面接官の本音 vol.48   日本オラクルインフォメーションシステムズ

日本オラクルインフォメーションシステムズ

公開日:2012.09.03

日本オラクルインフォメーションシステムズ

Contents

Q

面接で重視されるポイントをおしえていただけますか?

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まず面接では、 “お互いを”しっかり理解する場にするということを意識しています。弊社では全くのポテンシャルではなく、一定分野に「強み」をもった方に入社して頂き、我々の目標とするゴールを共に目指して頂くことを期待していますので、一方的にお話しを聞くのではなく、ビジネスミーティングのようなスタイルで弊社のビジネスの現状を「伝える」ことを積極的に行います。その上でこちらがお伝えした内容と、ご自身のこれまでの経験を踏まえて、何が出来るか、何をやりたいかを上手くイメージして頂ける方に入社して頂きたいと考えています。イメージできるかどうかは、能力というよりもその方の資質や、今までの仕事への取り組み姿勢に左右されますので、結果的に弊社が重視するポイントである「問題意識をもって、能動的に業務に取り組んでいた方かどうか」が、こういったやりとりから良く見えてきます。このような方は1年後の伸び方が全く違うと感じています。

また、こういったスタイルで面接を行う背景としては、入社後お任せする業務内容をより早い段階でリアルにイメージして頂きたいためでもあります。弊社はあくまでパッケージベンダーですので、コンサルティングのスタイルが、上流からビジネス戦略、業務改革を提案するコンサルティングファームやゼロから作り上げるシステムインテグレータとは大きく異なってきます。弊社の行うコンサルティングビジネスの「領域」、「スタンス」、「魅力」、「難しさ」などは事前にしっかりと理解して頂きたいと思っています。当然、面接にお越し頂く前に理解されているのが理想ですが、どうしてもイメージできない方は面接の中で積極的に質問頂いて理解を深めて欲しいと思います。

Q

必ずお聞きする質問はどんな質問ですか?

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重視するポイントでも少し述べましたが、コンサルタントの採用ではその方の「資質」面を特に見ていきます。ポイントとしては、「イニシアティブ」、「ストレス耐性」といった観点から質問いたします。具体的には、「仕事を次のステップに進めていく上で何を考えてどのように動いてきたか? そしてそのプロセスの中で何を学んだか?」という質問を必ずします。しっかり自分で考え、試行錯誤しながらとにかく能動的に業務を前に進めていく姿勢が身に付いていることはコンサルタントとして重要な資質と考えています。仮に開発経験しかなくとも、上記のような姿勢を持たれている方であれば、成長の素地はあると判断します。

また、「窮地、修羅場と言われる場面でどのような対応をしたか?」ということからストレス耐性を見ていきます。本当に苦労して頑張ってこられた方かどうかは、こういった質問への回答のし方や表情ですぐにわかりますね。自分で解決できないことであっても、クライアントや周囲を巻き込むような動きが出来る方であれば頼もしいと感じます。

コスト、スケジュール、技術、業務要件などで行き詰ったときこそ、コンサルタントの真価が問われるタイミングですので、上記のような質問でその辺りを良く確認するようにしています。

Q

今までの面接で印象に残っているケースをおしえてください。

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私が面接した際には、とても積極的でモチベーション高いと感じた方が現場リーダーとの面接でNGになってしまったことがあります。このときのポイントは「チームワーク」「対人コミュニケーション」でした。確かに、一生懸命自分のことをプレゼンテーションして頂いているときには、話しの上手さと、モチベーションの高さという点で非常に魅力的に感じました。しかし現場との面談の際には、具体的な質問に対する答えに、窮してしまう場面が何度かあったようです。挙句、「結局、私はどう答えれば選考が通過するのですか?」と、若干横柄な態度で面接官に質問するなど、現場としては同じチームとしてやっていけない方と判断したようです。プレゼンテーションがいかに上手く、モチベーションが高くても弊社のコンサルタントとしては不十分といえるケースでした。

Q

御社が求める人物像を教えてください。

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今までのまとめにもなりますが、一番大事なのは「仕事に対する取り組み姿勢」です。目の前の仕事に対して前向きに、かつ能動的に取り組む姿勢が欲しいです。当然一人では対処出来ないことも出てきますので、その為に周囲を巻き込むためのコミュニケーションスキルやチームワークマインドの高さが必要になってきます。挫けず、能動的に、チームを巻き込んで業務を進めていくことが出来る方にお越し頂きたいです。

また、通常の業務と並行して、地道にスキルアップの努力を出来る人であって欲しいですね。自ら目標を立て継続的に学び、かつ身に付けた内容を周囲に敷衍していくような動きまできっちり出来る方が理想です。忙しいなか非常に難しいことですが、いくら現状のスキルが高くても、こうしたマインドを無くして採用は難しいと考えています。技術スキルや業務知識は、あくまで「姿勢」の上に成り立つものと考えています。

Q

転職者へのアドバイスをお願いします。

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将来的にどのようにキャリアアップしていくかを明確にイメージして頂きたいですね。将来的な目標とそこに到達するためのイメージが出来ている方は人の何倍ものスピードで成長されていきます。我々としては、手の届く範囲の中(所属チーム)だけでの動きから、プロジェクト全体がどのように動いているかという大きい視野で常に意識し、そこに対して積極的に働きかけていける人=「一流」を目指して頂きたいと思っています。

現在弊社では PeopleSoft、JD Edwards、Siebelと提供できるソリューションが急速に広がっています。人事、会計、流通、生産管理等といった業務分野やテクノロジー分野といった現時点で持たれている「強み」をもう一歩広げ、「一流」を目指していきたいと強く思っていらっしゃる方には、魅力的な環境ではないかと思っています。

インタビュアー / クライス&カンパニー

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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