Facebook
登録 (無料)
CXOキャリア・転職支援を申込む (無料)

CTOへのキャリア

CTOは一般的に「Chief Technology Officer」の略称であり、日本では「最高技術責任者」と訳されることもあります。CTOは、技術戦略や技術方針の策定、技術部門の統括、新しい技術の導入、イノベーションの推進など、企業の技術に関わる様々な業務を担当します。

CTOの仕事とは

CTOの役割は企業規模やフェーズによって異なります。スタートアップ・小規模の企業においては、現場に近い立場で多岐にわたる業務を担当するケースが多い一方で、大企業の場合は現場寄りの業務ではなく、経営の上層部で技術戦略の策定や重要な意思決定を行うことが求められます。

CIOとの違いとしては、CIOとCTOはいずれも技術部門の管轄を行う役職ですが、CIOはITに特化した役職であるのに対し、 CTOは、ITを含めた企業の技術全般に対して幅広く管轄を行う役職になります。 企業によっては、CTOがCIOの役割を兼ねる場合もあります。

CTOに求められるスキルとは

以下に一般的なCTOが持つべきスキルとして考えられるものをいくつか挙げます。

共通して求められるスキルを挙げると以下になります。
  • 技術的な専門知識
  • ビジネス理解と戦略立案
  • リーダーシップとチームマネジメント
  • イノベーションと戦略的な思考
  • 問題解決能力と決断力
  • コラボレーションとステークホルダー管理

これらのスキルに加えて、CTOは常に学習と成長に取り組む意欲を持ち、技術的な変化に対応できる柔軟性も必要です。また、ビジネスの要件や組織の文化に適応し、ビジョンを共有し推進する能力も重要です。

CTOへのキャリアパス

CTOへのキャリアパスはこれまでのバックグラウンドやどのような企業でのCTOを目指したいかによっても異なりますが、大きく分けて以下の3つの方法が挙げられます。

  • 現職でCTOになる:

    CTOは経営やマネジメントなどに携わる役職であり、非常に高度で幅広いスキルが求められます。このため、企業でさまざまな業務を経験してきた人材をCTOに抜擢するケースが多いです。また、その企業について内情を理解している人材の方が、スムーズにCTOの役割をこなすことができると言われることがあります。CTOは経営陣から現場の人間まで、さまざまな人達とコミュニケーションを取る機会が多いため、会社の特性を深く理解した意思決定や部門ごとの特性を理解し臨機応変に対応をすることができると考えられているためです。

  • CTOのニーズがある企業に転職する:

    CTOとして現職とは別の企業に転職する場合は、エンジニアとしての豊富な経験と、非常に高度な技術力を有していることが重要です。加えて、管理職としてのマネジメントの経験や経営戦略・IT戦略の方針作成経験などが求められます。高い技術力やマネジメントスキル、戦略策定経験があれば、CTOとして他の企業に参画できる可能性もあります。

  • 自ら起業してCTOになる:

    現職で昇進してCTOを目指す方法や、転職してCTOになる方法は確実ではないことに加えて就任までに時間を要することも多いです。その点で、自分で起業して設立した企業であれば、自らCTOとして早期に技術戦略を策定し、意思決定を行っていくことが可能です。ただし、自ら起業した場合はCTOだけでなくCEOに就任するケースも多いと思われます。

CTOへのキャリアパス例(CTOになる前に担っていた役割例)
  • ソフトウェアエンジニア
  • テクニカルリーダー
  • ソリューションアーキテクト
  • プロジェクトマネージャー
  • ITコンサルタント

参考リンク

これまでに弊社の各メディアにご登場いただいたCTOの方々のインタビューやセミナー等をご紹介します。CTOのミッションや仕事内容、キャリアの築かれ方などご参考にご覧いただければと思います。

  • 株式会社estie

    取締役CTO
    岩成達哉氏

    プロダクトマネージャー
    中村優文氏

  • 株式会社10X

    Co-Founder, 取締役CTO
    石川洋資氏

  • メドピア株式会社

    執行役員 CTO
    福村彰展氏

  • 株式会社FOLIO

    取締役 CTO
    椎野孝弘氏

  • 株式会社ニューズピックス

    取締役/CTO
    杉浦正明氏

  • クライス汐留アカデミー・セミナーレポート

    「強いエンジニアリング組織をつくる」~技術リーダー達が向き合うべき課題とは~

  • クライス汐留アカデミー・セミナーレポート

    「強いエンジニアリング組織をつくる vol.2」~すべてのエンジニアが輝き続ける評価・育成を考える~