面接官の本音 vol.108   株式会社メドレー

株式会社メドレー

公開日:2015.11.10

「医療ヘルスケア分野の課題を解決する」ことをミッションに掲げ、2009年に設立されたメドレー。現在、医療介護分野の求人サイト「ジョブメドレー」、医療情報提供サービスの「MEDLEY」、そして介護施設の検索サービスの「介護のほんね」の3事業を強力に展開している。なかでも、医師の経験を持つ人材が主導する医療情報提供サービス「MEDLEY」は、社会的にも非常に意義のある事業として注目を集めている。

株式会社メドレー 執行役員 戦略実行室室長 寺町健氏

Contents

【インタビュアー】コンサルタント 工藤 直亮

日本の医療を変える。大きなビジョンを掲げ、スペシャルな人材が集うベンチャー。

Q

御社の事業の現況をご説明いただけますか。

寺町

当社は創業以来、日本の医療介護現場の人材不足を解消するための求人サイト「ジョブメドレー」 を主力事業として展開してきましたが、2015年から医師の資格を持つ豊田(剛一郎氏)が共同代表として参画し、医療情報提供サービスの「MEDLEY」を新たに立ち上げました。これは、病気に関するさまざまな情報を広く一般の方々に提供していくサイトであり、世の中の人々の医療リテラシーを向上させることで、医師がより効率的に質の高い診療や治療を行い、また患者さんも医療について合理的な選択ができる環境づくりを図っていこうというものです。

Q

そうした事業を推進している御社ではいま、どんなポジションで人材を求めていらっしゃるのでしょう。

寺町

サービスを開発していくWebエンジニアや、サービスを世間に向けてPRする広報、さらには新たなクライアントを獲得していく営業など、さまざまなポジションで人材を必要としています。また、メドレーという企業を今後さらに発展させていくために、事業の企画や組織のマネジメントを担える人材も採用していきたいですね。

Q

候補者の方々との面談には、寺町さんはどんなスタンスで臨まれているのですか。

寺町

当社はまだ名もない小さなベンチャーですので、まずは我々の「ビジョン」と「人」に魅力を感じていただきたいと思っています。我々がやろうとしているのは、日本の医療をあるべき形に変えていくこと。たとえば医療費の問題ひとつとっても、いまや税収に匹敵する規模にまで膨れ上がっており、このまま医療費を削減しなければ日本という国自体が潰れてしまいかねません。そうした問題の解決に私たちは本気で挑んでいるということを、まずはみなさんに訴えています。そして、それを果たせるだけの能力を持った人材が当社には揃い始めています。冒頭にご紹介した豊田をはじめ、医師経験を持つ人間が社員として数名参画していますし、また、グリーやヤフー、リブセンス、リクルートなどの有力なWebサービス企業からも、事業開発などで実績のある人材が続々と当社に入社しています。さらに、我々のビジョンに共感した弁護士も共に働いており、我々の同志として法律面から医療サービスの企画開発に関わっています。人材面においても非常に魅力のあるベンチャーだということを、面談の場で候補者の方々にお伝えしています。

強い“パブリックマインド”を持ち、困難を楽しめる方に参加してほしい。

Q

面接で候補者の方々に必ず聞く質問はありますか。

寺町

面接でうかがっているのは、過去に経験された仕事において、困難に直面した時にどんな姿勢で取り組んだのかということです。我々はまだ誰も手がけていないことにチャレンジしようとしており、当然、困難な事態にもたびたび直面します。極言すれば、そうした困難を楽しみ、自らアイデアを出して乗り切れるぐらいの方に参加していただきたいと考えています。また、その方が将来何をやりたいのか、ということもおうかがいしています。我々のビジネスの根底には、多くの人の役に立ちたい、世の中をもっと良くしたい、という“パブリックマインド”があり、それをお持ちでないと当社になじむことは難しいと思います。

Q

最近お会いされた候補者の中で、印象の良かった方はいらっしゃいますか。

寺町

先日お会いしたのは、前職で優れた実績を築かれていて、おそらくどんな企業に行っても十分通用するような方でしたが、「世の中に本当に価値のあるものを提供したい」と当社を検討していただきました。すでに他社がやっているビジネスに自分たちも加わって競争しあうのではなく、自分たちの手で社会を変えるようなビジネスを開拓していきたいという気概を感じました。社内でもそういう方を好むメンバーが多いと思いますね。

Q

逆に、御社に不向きなのはどんな人材だとお考えですか

寺町

まだまだ進化の途上にある当社では、自分で仕事を創り出していくことが求められますので、仕事が与えられるのを待つ受け身の人は厳しいと思います。また、仕事に取り組むスピード感も重要です。いま当社は、大きなビジョンの達成に向けて目の前の行動を積み重ねていなければならないフェーズにあり、100点の完璧なプランを作ることにこだわるのではなく、80点のプランをどんどん作ってアクションしていくことが求められます。そうしたスタイルをとれない方は難しいかもしれません。

Q

最後に、候補者の方々にメッセージをお願いします。

寺町

私自身、本当に医療の世界を変える第一歩をこの会社が創り出すと確信しています。そこに一緒にチャレンジしていくことは、みなさんの人生にとっても大きな経験となるはずです。私も大手のWebサービス企業から転職してきた人間ですが、まさにそんなチャレンジができることに惹かれてこちらに参画しました。日本の医療の問題は、国の未来に関わる重大なテーマであり、国も後押しするなど当社には追い風が吹いています。みなさんとともに、社会を変える風穴を開けていきたいと思っています。

インタビュアー / コンサルタント 工藤 直亮

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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