバイスがほしい」といったご相談です。

今回は「中長期的なキャリア相談」にフォーカスして、お話しします。

キャリアを中長期的に相談し続けられる相手は、実はほとんどいない

皆さんは、転職や今後のキャリアについて考えたいと思ったら、誰に相談しますか?先輩・上司や友人などにキャリアの相談ができるなら、その関係性含めてとても素敵なことです。

ただ、いくら信頼関係があっても、言葉を慎重に選びつつ深い本音までは話さない範囲で、相談するのではないでしょうか。このように、信頼できる方がいたとしても、私生活の延長線上の方に対して、キャリアについて相談し続けることは難しいことが多いでしょう。

「転職やキャリアの相談」と一言で言っても、人それぞれ目的や背景、マインドやコンディションが異なります。特に初めて転職を考えはじめた方は、誰に何を相談したらいいかわからないかもしれません。

キャリアコンサルタントやアドバイザーは、それぞれ強みが違う

結論からお伝えすると、キャリア相談の相手は、相談内容に適した情報・知見・スキルを持ち合わせた人を選ぶべきです。

転職であればキャリアコンサルタントやキャリアアドバイザーですが、実はそれぞれに特性があります。例えば、私たちクライス&カンパニーのキャリアコンサルタントは、キャリア全般に精通し、「今すぐの転職」に限らずキャリアや転職のご相談を受けています。一方、ある業界・領域に特化した転職エージェントもいますし、企業側との接点を持たず候補者との面談を専門に行うキャリアアドバイザーもいます。

こういったキャリアコンサルタントやキャリアアドバイザーの特性や強みを把握した上で、目的にマッチした相談相手を選択することが非常に重要です。

キャリアの定期健診のススメ

中長期的なキャリア相談はキャリアコンサルタントにするべきだとお伝えしましたが、「すぐに転職すると決めていないのに、相談してもいいのか?」と思った人もいるかもしれません。具体的な進め方としては、キャリアを相談できるキャリアコンサルタントと、普段から気軽にコンタクトできる状態を保っておくことです。

そして、半年に1度くらいのペースで「キャリアの定期健診」のつもりで面談を依頼してみましょう。面談時には「この半年、1年でこうなっていたい」という目標を立てます。そして次に面談するときに、半年間の実績を職務経歴書に追記しておくのです。
すると、「何が実現できて、何を実現できなかったか?その要因は何か?」「次の半年はどうすべきか」などを、しっかり振り返ることができます。

こうしたキャリアの定期健診を繰り返していくと、いよいよ転職を現実的に考える頃には、自身のキャリアの見通しがクリアになってきているはずです。また、これまで相談してきたキャリアコンサルタントは、あなたのキャリアを誰よりも知っている、頼もしい存在になっていることでしょう。
よろしければ、我々と一緒にキャリアの定期健診をしていきませんか?

(2022年12月20日)

今回の教訓&アドバイス

相談すべき相手を選択することが、キャリア形成において非常に重要

中長期にわたってキャリア相談できる人(プロ)との関係性を作っておく

半年~1年に一度は「キャリアの定期健診」をする

このコラムを書いたコンサルタント
コンサルタント
武田 直人
CXOをはじめ、経営幹部から事業責任者、そしてPdMなど、企業の「要」となるポジションへの転職支援が強み。注目のスタートアップから大手企業まで、Web・インターネットサービス業界が最も得意とする領域。
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