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INTERVIEW 007

2022 Feb 16

Schooのプロダクトマネージャーに決定

プロダクトマネージャーのスキルを高めることが、プロダクトの成長を加速させる。

PROFILE

株式会社Schoo プロダクト企画ユニット プロダクトオーナー

小林和磨氏

2010年金融会社に新卒入社、金融システムの企画や開発ディレクター職を担当。2013年に不動産・建設業界をITで変革する会社に転職し、プロダクトマネージャー職として、様々なプロダクトの新規立ち上げ、グロースを経験。2021年5月に株式会社Schooに入社し、法人事業のプロダクトマネージャーに従事。

POINT
プロダクトマネージャーとしてのキャリアの相談相手を求めていた
PdMに関する深い知見やアドバイスから、将来的なキャリアが見えてきた
プロダクトマネージャーとして裁量が大きいことが入社の決め手
入社前に想像した以上の裁量があり、PdMとしての成長も加速中

プロダクトマネージャーとしてのキャリアの相談相手を求めていた

今回の転職活動の経緯をお聞かせください。

実は、もともと転職するつもりはなかったんです。PdM(プロダクトマネージャー)としてスキルを高めたいと情報収集しているうちに、『プロダクトマネジメントのすべて』という本を読み、著者でPdMを経験している及川卓也さんのことを知りました。

及川さんの記事を読む中で「PdMとしてのキャリアを考えたいなら、クライス&カンパニーに相談してみるべきだ」と記載されていたんです。PdMとして成長しなければという想いがあったので、クライス&カンパニーに登録をしました。

クライス&カンパニーに登録後、前職の業績が悪化し投資フェーズだった担当プロダクトの組織が縮小されることに。会社に残って違う職種に転向するか転職するかという二択から選ばざるを得なくなり、PdMとして転職する道を選択しました。

PdMとして、どんな悩みがあったのでしょうか。

前職では不動産系のIT会社に7年在籍し、BtoCプロダクトの立ち上げ責任者でした。メンバーはエンジニアとデザイナーが1名ずつという構成で、私が開発とデザイン以外の、SEOや広告、PRや広報など、幅広い領域を担当。

当時、私はプロダクトの伸び悩みを感じていました。競合分析・市場分析をしきれていなかったですし、随時最適な意思決定をしているつもりでも、全体を見通すと最適な意思決定ではなかったと思うこともあってモヤモヤしていました。自分の仕事が点と点のようで、線としてつながっていなかった感覚です。

そこで、プロダクトマネジメントを学ぼうと情報収集をはじめ、及川さんを始め色んな記事や書籍を読みました。そこで自分はPdMという職種だったことを知りました(笑)。

学んでいく中で、プロダクトにとって最終的に大事なのは、プロダクトのミッションやビジョンなどのコアだと理解するようになります。

私がPdMのスキルを高められれば、フレームワークを使ってターゲットユーザーを考え、ペイン・ゲインを考えて進められ、プロダクトの成長も加速するのではと考えたんです。

それに、PdMが整合性のとれない判断をすることで、開発メンバーのモチベーションが低下することも感じており、自分が納得して自信をもった意思決定ができれば、メンバーや経営層に対しての説得力も増すだろうと思っていたんです。

PdMに関する深い知見やアドバイスから、将来的なキャリアが見えてきた

クライス&カンパニーのコンサルタントと会った時の印象はいかがでしたか。

面談の場で、担当コンサルタントの松永さんはPdMに関する知見が深いなという印象をもちました。私が学んだばかりの専門用語を自然に使っていて、PdMの具体的な仕事内容を理解していたんですよね。

また、私のこれまでの仕事の話をお話しして、松永さんから「小林さんがPdMとして積んできた経験は価値があります」と言ってもらえたことにも安心しました。

PdMという仕事は、なかなか仕事内容を周囲に理解してもらいづらいんです。社内にもPdMは少なく、相談相手もいません。以前、ほかの転職エージェントを利用したこともありますが、担当者に自分の具体的な仕事内容をいまいち理解してもらえなかった。

PdMについての理解が深い松永さんになら、今後のキャリアについて安心して相談できると思いました。

面談で、どのような気づきがあったのでしょうか。

「プロダクトのビジョンをもっていないPdMは大成しない」という話が印象的でした。ますます、「PdMとしてプロダクトのコアに携わりたい」と考えるようになりました。

PdMとしてのキャリアパスは漠然としていましたが、松永さんと話をする中で、少しずつどんなキャリアを積みたいのかが見えてきました。

プロダクトマネージャーとして裁量が大きいことが入社の決め手

転職活動を進めていく中で、苦労したことはありましたか?

PdMに関して学びを深めていたので、選考過程での苦労はあまりありませんでした。結果として複数の企業から内定をいただけたので、最終的に1社に決める際に苦労しました。

これまで転職の経験はありましたが、複数の企業を比較して決めた経験が少なかったからです。

なぜ転職先としてSchooを選ばれたのでしょうか。

松永さんからは、PdMとして働くならおすすめだと複数社を紹介してもらいました。その中から、2つの軸で企業を選びました。

ひとつは担当プロダクトが社外に与えるインパクトが大きく面白いと感じるか。もうひとつはプロダクトの成長が会社の成長と連動しているか。

そして、複数社から内定が出て、どんなポジションで働くのかという具体的なオファーをもらったときに、自分は「裁量をもってガツガツやれるか」も重視していると気づいたんです。

以前2人のPdMが同じプロダクトを担当したこともありましたが、前職で事業責任者としてやった時の方がやりがいを感じていました。プロダクトに何かあったらすべて自分の責任だと自分で思っておくくらいがいいんですよね。

愛着と責任をもって担当したほうが自分も成長するし、やりがいも感じられるだろうと思いました。

さらに、業務の7割はこれまでの経験を活かせて、3割はやったことのないことにチャレンジするくらいのバランスで仕事をしたいなとも思いました。

これらの視点で複数社を比較したときに、一番裁量が大きいと感じたSchooが自分に合うのではと思いました。

というのも、Schoo以外の企業のオファーは、プロダクトオーナーの下で働くPdMというポジション。一方、Schooは上長がCOOなので、自分がプロダクトの責任者として動くことが出来る可能性が高かったからです。

さらに、入社後1~2ヶ月はオンボーディングで学び、その後は法人向けプロダクト『Schoo for Business』を任せたいという具体的なオファーだったので、入社後のキャリアイメージもわきました。

『Schoo for Business』はサービス提供開始から5年ほど経っていますが、今確実に世の中から求められているサービスであると感じます。

特に近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンライン化の潮流が加速し、これまでオフラインで行っていた研修をオンラインで実施するとともに、オンラインならではの良さも追求した質の高い研修をしたい、いつでもどこでも学べる環境を用意して社員を成長させたいというニーズが非常に高まっています。

多くの人に必要とされているサービスを自分の手で大きく育てていくことができるという、PdMとしてとてもワクワクするフェーズだと感じました。

自分のこれまでの経験も活かせて、いずれは事業責任者になるキャリアパスも描ける。さらに、面接で話をしたCOOとも働く機会が多く、学べることも大いにありそうだと感じ、Schooを選びました。

入社前に想像した以上の裁量があり、PdMとしての成長も加速中

実際にSchooに入社されて、どのような感触を得ていますか。

2021年5月に入社し半年ほどが過ぎました。入社3ヶ月後から担当するはずだったプロダクトを2ヶ月後には引き継ぎ、想像していた以上に裁量をもって仕事しています。

入社後からリモートワークで業務を行っていますが、メンバーとオンラインで密にコミュニケーションをとりながら、プロダクトのことも少しずつ理解を深めています。プロダクトの責任を負いながらPdMとして成長していくという自分の望みがかなっている状況です。

既にローンチしているプロダクトなので、1→10に成長させるグロースのフェーズというイメージでしたが、実際はそれだけでなく、0→1のような仕事も経験できています。お客様にとってより価値の高いプロダクトにするために、まだまだ改善していける余地があると感じるので、ユーザーのペインはなにか、どんなソリューションをあてるべきなのかを日々考えています。

今は『Schoo for Business』がプロダクトとしてどんな未来を目指しているかというビジョンの再設計をしているフェーズです。なにか検討事項があれば私に問い合わせがくるので、新規営業、CS、開発、マーケなど多くの部署の関係者とお互いに意見を交わしながら、プロダクトの根幹を作っています。

一般的にプロダクトのグロースフェーズのPdMは、開発ディレクションや他部署との調整に時間をとられてしまうことが多くなってしまいがちだと思います。Schooでは未来を見据えてどういうプロダクトにしていきたいのかという上段から議論して意思決定していけることがうれしいですね。もちろん短期的な「明日、何の開発をするか」という調整もあり、長期的目線・短期的目線両方の仕事ができているのも面白い点です。

前職では点と点で仕事をしていたということでした。現在はどうですか。

全然違いますね。前職では自分自身がPdMとして見えていない部分が多く、暗闇で仕事をしているような感じで、行き当たりばったりでした。

今は、「この施策がうまくいくかはわからないけど、やるべきだ」と自分が納得し、根拠を持って周囲を説得できるようになりました。

以前は、周囲からアイデアベースで「これをやった方がいいんじゃない?」と言われたときに、「やらない方がいい気がする」と感覚的に思っても、反論する材料がありませんでした。そして、モヤモヤしながらやってみて結局失敗したという経験もあります。

今は、自分がある程度実績を積んで、プロダクトマネジメントを理解した上で動けるようになったので、周囲への説得力も増したように思います。

また、前職では仮説検証という概念がなかったので、「やるからには結果を出さなくては」と自分も周囲も思っていて、失敗したらどうしようというプレッシャーの中で仕事をしていました。現在は、仮説検証はあくまで仮説検証として定義して進めていけるようになったので、気持ちが楽になりました。

小林さん自身がPdMとしての視点が上がったことで、仕事の違う面白さが見えてきたのかもしれないですね。そんな小林さんが考える、PdMの仕事の面白さを教えてください。

前職では後手に回っていたので、PdMのやりがいや面白さを実感しにくかったです。
しかし今は、なにか失敗した場合も仮説検証で想定していたことだったりしますし、実現したい世界観に向かうためのステップであると前向きに捉えられます。

PdMとしては、プロダクトのビジョンというゴールに向かって、目の前の仕事が着実に積み上がっていると実感できることが面白いですね。

また、周囲にプロダクトマネジメントへの知識や理解があることも大事なのだとわかりました。前職はトップダウンだったので、社長がプロダクトマネジメントを理解していないと、仕事がうまく進みませんでした。こうした経営層とのやり取りは、知人のPdMでも悩んでいる人は多いですね。

Schooでは、私自身PdMとして立ち回り方を意識しています。経営陣から指示が出る前に先手を打って自分の考えや施策を伝えるので、「それなら任せた」と言ってもらえることが多く、業務をスムーズに進めやすいです。

後手にまわると、社内向けの説明資料を作らないといけない。その時間があるなら、ユーザーに会いに行ってユーザーインタビューをしたい。そのためにも先手を打つことを心がけています。

どのような人がクライス&カンパニーを活用したほうがいいのでしょうか。

PdMはまだキャリアが確立していない職種であり、キャリアに関しては手探りの状態で悩みがある人も多いと思います。だからこそ、転職するときはPdMの知見をしっかりともったエージェントを選ぶべきです。

クライス&カンパニーにはPdMを深く理解しているコンサルタントがいます。PdMの仕事をしている人すべてに、キャリアの可能性を探る場として活用を勧めたいです。

担当コンサルタント:松永拓也
構成:久保佳那
撮影:波多野匠

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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