求められるスキル・マインドセット
ベンチャーキャピタリストになるためには、どのようなスキルや経験が求められるでしょうか。「モデリング」や「バリュエーション」といったベンチャーキャピタリスト特有のスキルや経験は必須ではありません。求められるのは以下のようなスキルと経験、そして志向・価値観であるマインド面です。特にマインド面はとても大切です。これらのマインドセットがベンチャーキャピタリストとして成功するための基盤となります。活かせる経験と併せてご参考になさってください。
- 求められるマインド
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- スタートアップ企業やベンチャー企業に対する強い興味・関心がある
- 興味・関心のある分野を深める知的好奇心を持っている
- 不確実性を受け入れて投資先を最後まで信じることができる
- 当事者意識を高く持ち、投資先と一緒に様々な困難を乗り越えられる
- 求められるスキル・経験
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- 投資先と真摯に向き合い、アサーティブなコミュニケーションが取れる能力
- 人との縁をつくり、結ぶことができる能力
- 活かせる経験
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- 投資対象であるいずれかの業界に対する豊富な知見
- 起業経験
- スタートアップ企業、ベンチャー企業での就業経験
未経験でもベンチャーキャピタリストになれる?
ベンチャーキャピタリストになる方は、VC経験者ばかりだと思われがちですが、実は未経験の方々も多く活躍しています。例えば、投資対象となる業界に詳しい知見を持つ方や、スタートアップ企業やベンチャー企業で活躍されていた方々がその経験を活かしてキャリアチェンジをするケースなどです。
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例1
技術系メーカー経験の方
ディープテック業界担当キャピタリストへ
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例2
医師の方
ヘルスケア業界担当キャピタリストへ
また、これまでのご経歴の中で、ベンチャーキャピタルの業務である、ソーシング、投資検討、投資実行、投資先支援、Exitのプロセスにおいて一つでも関連する経験をお持ちの方は評価されやすい傾向にあります。特に投資銀行や戦略コンサルタントとしてのファイナンスや経営・事業計画策定の経験がある方などは高く評価されることが多いです。
スタートアップへの強い興味と知的好奇心、
起業家を支える姿勢が何よりも大切
前述の「求められるスキル・マインドセット」でもお伝えした通り、何よりも重要なのは、スタートアップへの強い興味と関心、知的好奇心です。そして起業家を支える姿勢です。これは、未経験の方でも同様です。これらのソフトスキルが、ベンチャーキャピタリストとして活躍できる大事な要素と言えます。
こんな方々が未経験で活躍しています
VC(ベンチャーキャピタル)関連の求人
VC企業の求人は非公開のものも多くありますが、弊社では公開可能な求人の中から以下3つの職種に分類して掲載しております。VC企業のキャリアを具体的にイメージするための参考としてもぜひご覧ください。また、弊社にエントリーいただければ、非公開求人も含めてご紹介させていただきます。
ベンチャーキャピタリストの面接
面接では、自己紹介/これまでのキャリア/転職理由/志望動機/キャリアプランなどの一般的に聞かれる質問に加えて、以下のようなベンチャーキャピタリストならではの質問があります。
- 最も多く聞かれるVC企業ならではの質問
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- 注目しているスタートアップ企業は?
- なぜそこに投資したいのか?
- 回答から何を見極められるのか
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- 知的好奇心があるか
- 起業家を支える姿勢を持っているか
- 忍耐強く長期的に取り組むことができるか
- カルチャーフィットしているか
これらの質問を通じて、これまでも何度かお伝えしてきました、ベンチャーキャピタリストの素養である「知的好奇心」や「起業家を支える姿勢」などを見極めています。
知的好奇心がある人は、日頃から最新のテクノロジーや業界トレンドにも敏感な方が多く、興味、関心を抱いた分野を深く考察されます。面接ではその考察を基にご自身の意見を話せることも大事です。
マインドとしては、「主役は起業家やスタートアップ企業であり、キャピタリストはあくまで黒子として支える」という姿勢があるか、「成果が出るのは投資実行後~10年先であり、忍耐強く長期的に取り組み続けることができるか」といった素養があるかを判断されます。これらのマインドを持たない方には、ベンチャーキャピタリストの仕事は向かないかもしれません。
カルチャーフィットしているか
面接は、企業が候補者を判断する場であると同時に、候補者が企業を判断する場でもあります。VC企業によって当然重視されるポイントは違います。自分にあった企業かどうか、面接の時間を活用してしっかり判断しましょう。特に求人票だけではわからないカルチャーの部分は注意を払う必要があります。しかし面接だけではカルチャーまで知ることは難しいと思いますので、是非弊社にご相談ください。
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