『プロダクトマネージャーカンファレンス 2021』にて好評いただきました、LinkedIn米国本社プロダクトマネージャー、曽根原春樹氏とのセッション後編をご覧いただけます。「BtoBからBtoCへ」「BtoCからプロットフォームサービスへ」という大きなキャリアの転換点についてお伺いしています。


前編について

2021年10月26日(火)に開催されましたオンラインイベント『プロダクトマネージャーカンファレンス 2021』にて公開された前編の内容を以下に抜粋しております。

LinkedInの曽根原氏をお迎えして『プロダクトマネージャー自身の非連続な成長とそれを実現するキャリア構築とは?』をテーマに、エンジニア、セールスコンサルタント、カスタマーサポートなど多様な経験を積みながらプロダクトマネージャー(PM)にたどりつくまでのキャリアをひも解きながら、守備範囲が非常に広いPMという職種のキャリア形成においてどのような経験をとりに行く事が有効なのか?強みを持ちつつ、幅を広げる方法は?といった事にお答えいただきました。

曽根原春樹氏プロフィール

2001年Cisco Systems合同会社に入社。のちに転職したスタートアップ企業が米Juniper Networks社に買収され、2006年にUS本社転籍を機に渡米。エンジニア、セールス、コンサルティング、カスタマーサポート、マーケティングと様々な役職をこなし、2012年より同社のPMに転身。その後シリコンバレーのスタートアップPMをB2B・B2Cの双方で経験。現在はLinkedIn社のシニアプロダクトマネージャーを務める。UdemyでのPM講座の配信、「プロダクトマネジメントのすべて」の著者の一人としてPM啓蒙活動も展開。顧問として日本の大企業やスタートアップ企業もサポートしている。

セッション前半抜粋

“(非連続なキャリアとは)自分の視野が格段に広がった瞬間って言えるんですね。(中略)
これまで自分がしてきた仕事から全然違う領域に踏み込むことによって、これまで気づけもしなかったポイントに気づけたり、考えもしなかった事も考えられるようになったり、こういう部分が自分にとって間違いなく非連続だったと言えますね。“

また、USに来た当時からプロダクトマネージャーを意識していたという曽根原氏。

中盤では、USでカスタマーサポートエンジニアからスタートし、狭き門PMにたどり着くまでをたどりながら、テクニカルマーケティングというPMを真横から見る事ができるポジション、社会人向けのビジネスコースや、書籍、また、PMとして既に活躍されている方から生の情報を学ぶこと等を経て、PMへと近づいて行くまでをお話いただきました。

セッション最後には、次のようなアドバイスをいただきました。

“みなさん自身のコンフォートゾーンにどっぷりとつからないでください。そこから一歩でも二歩でも外へ出て行きましょう。5%でも10%でもコンフォートゾーンの外側へ出ていくと絶対そこで何かしら学びがあるんですね。この学びが次の学びを生んだり、次の出会いを生んだり、次のオポチュニティを呼び込んだりします。こういうところからPMの経験の幅、考え方の幅が出てくるわけなんですね。ぜひ、プロダクトマネジメントを目指す方、もしくは現在働いている方、今の位置にとどまらず、新しい領域、フロンティアに踏み出していく、そういう気持ちで臨んでいただければと思います。”


当日は20分という短い時間でのセッションだったため、まだまだ聞き足りないという方も多くいらっしゃるかと思います。そこで、お話の続きを後半戦としてこちらに公開いたしました。