ベンチャーキャピタリストとは
ベンチャーキャピタリストとは、投資先スタートアップの発掘(ソーシング)から、投資の実行、EXITまでの一連の工程をフロント側で全て対応する人です。企業によっては、ファンドの組成や投資先スタートアップのバリューアップ支援まで関与することもあります。
VENTURE CAPITALIST
ベンチャーキャピタリストとは、投資先スタートアップの発掘(ソーシング)から、投資の実行、EXITまでの一連の工程をフロント側で全て対応する人です。企業によっては、ファンドの組成や投資先スタートアップのバリューアップ支援まで関与することもあります。
ベンチャーキャピタリストの主な仕事内容は以下の通りです。
ベンチャーキャピタリストのタイトルは、一般的に下記のように分かれています。
アナリスト
アソシエイト
プリンシパル
パートナー
ジェネラル・パートナー
/マネージング・パートナー
ベンチャーキャピタリストの年収は、ベースとなる固定給と各年度のボーナス(賞与)から構成されます。さらに、役職によってはファンドの投資成績に応じて支払われるキャリー(報酬)が加わることがあります。
ベースおよびボーナスはファンドの管理報酬から支払われ、キャリーは成功報酬から支払われます。一般的に、管理報酬はファンド総額の2%、成功報酬はファンドの元本を超過したリターンの20%が目安とされています。
例えば、100億円のファンドを200億円に増やせた場合、超過分の100億円のうち80%は投資家に分配され、残りの20億円がベンチャーキャピタルに残ります。この20億円の一部は運営資金として留保され、残りがキャリーとしてキャピタリストに分配されます。このキャリーは数千万円から数億円に達する可能性があり、非常に大きな報酬となります。
ただし、キャリーの分配方針(対象や割合など)は企業によって異なります。
ベンチャーキャピタルにおける年収水準は企業によって異なりますが、独立系VCの例としては以下のようなレンジになります。
※ 上記に加え、キャリーや業績賞与が加わることがあります。
また採用競争力を考慮し、投資銀行や戦略コンサルティングファーム出身者には上記の年収レンジを大きく上回る場合もあります(シニアアソシエイトで~1800万円など)。
一方、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)では親会社の給与テーブルに準じることが一般的です。