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AI関連職種への転職は今が狙い目!~未経験からのキャリアパス~

AIベンチャー(エクサウィザーズ社)でのコンサル/事業開発経験を活かし、現在はAI人材のキャリア支援を行っている難波です。
生成AIの急速な進化により、AI活用は多くの企業にとって重要な経営課題となり、その結果AI人材の採用ニーズも高まっています。一方で現在はまだ、AI関連職種の募集においてもAI経験を必須としない募集も多くあり、未経験からAI関連職種へ転職するチャンスも十分にあります。今回はAIに興味がある方、専門性をこれからつけていきたい方に「どんな職種の募集が増えているのか」「未経験からどんなキャリアパスが描けるのか」「なぜ今が狙い目なのか」をお伝えします。

募集が増えているAI関連職種

直近の転職・採用支援の現場で、特にニーズが増えているAI関連職種を3つご紹介します。①と②はAI活用推進に携わる職種、③はAI事業に携わる職種です。

①AIコンサルタント
コンサルティング会社やAIベンチャーにおいて、クライアントのAI活用の推進支援を行うポジションです。生成AIの台頭以前からあったものの、昨今の生成AIの進化とそれによる企業の支援ニーズの増加により、AIコンサルタントの採用も積極的に行われています。
最近ではAIプロダクトを開発している企業が、プロダクト提供だけでは実現できない顧客課題の解決を支援するための役割として設置するケースも見られます。

②事業横断のAI推進
大手事業会社等において、全社やグループ会社横断でのAI活用を推進するポジションです。AI活用の戦略立案、PoC推進、業務実装の支援などを担います。従来はDX推進を担う方が役割の一部として担当していましたが、生成AIの急速な進化に伴い、独立した役割として新設する企業が増えています。

③AI事業開発
AIベンチャーや事業会社において、AIをコアとした事業の事業開発を担います。生成AIを活用した新規事業の増加に伴い、需要が高まっています。

上記以外にもCAIO(Chief AI Officer)を登用する企業が現れたり、AIプロダクトマネージャーを募集し始める企業が現れたりと、転職市場では今まさにAI関連職種の募集が急増しています。

未経験からAI関連職種へのキャリアパス

AI関連職種の募集が急増する中で、「AI未経験(または経験が浅め)だがAI関連職種に挑戦できるのか?」とのご相談をいただくことがあります。ここでは実際に想定されるキャリアパスを紹介します。

1.スキルを活かしてAI関連職種を目指す

◆AI活用推進に関する職種へ移る
DX推進経験やITプロジェクトの経験がある方は、AIの活用推進に関する職種へのチャレンジがおすすめです。コンサルティングファームや事業会社のDX推進から、AIコンサルタントや事業横断のAI推進ポジションへ移ることは、AI関連職種への王道のキャリアチェンジです。

◆AI事業開発に移る
デジタルの事業立ち上げ、事業開発経験がある方はAI事業開発へのチャレンジがおすすめです。生成AIを活用した新規事業が増加している一方で、AIと事業開発の両方の経験を持つ方は少ないため、必ずしもAIの専門性が求められない募集も多いです。

2.ユーザーとしてAIを使い倒してAI関連職種を目指す

◆自身でAI活用経験を積み、AI関連部署やAIコンサルタントを目指す

生成AIの普及により、あらゆる職種において個人でもAIによる業務改善・高度化が可能になりました。営業におけるパーソナライズされた提案メールの作成、マーケにおけるブログ記事作成、人事における求人票の自動作成などが一例になります。
まずは自身の業務の改善、その次は部署の業務改善を企画・実行し、そこでしっかりと成果を出したうえで、自社のAI推進ポジションやAIコンサルタントを目指すことが考えられます。

ただしAIを活用できる環境かどうかは経営陣の考えや企業のセキュリティ方針などによっても大きく異なり、積極的に活用できる企業に身を置くことが重要です。外部から詳細に把握するのは難しいものの、AI推進に関する専任ポジションの採用を行っている企業や、AI活用の事例を公開し、PoCにとどまらず業務実装まで踏み込んでいる企業は、環境が整っている可能性が高いでしょう。

また環境は変えずとも始められる努力もあります。現在ChatGPTやGeminiは誰でもすぐに触れることができ、NotebookLMなどのアプリケーションも利用可能です。活用・導入事例は日々メディアで更新され、セミナー・勉強会も豊富です。まずは情報収集をしながら自身で触れ、活用できるユースケースを考えて部署や上長を巻き込みながら環境を整えていくことも考えられます。

ちなみに少し高度にはなりますがVercel v0(日本語の指示だけで簡易的なWebアプリケーションを作り上げる生成AIツール)を用いて社内会議で強烈な印象を与えているという話も聞いたことがあります。

今が狙い目の理由

数年前まではAI活用・業務適用にはAI・データサイエンスの知見が必須で、未経験の方がハードルを感じやすい時代でした。そして生成AIが台頭したGPT-3~GPT-4の初期まではAIの知見がなくても活用ができるようになった一方で、広く業務適用を行うにはアウトプットの品質が一歩足りず、またガバナンス観点でPoC以上の利用については大きな制約があることも多い状況でした。

一方で現在は精度が実用レベルに近づき、また活用に向けた環境やガバナンスの整備も進んできています。今後数年は、業務適用やAI事業の成長が一気に進むため、チャレンジして成果を出せる好機となります。

このトレンドを背景に未経験からAI領域にチャレンジしたい方もかなり増えていますし、転職を成功させてチャレンジし始めている方も少しずつ増えています。

さらにとあるAIベンチャーの採用に関わる方から次のような言葉を聞きました。「現在はAI未経験のコンサルタントがAI事業開発にチャレンジできる時代ではあるが、数年後はAIが組み込まれた事業・プロダクトがより普遍化して、このようなチャレンジが難しい時代になると思う」

つまり現在は経験者が少ないためチャレンジしやすい一方で、今後は経験者が増加していくため、企業は経験者を求める時代が来るということです。現在は未経験者にとってはこれ以上ないタイミングだと言えます。逆にこの機会を逃すとチャレンジのハードルは非常に高くなるかもしれません。興味がある方はぜひこのタイミングでAI関連職種へのチャレンジを検討してみてください。

今回は募集が増えているAI関連職種、未経験からのキャリアパス、今が狙い目の理由についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?より詳しくご自身の可能性のある企業や職種について知りたい方、その他転職活動全般や中長期でのキャリアに関して相談したい方も歓迎ですので、ぜひお気軽にご連絡ください!

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(本記事は、ITコンサル・SE・事業会社IT/DXポジションの転職支援を専門とするコンサルタントの難波 光太郎が執筆しました)

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