ニュース 志あるハイクラスへの意識調査を実施。今年度、新たに挑戦したいことの第1位は「生成AIの業務への活用」

クライス&カンパニー

「志あるハイクラス人材のキャリア意識調査」を実施
今年度、新たに挑戦したいことの第1位は「生成AIの業務への活用」
~テクノロジーなどの学習意欲が高水準、「運動・身体づくり」も13%で関心高まる~

クライス&カンパニーは、当社のキャリアカウンセリングを受けた転職希望者を対象に実施している「ハイクラス人材のキャリア意識調査」の一環として、「新年度に挑戦したいこと・強化したいこと」に関する最新のアンケート結果を発表いたします。

■設問:「新年度に挑戦したいことやさらに強化したいことは何ですか?(複数回答)

【全体】

全体の調査結果では、「生成AIの業務への活用」が全体の20%と最も多く、AIスキルがハイクラス層のキャリア開発において重要なテーマであることが浮き彫りとなりました。ChatGPTを始め、Gemini、Claudeなど生成AIの実用化が進む中で、業務適用フェーズに関心がシフトしていると考えられます。

 

次いで、「テクノロジー関連のインプット・学習(14%)」「興味あるテーマでの学習(13%)」「運動・身体づくり(13%)」が上位に入りました。身体づくりがこの順位に入った点からは、リーダー層がウェルビーイングや持続可能な働き方にも意識を向け始めていることがうかがえます。

 

一方、「副業(6%)」や「転居・移住(3%)」「プロボノ活動(1%)」は少数にとどまり、生活や働き方の根本的な変化よりも、現職のパフォーマンスやスキル向上に注力する傾向がみられました。

【年代別】20代は“実践志向”と“副業熱”が顕著

年代別で見ると、20代の「生成AIの業務への活用」は25%と全体平均を大きく上回り、さらに「副業」は14%と突出して高い結果となりました。若手ハイクラス層の中には、実務でのスキル活用や複数の収入源の確保を重視する動きが広がっている様子が読み取れます。

一方で「テクノロジー関連の学習」や「興味あるテーマでの勉強」は他年代より数ポイント低く、学習フェーズよりも「使ってみたい」「活かしたい」という意識が強い実践志向型の傾向が見られました。

 

また、「運動・身体づくり」は20代と50代以上で高く、心身のリセットや自己管理への関心が若年層・ミドルシニア層双方で高まっていることも示されています。

【年収別】実践の壁に直面する中間マネジメント層

年収帯別では、「1,400万~2,000万円」の層において「生成AIの業務活用」への関心が5ポイント以上下落して相対的に低く、代わって「テクノロジー関連のインプット・学習」が高い結果となりました。

この層は多くが事業部長クラスや次期役員候補と推察され、生成AIの業務適用に向けて自ら学び直す姿勢がありながらも、現場導入への具体的な突破口が見えにくい課題感を抱えている可能性があります。組織変革や業務改革の“壁”にぶつかっている現状を反映しているとも考えられます。

 

クライス&カンパニーでは、今後もハイクラス人材の価値観や意識変化を定点観測し、「志あるキャリア」の意思決定を支援してまいります。

「志あるハイクラス人材」とは?

当社は、心から頑張りたいと思える仕事には、「年収」や「ポジション」に加え、「志」が必要だと考えています。ビジョンを描き、やりがいを生む源泉となる「志」を持って働くビジネスパーソンたちは、多くの企業から必要とされ、重要な役割を担い、ご自身と企業の成長を通じて社会に貢献しています。収入が高いだけではない、熱い想いを持って日々働く方々を、「志あるハイクラス人材」と呼んでいます。

今回のアンケート回答者の平均年収は1,213万円、平均年齢は36歳となりました。

■クライス&カンパニーの「志あるハイクラス人材のキャリア意識調査」について 

・アンケート調査期間:2025年3月~2025年4月の期間中

・回答者数:198名

・調査手法:当社のキャリアカウンセリングを受けた方への任意オンラインアンケートにて実施。複数回答可の設問を含む。

無料で転職相談/在宅で相談OK!リモート面談好評実施中