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ベンチャーキャピタリストのキャリア事例

ベンチャーキャピタリストとして活躍されている方

ベンチャーキャピタリストとしてご活躍中の方には、コンサルティング業界や金融業界出身の方々をはじめ、様々なバックグラウンドを持つ方がいらっしゃいます。ここでは、特に他業界からVC業界に転職された方をご紹介させていただきます。ぜひご参考にしていただければと思います。

2025年12月時点の情報です。

コンサルティング企業からベンチャーキャピタルに転身された方々

※敬称略

名前 所属 主な出身企業
湊 雅之 ALL STAR SAAS FUND BCG
原 健一郎 DCMベンチャーズ マッキンゼー
宮宗 孝光 DIMENSION シャープ、ドリームインキュベータ
ポール・マクナーニ インキュベイトファンド リクルート、マッキンゼー
立岡 恵介 グローバル・ブレイン BCG
慎 正宗 グローバル・ブレイン BCG、カートサーモン
梶井 健 グローバルブレイン マッキンゼー
今野 穣 グロービスキャピタルパートナーズ アンサーアンダーセン(現PwC)
高宮 慎一 グロービスキャピタルパートナーズ アーサーDリトル(ハーバードMBA)
宇佐美 篤 東京大学エッジキャピタルパートナーズ 三菱総合研究所

金融業界からベンチャーキャピタルに転身された方々

※敬称略

名前 所属 主な出身企業
澤山 陽平 Coral Capital JPモルガン、野村證券
キャシー松井 MPower ゴールドマンサックス
千葉 貴史 Spiral Capital ドイツ証券、カーライル
伊佐山 元 WiL 日本興業銀行
大西 健史 WiL 日本興業銀行
荒木 翔太 アニマルスピリッツ 監査法人トーマツ、ゴールドマン・サックス証券、シニフィアン
細谷 賢由 環境エネルギー投資 日本興業銀行
福島 智史 グロービスキャピタルパートナーズ ドイツ証券
村上 誠典 シニフィアン ゴールドマンサックス
田島聡一 ジェネシア・ベンチャーズ 三井住友銀行
曽我 悠平 フェムトパートナーズ 新生銀行
坂本 隆宣 フェムトパートナーズ 大和証券SMBC・ドイツ証券・Greenhill(クラウドクレジット・メディフォン CFO)

事業会社からベンチャーキャピタルに転身された方々

※敬称略

名前 所属 主な出身企業
佐俣 アンリ ANRI リクルート
鮫島 昌弘 ANRI 三菱商事
中路 隼輔 ANRI グーグル
榊原和洋 ANRI エムスリー(PhD)
倉林 陽 DNX Ventures 三井物産、富士通
香本 慎一郎 Eight Roads Venture 三井物産
村田 純一 Eight Roads Venture ウォルト・ディズニー・ジャパン
安永 謙 Global Hands-On VC 日商岩井(現双日)
白川 智樹 mint サイバーエージェント
浅田 賢 Salesforce Ventures IBM、インテル、NTTドコモ・ベンチャーズ
奥野 友和 Spiral Capital CCC
西條 晋一 XTech Ventures 伊藤忠、サイバーエージェント
岩澤 脩 UB Ventures リーマン・ブラザーズ証券、野村総合研究所、ユーザベース
難波 俊充 WiL サイバーエージェント
朝倉 祐介 アニマルスピリッツ マッキンゼー、ミクシィ(CEO)
深山 和彦 グローバル・ブレイン NTT、CCC / TSUTAYA online、リクルート
田﨑 茉莉花 グローバル・ブレイン P&G
坂本 祥子 グローバル・ブレイン ドコモ・楽天
山岸 広太郎 慶應イノベーション・イニシアティブ 日経BP、米国CNET、グリー
千葉 功太郎 千葉道場 リクルート、サイバード、コロプラ
小林 賢治 シニフィアン コーポレイトディレクション、ディー・エヌ・エー(取締役)

VC・CVCへのキャリアの実態

VC・CVCへの転職は、特定の経歴を持つ一部の人だけに開かれたものではありません。一方で、「どのような経験や実績が評価されてきたのか」「なぜその人がキャピタリストとして迎えられたのか」という観点で見ると、実際の転職支援の現場には共通する判断ポイントがあるのも事実です。

ここでは、当社が支援してきた転職事例と、日々候補者と向き合っているコンサルタントの知見をもとに、VC・CVCのキャピタリストとして評価されやすい経験・実績の考え方や傾向を整理します。

コンサルティングファームから
VC・CVCへの転職

決定者の特徴

当社支援実績において、コンサルティングファームからVC・CVCに決定している方には、次のような特徴が見られます。

  • M&Aやデューデリジェンスなどのプロジェクトに従事した経験
  • 中期経営計画の策定など経営レベルの戦略策定のプロジェクトに従事した実績
  • 新規事業立案など、事業企画プロジェクトに携わった経験
  • 現場に入り込み、業務設計・DX化・組織設計などを担ったプロジェクト経験
  • 上記テーマをベンチャー企業に支援したり、オープンイノベーションなど大手顧客がベンチャーと関わるプロジェクトに従事した経験

なぜVC・CVCで評価されやすいのか

VC・CVCの業務は主に「投資業務」と投資後の「バリューアップ」に分かれますが、コンサルティングファームでは主に後者の即戦力性と前者のキャッチアップを期待されます(もちろんM&Aなどでファイナンスの知見が身についていると理想です)。経営戦略を策定する戦略コンサルの経験はもちろん評価されます。一方で、ベンチャーでは組織体制や業務フロー、社内システム・デジタルツールが整備されていないことが当たり前です。そのため、大企業相手であっても、顧客に入り込み、現場レベルから設計した経験は高い親和性があると判断されます。

転職事例
  1. CASE 1

    年齢 30代前半

    評価された点 M&Aや中期経営計画経験による一定程度のファイナンス理解と戦略立案能力や、組織戦略支援経験が評価

    • Before 年収 1,500万円

      戦略系コンサルティングファームのアソシエイトとして戦略案件を担当

    • After 年収 1,500万円

      シード・アーリーフェーズ特化で組織設計支援も行う独立系VCにてキャピタリストとして参画

  2. CASE 2

    年齢 30代後半

    評価された点 戦略はもとより、顧客に入り込んだ実行支援の強みが評価

    • Before 年収 1,500万円

      戦略系コンサルティングファームのアソシエイトとして戦略~実行案件を担当

    • After 年収 1,500万円

      大企業系ファンドと共同で運営・投資を行う独立系VCにてキャピタリストとして参画

金融業界からVC・CVCへの転職

決定者の特徴

当社支援実績において、金融業界からVC・CVCに決定している方には、次のような特徴が見られます。

  • 投資銀行関連業務(M&Aアドバイザリー・公開引受等)の経験がある方
  • スタートアップを対象としたカバレッジ・営業の経験がある方
  • 経営層を対象とした良好なリレーション構築の実績がある方

なぜVC・CVCで評価されやすいのか

これらの経験は、VC・CVCにおけるソーシング及び投資判断・実行に直結するためです。 特に金融出身者には投資実行における活躍が期待されることが多いです。数字で物事を捉えることに長けているため、市場・企業分析、投資実行時のバリュエーション等において、未経験であっても、投資業務へのスムーズなキャッチアップが期待できると判断される方は、評価が高い傾向にあります。 特に財務モデリングスキルは評価される傾向にあり、加えてスタートアップのファイナンスの知見があると更に高い評価となります。

また、金融業界では若手の頃から経営層を相手取り業務を推進することが多いですが、VC・CVCでもカウンターパートは基本的に起業家・経営層となり、特にグロースフェーズの企業の経営層と良好な関係を築いてきた方は、ソーシングにおいても活躍し得るポテンシャルとみなされます。

転職事例
  1. CASE 1

    年齢 30代前半

    評価された点 高いファイナンススキル・スタートアップを支援した実績

    • Before 年収 2,000万円

      外資系証券会社にて公開引受・キャピタルマーケッツ業務を担当

    • After 年収 1,800万円

      独立系VCにてキャピタリストとして参画

  2. CASE 2

    年齢 30代前半

    評価された点 M&Aエグゼキューションスキル及び経営者に好かれるお人柄

    • Before 年収 900万円

      証券会社にてM&Aアドバイザリーを担当

    • After 年収 1,000万円

      レイターフェーズ中心に投資する独立系VCにてキャピタリストとして参画

事業会社からVC・CVCへの転職

決定者の特徴

当社支援実績において、事業会社からVC・CVCに決定している方には、次のような特徴が見られます。

  • 新規事業・事業投資において、事業性評価や投資判断に関わった経験
  • プロダクトや事業の立ち上げ・グロースに、事業責任者またはそれに近い立場で関与した経験
  • スタートアップや外部パートナーと協業し、事業を前に進めた経験

なぜVC・CVCで評価されやすいのか

これらの実績や経験が評価されやすいのは、VC・CVCにおける一連の投資実務と高い親和性があるためです。VC・CVCでは、投資案件の発掘や初期検討から始まり、事業・技術・市場に関する検討、デューデリジェンス、投資条件の検討・交渉、投資後の成長支援まで、幅広い実務を担うことが求められます。

事業会社で新規事業や事業投資に関わってきた方の中には、市場環境や競争状況、事業の進め方といった事業面の検討に加え、事業計画やKPI、財務諸表を通じて収益性や資金面を確認しながら判断してきた経験を持つ方も多く見られます。こうした経験を通じて、事業の中身と数字の両面を行き来しながら、「何を見るべきか」「どこにリスクがあるか」を実務感覚で捉えた意思決定ができる点が、投資判断の場面では高く評価されます。

このような判断力は、独立系VCにおいて重視される投資判断や投資後の事業成長支援に加え、CVCにおいて求められる協業設計や事業連携の推進にも活かされます。事業とファイナンスの両面を理解し、事業の成長に向き合ってきた人材は、VC・CVCいずれにおいても即戦力として期待されやすく、転職に至るケースが見られます。

転職事例
  1. CASE 1

    年齢 30代後半

    評価された点 クライメートテックという黎明期の領域における、事業性評価に基づく投資判断、事業計画・収益モデル設計、大型の外部資金調達、事業開発・制度設計等の一連の経験

    • Before 年収 2,300万円

      日系総合商社にてクライメートテック領域の事業投資・事業開発を担当

    • After 年収 2,000万円

      グローバル案件に強い独立系VCにてキャピタリストとして参画

  2. CASE 2

    年齢 20代後半

    評価された点 新規事業立ち上げ経験、事業計画・KPI設計・資金面を含めた事業責任者としての実績

    • Before 年収 800万円

      IT・インターネット系事業会社にて新規事業責任者を担当

    • After 年収 900万円

      国内外のシード・アーリーに強い独立系VCにてキャピタリストとして参画

  3. CASE 3

    年齢 30代前半

    評価された点 新規事業開発、海外スタートアップ連携、M&A、財務モデリングの経験

    • Before 年収 950万円

      プラント設備関連企業にて経営企画や新規事業開発を担当

    • After 年収 800万円

      国内インターネットグループのCVCにアソシエイトとして参画

VC・CVCからVC・CVCへの転職

VC・CVCから同業界であるVC・CVCへの転職も弊社でご支援しています。

転職事例
  1. CASE 1

    年齢 30代後半

    評価された点 2年程度のベンチャー投資実績

    • Before 年収 1,100万円

      日系大手金融系CVC

    • After 年収 1,220万円

      日系大手保険系CVCにてキャピタリストのマネージャーとして参画

  2. CASE 2

    年齢 40代前半

    評価された点 マネージャーとして4年程度のベンチャー投資実績

    • Before 年収 1,375万円

      日系大手製造業系CVC

    • After 年収 1,800万円

      日系大手金融系CVCにてキャピタリストの責任者クラスとして参画

「前職」の年収帯と「転職時(オファー年収)」の年収帯比較

ベンチャーキャピタリストとして決定した当社の転職支援実績をもとに、前職の年収帯と転職時(オファー年収)の年収帯を比べると、前職では「〜1,000万円」「1,000万〜1,499万円」が中心である一方、転職時は「1,000万〜1,499万円」「1,500万〜1,999万円」の比率が相対的に高くなっています。

現在の年収やご経験、転職先で担う役割・評価によって異なりますが、転職で年収アップを実現される方もいらっしゃいます。どの条件でどの程度の年収を狙えるかは個別に整理が必要なため、市場感や評価ポイントを踏まえ、ご希望に近づける選択肢を面談で具体的にご提案します。

前職企業の年収帯 割合
~1,000万円 33.3%
1,000万円~1,499万円 25.9%
1,500万円~1,999万円 18.5%
2,000万円~2,499万円 22.2%
決定企業の想定年収帯 割合
~1,000万円 18.5%
1,000万円~1,499万円 37.0%
1,500万円~1,999万円 33.3%
2,000万円~2,499万円 11.1%

※2021年~2025年にキャピタリストとして決定した候補者の前職企業の年収帯及び決定企業の想定年収帯をもとに集計

ネクストキャリア・転職先

キャピタリストを経験された後に、別の業界でご活躍されていらっしゃる方々の事例をご紹介いたします。キャピタリストは別の職種へ転職する人が少ない為、事例としては限られていますが、事業会社のCFO、起業、経営者、ファンド立ち上げ等の事例がございます。ファンドの数も多くなってきていることもあり、ポストキャピタリストのキャリアも今後事例が多くなってくることが予想されます。ぜひご参考にしていただければと思います。

※敬称略

名前 出身VC ネクストキャリア
吉川 真由 Beyond Next Ventures

A-SEEDS 取締役CSO

マッキンゼー他

世古 圭 Coral Capital

京都フュージョニアリングCOO

三菱商事他

小澤 祐介 DNX Ventures

Resilire VP of Finance

山本 陽介 DGインキュベーション(現 株式会社DG Ventures)

ベースフード 取締役CFO

盛島 正人 One capital

Turing CFO

モルガンスタンレー証券他

西條 晋一 WiL

エキサイトホールディングス代表取締役CEO

XTech Ventures創業

種市 亮 インキュベイトファンド

ゼロイチキャピタル 代表パートナー

楽天他

刀禰 真之介 環境エネルギー投資

メンタルヘルステクノロジーズ代表取締役社長

アビームコンサルティング他

上村 康太 グロービス・キャピタル・パートナーズ

メルカリ経営戦略室

ツクルバ 上級執行役員他

羽鳥 裕美子 グロービス・キャピタル・パートナーズ

ナブテスコ イノベーションストラテジー部門

テックマジックCFO他

渡邉 佑規 グロービス・キャピタル・パートナーズ

KUSABI 代表パートナー

SMBCキャピタル他

玉木諒 サムライインキュベート

SmartHR取締役CFO

あらた監査法人他

穐田誉輝 ジャフコ グループ

カカクコム代表取締役社長、クックパッド代表執行役、くふうカンパニー取締役会長

岩田 真 ジャフコ グループ

ユーティル代表取締役社長

千葉 大輔 ジャフコ グループ

ユーザベース取締役CFO

クックパッド、VASILY(現ZOZOテクノロジーズ)取締役CFO

村松 竜 ジャフコ グループ

GMOペイメントゲートウェイ取締役副社長

GMO VenturePartnersジェネラルパートナー

ペイメントワン創業(起業)

門田 修 ジャフコ グループ

リクルート(執行役員ファイナンス)

ジャフコ、経営共創基盤、QuipperのCFO

森 雅和 フューチャーベンチャーキャピタル

kubellCVCパートナー

ウィルグループCVC他

堂田丈明 東京大学エッジキャピタルパートナーズ

Google ベンチャーキャピタル事業開発統括

Preferred Networks他

INTERVIEW

VC(ベンチャーキャピタル)インタビュー

VC業界でご活躍の方にお話しをお伺いしました。

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