ニュース 志あるハイクラスへの意識調査を実施。9割以上が退職時の引き止めを経験していることが明らかに

クライス&カンパニー

「志あるハイクラス人材のキャリア意識調査」を実施
「慰留された経験はない」と回答した人は7.3%で、9割以上が退職時の引き止めを経験していることが明らかになる一方、「慰留で気持ちが揺らいだ」割合は3割未満にとどまる
~退職を伝える際の不安要素では約2割が「強い慰留がありそう」と回答~

クライス&カンパニーは、当社のキャリアカウンセリングを受けていただいた転職希望者に対するアンケート「ハイクラス人材のキャリア意識調査」を実施しております。

その結果として、今回は「ハイクラス人材の退職時の引き止めに関する調査結果」をお知らせいたします。

■「慰留された経験はない」と回答した人は7.3%となり、9割以上が退職時の引き止めを経験していることが明らかになる一方、「慰留で気持ちが揺らいだ」割合は3割未満にとどまる

少子高齢化、産業構造の変化、コロナ禍などさまざまな背景からますます加速している労働力不足。この流れに伴い激しくなっているのが、退職を申し出た人に対する「引き止め」です。今回のアンケート調査では、「慰留された経験はない」と回答した人は7.3%となり、9割以上が退職時の引き止めを経験していることが明らかになりました。一方で、「転職せず残ることを決めた」は1%、「慰留で気持ちが揺らいだ」割合は3割未満にとどまる結果となり、引き止め行為自体に対して約7割と大多数が「揺らがなかった」という判断をしていることがわかりました。

■退職を伝える際の不安要素は約2割が「強い慰留がありそう」「希望の時期に退職できるかどうか」と回答

退職を伝える際の不安要素としては、1位が「転職後活躍できるのか」で23%、続いて「強い慰留がありそう」「希望の時期に退職できるのか」が約20%という結果となりました。転職先が決まって会社に退職を告げる際、引き止められるとしたらどのような内容なのか、自分はどう感じるのか、などがシミュレーションできていない方も多く、強い慰留に不安を感じる方は多い状況です。

■退職交渉の進め方の相談相手は1位の「同じ会社の人(同僚や先輩など)」に次いで「 人材紹介会社」が続く

退職交渉の進め方の相談相手は、1位が「同じ会社の人(同僚や先輩など)」で26%となり、次いで「人材紹介会社」で24%、「友人・知人」22%と続きました。退職を伝える際の準備ができている方は多くなく、いざ引き止めに合って思うような判断ができなかったり、スケジュール通りにいかないケースもあります。人材紹介者の担当コンサルタントなどプロのアドバイスを早めに受けることも解決策の一つに繋がります。

今後も「志あるハイクラス人材のキャリア意識調査」では、ハイクラス層が仕事に関してどのような価値観を持つのか調査し、発表してまいります。

■「志あるハイクラス人材」とは?

当社は、心から頑張りたいと思える仕事には、「年収」や「ポジション」に加え、「志」が必要だと考えています。ビジョンを描き、やりがいを生む源泉となる「志」を持って働くビジネスパーソンたちは、多くの企業から必要とされ、重要な役割を担い、ご自身と企業の成長を通じて社会に貢献しています。収入が高いだけではない、熱い想いを持って日々働く方々を、「志あるハイクラス人材」と呼んでいます。
今回のアンケート回答者の平均年収は1,081万円、平均年齢は35歳となりました。

■クライス&カンパニーの「志あるハイクラス人材のキャリア意識調査」について 

・アンケート調査期間:2023年7月31日~2023年8月31日

・回答者数:160名

・調査手法:当社のキャリアカウンセリングを受けた方への任意オンラインアンケートにて実施。本設問は複数回答可。

■弊社代表丸山が本データを活用して解説する『同僚の退職を「しつこく引き止める人」は内心、何を考えているのか?』はこちらよりお読みいただけます

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