面接官の本音 vol.157   ファインディ株式会社

ファインディ株式会社

公開日:2023.07.10

「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」をビジョンに掲げ、エンジニアの可能性を拡げるべく、「Findy」「Findy Freelance」「Findy Team+」「Findy Global」の4つのサービスを展開しているファインディ株式会社。同社に4人目の社員として2018年に参画し、現在は執行役員兼社長室長を務める扇谷勇多氏にお話を伺った。

ファインディ株式会社 執行役員 社長室長 扇谷勇多氏

Contents

【インタビュアー】コンサルタント 菱沼 史宙

短期の転職支援に留まらず、長期的視野でエンジニアが幸せに活躍できる世界をつくりたい。

Q

まず初めに、貴社の事業内容についてお聞かせいただけますか?

扇谷

当社は2016年に創業し、現在ITエンジニアの方向けに4つの事業を行っています。企業とエンジニアのマッチングサービスが「Findy」「Findy Freelance」「Findy Global」であり、エンジニア組織のパフォーマンス改善サービスが「Findy Team+」です。

我々は、短期的な転職支援だけではなく、長期的な視野で「エンジニアにとって働きやすい組織に優秀なエンジニアが集まる」という世界観をつくっていきたいと考えています。高いコストを投じて上手くPRできる会社が一時的には採用に成功するものの、入社後に双方のギャップが出てしまうことも多いというHR領域の構造的な問題がある中で、この課題を改善していきたいと思っています。

今後は、エンジニアプラットフォームを通して、教育・転職・入社後の活躍までのライフサイクルを一気通貫でご支援していき、ひいては日本のイノベーションを増やすことに繋げていきたいと考えています。

Q

貴社ならではの強みや魅力についてもぜひ教えてください。

扇谷

ITエンジニア向けのサービス領域は新規事業の立ち上げや事業グロースの余地が大きいことが魅力です。一般的なtoC向けサービスの領域は比較的事業が立ち上げやすく、マーケットが飽和しつつある一方で、ITエンジニア向けのサービス領域は専門性が高く、多角的に事業を展開しているプレイヤーが少ないため、ホワイトスペースが多いと考えています。

現在はマッチング・組織改善の領域で事業を展開していますが、海外市場も非常に大きく、SIer領域の営業支援やリスキリングなど他の事業ドメインも多数存在しているので、ビジネス系の職種の方にとって多くのチャンスを得やすい環境と言えます。

ファインディ株式会社

面接で注目しているのは、ラーニング・アンラーニングする力と、未来を見立てる力。

Q

貴社の面接で、特に注目して見ておられるポイントはありますか?

扇谷

ビジネス系の職種の方の場合、エンジニアリングの領域にはこれまで馴染みが無かった方が多いため、新しく学んでいく姿勢が無いと入社後に苦労されると思います。そこで、当社の面接ではラーニング・アンラーニングする力を特に重視して見ています。

ラーニングに関しては、入社後にプログラミングを勉強して欲しいということを伝えていますね。そのハードルがあっても、本当にこの領域でやりたいと思える興味関心があるか、あるいは危機感があるかどうか。テクノロジーが加速度的に発展し続ける未来が前提となる中で、無くなる仕事と残る仕事とが明確に分かれていくと思います。そのトレンドについて、その方がどれだけラーニングするスタンスを持っているかを見たいと思っています。

また、アンラーニングに関しては、柔軟性高く「郷に入れば郷に従う」スタンスがあるかを見ています。スタートアップでは緻密さよりもまずは実行し、仮説検証を素早く回すことが求められるので、スピード感の切替えができるかどうかが重要です。我々も、入社された方に対して、何を基準に物事を進めるかという判断基準を明確に伝えていく必要があると感じています。

Q

扇谷さんが面接で感じられている本音について、ぜひお聞かせください。

扇谷

新卒の時は自分のキャリアや成長軸での就職活動で良いと思いますが、30代以降の方にはベクトルを自分軸だけではなく、「世の中にどのような価値を提供したいか」にも目を向けて欲しいです。とは言え、初めからエンジニア領域に興味や課題感を持つのは難しいと思うので、まずは当社の「豊かな日本を残したい」という考えに共感いただけると嬉しいです。

私自身、最初から日本の将来への危機感や貢献欲求がそこまで強かったわけではありませんでしたが、日本のイノベーションを増やし、日本発のITグローバル企業を創出するという代表山田のビジョンに惹かれて、少なからず今は次の世代に豊かな日本を残したいという気持ちを持っています。

Q

貴社にとって、『志ある人材』とはどのような方でしょうか?

扇谷

「長期的な視点を持てる方」です。私が代表山田と初めてカジュアル面談した際「後世に良い日本を残していきたい」という長期のビジョンを語っていた姿が印象的でした。

また、山田は前職でハードシングスを経験し、ビジネスパーソンとしても組織で結果を出して役員まで昇進しているので、壮大なビジョンを掲げつつも愚直にやり切ることができる、両者のバランスが非常に取れている方だなと思ったんですね。私は面接の中で、長期の視点を持ちながらも目の前の仕事をやり切れるかどうかを重視して見ています。

Q

最後に、貴社を志望される候補者の方に向けて、ぜひメッセージをお願いします。

扇谷

先ほどのお話とも重なりますが、「未来をどう見立てるか」が重要だと考えています。ChatGPTの流行が顕著な例ですが、AIが我々の実際の業務に浸透するスピードが今後益々加速する中で、テクノロジーの最先端を知り、関わることの価値は非常に高まっていくと思います。

そのような経験や知識が積める環境がまさにファインディにはあると思っていますので、当社に興味をお持ちいただける方や、挑戦してみたいと思っていただける方と是非一緒に働きたく、ご応募をお待ちしております。

インタビュアー / コンサルタント 菱沼 史宙

構成: 神田昭子

撮影: 波多野匠

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

担当コンサルタントから

コンサルタント 菱沼 史宙

ファインディさんはミッション・ビジョンとプロダクトづくり、組織づくりが一貫している印象を元々持っていましたが、今回のインタビューを通じて改めてブレない強さを感じました。
全ての活動のベクトルが社会課題に向いているからこそ、採用候補者に対しても現状に対する課題意識や、そこに向き合う覚悟感が求められますが、そこさえマッチすればしっかりとコトに向き合いながらキャリアを鍛えられる環境だと思います。ITリテラシーがより強く求められる時代だからこそ、ファインディさんのようなテックスタートアップで覚悟を決めてキャッチップできれば、大きな価値になるはずです。
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