採用コラム

Column Vol. 74

採用の間違いを防ぐ面接方法とは?

社長が最前線に立って良い人材との出会いを増やし、
口説き、受け入れ環境を整備して採用にこぎつけたのに、
いざ入社してみると「期待していた水準にはほど遠い」。
こんな採用の間違いを防ぐ基本は、しっかり面接を行うことに尽きます。
「何を当たり前のことを言っているんだ」「うちはしっかりやっている」
と思われる方もいるでしょう。
しかし、一生懸命面接を行っていても、我々から見ると
そのやり方が少しズレていることがあるのです。
とくに社長面接では候補者のマインドに反応する方が実は結構いらっしゃいます。
「この人、めちゃくちゃやる気があるな!」
「マネジメントに対する考え方が私に近い!」
そんな風に候補者の思いや考え方に焦点を当てて判断するのです。
ご自身がそうした要素を大切にしてきたからだと思いますが、
それで採用の可否を判断すると失敗するケースが多い。
なぜなら、思いや考え方は何とでも適当に言えるからです。
もっと言えば、思いや考え方は自分ができていないことの裏返しだったりします。
「あなたが最もマネジメントで重視していることは何ですか?」
そんな質問を投げかければ、悪気はなくとも自分が課題だと思っていることが
答えとして返ってきやすくなります。
「できていること」と「そうありたいと思っていること」はまったく別物なので、
思いや考え方にフォーカスした面接はあまり意味がありません。
では面接で何にフォーカスすれば良いかというと、「事実」です。
どんなプロジェクトに取り組み、そこでどんな役割を担い、
どのようなプロセスを経て成果をあげたのか。
これらについてきちんと論理的に、かつ聞き手がその時の情景を思い浮かべられるように
話せるかどうかがポイントです。
話の流れが飛び飛びになったり具体性がなかったりする人は、
本当は大して成果に貢献していないか大事なことを伝える能力に欠けている人で、
どちらにしてもアウトです。
事実にフォーカスして根掘り葉掘り話を聞き、疑問点が残ったら
採用は見送ったほうがよいでしょう。
疑問点を補って余りある明るさや自社の人員にひっ迫した状況があると
目をつぶって採用してしまいがちですが、たいてい失敗します。
恥ずかしながら、これは私自身の経験則でもあります。
職務経歴書には自社の業務に必要な経験や、これまでにあげてきた成果が書かれています。
それらについて疑問な点はすべて聞き、「なるほど、だからこの人は成果を出せたのか」
と納得できるかどうか。
つまり、事実ベースでその人となりを見てジャッジしていけば
採用の間違いは減っていきます。
事実にフォーカスして話を聞いていけば、その人の持つ思いや考え方も
自ずと浮かんできます。
WP_Post Object
(
    [ID] => 1439
    [post_author] => 4
    [post_date] => 2017-02-01 06:23:00
    [post_date_gmt] => 2017-01-31 21:23:00
    [post_content] => 
前回、採用には会社を劇的に変える力があると述べました。
ただし、採用にはそれだけパワーがあるだけに間違った人を採用してしまうと
マイナスの方向に作用し、下手をすれば会社を倒産に導く場合すらあります。
力不足でミスの多い人を採用してしまったら、ミスのたびに周囲がカバーしなければなりません。
大きなクレームが入ればマネージャーの業務は1週間くらいストップしてしまうでしょう。
損害賠償が求められるケースもあり得ます。
こういう人は往々にして自分の力量が不足している自覚がないので学習しないし、
かといって簡単に辞めさせることもできません。
こんな採用の間違いがなぜ生じるかを観察していると、言葉は悪いですが社長や人事の
「目が腐っている」ことが多い。
目が腐るとはどういうことか。
現在のようになかなか優秀な人材を採用できない市場環境においては
求人に対する応募数も少なくなります。
すると、少ない応募のなかで良い人を探し出そうとするようになります。
「この人もダメ。あの人もいま一つ……」
そうやって一定水準に届かない人材ばかり見ていると、だんだん目がその水準に慣れていきます。
「目が腐る」というのはこの現象のことで、水準に足りない人ばかり見ていると
自然に判断基準が下がってしまい、その結果、従来なら絶対に採用しなかった水準の人を
採用してしまうのです。
人材に限らず、何でも水準の低いものばかり見ていると判断基準が下がってしまい、
ちょっと良いものを見ると「めちゃくちゃ良い!」と感じるようになるものです。
質の悪い食事ばかりしていると、ちょっと良いものを食べただけで「すごく美味しい」と
感じるのと同じです。
私自身、リクルートの採用担当時代に上司から「お前、最近目が腐ってきたんじゃないか」
と怒られたことがあります。
なんとか数を確保しようとして水準の低い人たちにたくさん会っていたら、自覚のないまま
自分の判断基準が下がっていたのです。
目が腐る現象を避けるには、まず複数の目で判断すること。
社長や人事だけでなく、役員や部門長も交えて確認することです。
ただ、複数の目のすべてが腐っている場合があるので、出会いの数を増やし
良い人材とたくさん会うことが一番の対策となります。
いつも身体に良いものを食べていると、質の悪いものを食べたときに
違和感を覚えるようになります。
採用においても良い人材とたくさん会っておけば、これと同じ効果が生まれるわけです。
[post_title] => 候補者を見る目が腐っていないか注意せよ [post_excerpt] => [post_status] => publish [comment_status] => closed [ping_status] => closed [post_password] => [post_name] => 73 [to_ping] => [pinged] => [post_modified] => 2019-02-20 17:47:11 [post_modified_gmt] => 2019-02-20 08:47:11 [post_content_filtered] => [post_parent] => 0 [guid] => https://www.kandc.com/kc-saiyo/column/73/ [menu_order] => 0 [post_type] => column [post_mime_type] => [comment_count] => 0 [filter] => raw )
arrow 次の記事へ (Vol.75) arrow 一覧に戻る 前の記事へ (Vol.73) arrow