面接官の本音 vol.60   データ・フォアビジョン株式会社

データ・フォアビジョン株式会社

公開日:2012.10.03

データ・フォアビジョン株式会社 数理分析本部 ソリューション第六部長 福本信吾氏

Contents

Q

面接で重視されるポイントを教えていただけますか?

-

面接では3つのポイントを重要視しています。まず1つ目は“積極性”です。分析業務では、統計学、金融・銀行業務の知識、IT・データベースなど、様々なスキルが必要となります。ただ、これらを全て網羅して仕事してきた人はほとんどいないと思っています。入社してから必要なスキルを身につけて頂きますので、意識して自分を高めていこうとする積極性があるかどうかを見ています。2つ目は“ひとりで仕事をやりきる力強さ”です。分析の場合はプロジェクトの特性上、パーツ毎に仕事を分けて担当することが難しいため、一人で案件をやり遂げて頂く必要があります。3つ目は“チーム力”です。2つ目と矛盾するようにも感じますが、ひとりで何でもできる人はいません。苦手分野はチーム内で補完しながら仕事を進めていくことになるので、周囲を巻き込んで仕事をできる人かどうかも重要なポイントになります。

Q

必ずお聞きする質問はどんな質問ですか?

-

「これまでにやり遂げたこと、またその際に自分はどのように関わったか?」、「他人に誇れるものはあるか?」の2点は必ず聞くようにしています。この質問の回答から、上記の重視する3つのポイント以外にも、その方の価値観、考え方、自分に対する自信などが見えてきます。深く考えて仕事の経験を積んできた方は、多少予想外な質問をしてもうろたえることなく回答できます。クライアントの重役と打合せをする場面などプレッシャーの掛った状況でも、しっかり自分の考えを持って堂々と説明できるかどうかを判断します。

Q

今までの面接で印象に残っている候補者はどんな方ですか?

-

当社ではよく話題になるのですが、テレビ局のADを採用した事があります。もちろん分析業務で生かせる経験はほとんどなかったのですが、なぜADになったか?なぜ今回このような大きなキャリアチェンジを考えているのか?当社で何がやりたいのか?などの質問に対して、一貫性があり、理論立てて説明していただけました。また、ADとしてやり遂げたこと、仕事に対する姿勢、「経験がない部分はなんとかします」という強い意志が伝わってきたこと、生き方等にとても好感を持ち、ポテンシャルを期待して採用することにしました。ちなみに現在分析チームの№2として活躍しています。

Q

御社が求める人物像を教えてください

-

芯が通っている方、嘘偽りがなく真っ直ぐな方が良いですね。面接用に考えられた回答を聞くと少しがっかりします。ネガティブな事でも正直に話して頂ける方に好感を持ちますね。また主体性、責任感が強い方が望ましいです。当社では「この案件のオーナーは誰?」ということがよく問われます。自分の担当案件で何かあった時に、最終責任者としてやり遂げられる力強さを求めます。また、専門性の強い事業を行っていることもあり、専門分野を深める為の勉強がしたいというスタンスの応募者もいらっしゃいます。ただ、どんなに専門スキルを持った方でも、ビジネス視点や、世の中にどういったインパクトを与えたいか、という想いを持っていない方は、当社では難しいと思っています。

Q

転職を考えている方にアドバイスをお願いします

-

当社は金融宮大工を自負し、金融とITを融合させ、これまで世の中になかったソリューションを生み出し、歴史に残るものを創り続けていきたいと思っています。今では会社もある程度大きくなり、業界内での知名度も上がってきましたが、これまで積み上げてきたブランドにぶら下がるのではなく、この事業基盤を生かして、もっと大きな事を成し遂げたいという方に応募してもらいたいと考えています。将来的にはノウハウを生かして海外にも進出できると確信しています。もうベンチャーの域は超えていますが、ベンチャースピリットを持ち、金融業界の「業界スタンダード」となる新しいソリューションを発信していきたいという想いを持った方には、チャレンジングな環境を提供できるはずです。

インタビュアー / クライス&カンパニー

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

面接官の本音の一覧へ

無料で転職相談/在宅で相談OK!リモート面談好評実施中