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INTERVIEW
代表インタビュー

代表インタビュー

企業力を超えた採用力を提供していく。その志は、これまでもこれからも変わらない。

工藤
初めに、クライスのビジョンについて丸山さんのお考えを聞かせてください。
丸山
「企業力を超えた採用力を提供していくことで、会社が強くなる」ことがビジョンでありバリューでもあります。また、クライスフィロソフィー(※後述しますが、クライスで大事にしているフィロソフィーを指す)がコアバリューに該当すると考えていて、当面のミッションとしては「経営管理領域でNo.1になる」ことを掲げています。
工藤
これらは以前から変わらず、クライスとして一貫していますよね。
丸山
ずっと変わらないですし、僕らのパーパスでもあるわけです。「企業力を超えた採用力を提供する」のは本当に凄いことであり、それが実現できる人や会社はとてもレアで最上級と言える存在ではないかと。そういう人になるという志を持つことで十分パーパスにもなり得ると思っていて、その根本の想いはずっと揺らぐことなく持ち続けています。ただ、設立当初からビジョンが明確にあったわけではなく、クライスを設立して10年ほど経った頃に、メンバー全員で「会社に対して何を言ってもいい」という場を設けて色々と話し合っていたら、実はイマイチなことも多く出てきて(笑)。一言で言うと、「ビジョンが無いな」と感じたんですね。それで、クライスのビジョンブックをつくったというのが1つの転機でした。
工藤
そうだったのですね。丸山さんとは毎年来期の目標に関する話もしていますが、良い意味で目標設定に遊びがあるのもクライスの特徴かと思います。「いつまでにどれくらいの事業規模を目指すか」という時間軸でのお考えはありますか?
丸山
昔は「何年までに売上〇◯億」等の目標を掲げていた時期もありましたが、途中からやめました(笑)。リクルートで目標を頑張って達成したら次の目標が半端なく上がったことへの違和感が強烈に残っていたからです。とはいえ、クライスでも最初の10年くらいは目標管理を細かく行っていました。当時は自分と社員が食べていくのに精一杯という状態で、そうしないと会社が存続できなかったためです。一方で、一定の事業基盤が確立できた後のフェーズにおいて、数字ありきのマネジメントは本末転倒だと考えるようになりました。採用とは本来「自分の代わりにやってもらえる人、自分に無いものを持っている人を採ってくること」であり、マーケットの需要に応じて採用も拡大し続けていく、という姿が健全な在り方だと思っているので。「頭数を増やしたらそれだけ売上が増える」というのは確かにその通りですが、それはお客さんに対して良いパフォーマンスが発揮できることにはつながらないので、そうまでして売上や数字を増やしたくはない、というのが僕の考えです。

我々が目指すのは、「自律したプロフェッショナルの協業」の実現。

工藤
丸山さんは、クライスを設立した際にどういう会社にしたいと思われていましたか?
丸山
僕が新卒でリクルートに入社した当時、「超実力主義」と言われていた会社にも関わらず、実態としては業績トップの人と普通の業績の人で昇給やボーナスにほとんど差がつかないことに対する憤りがあり、「成果を出した人がやった分だけちゃんと給料をもらえる会社を創りたい」という強い想いが原点でした。ただ、人は安心が無いと頑張りが続かないので、ベースの給料は安心として担保した上で、やった分はしっかりインセンティブとして報いることができるグレード制度(※成果連動の報酬制度)をつくりました。
工藤
やった人にちゃんと報酬が返ってくる仕組みは世の中に多数存在しますが、その制度と共存する形で「チームのために」「仲間のために」という文化がクライスにはあります。この2つはともすると、矛盾を抱えることもあるかと思いますが、どのように両立させることができたのでしょうか。
丸山
その矛盾の両立こそが僕らの目指している姿であり、自律した個人が思いやりを持って共存した瞬間、本当にとてつもないパフォーマンスが出ると考えています。そこを追求したときに必要なのは、プロがプロとして必死で成果に向かっている姿であり、かつ協業に出てくる思いやりとか短期的成果を求めないというフィロソフィーの部分を両立させたい。「自律したプロフェッショナルの協業」という理想の姿を掲げ続けていた中で、今から10数年前に京セラのフィロソフィーと出会い本当に感動して。こういうものをつくりたいと思い、2011年に初めて当時のマネージャー達と一緒につくりあげたのがクライスフィロソフィーでした。
工藤
「協業が大事だ」との想いがあったからこそ、フィロソフィーをつくられたのですね。
丸山
過去にクライスでも「全体会議の司会をやったら〇〇円」等、役割に値段をつけたことがありましたが、すべてをお金に換算することのわかりやすさとスッキリ感がある一方で、何か寂しい感じがありました。お金ではないところで、会社にとって必要な役割をやりたいと思う人達に対してとても失礼だなと思い、そういうのはやめました。その意味では、僕と一緒にクライスの事業や組織をリードしてくれているマネジメントチームの人達も普通に考えれば全然割に合わないよね(笑)。「皆のために僕と一緒にやる」というプライスレスな価値が見出せなければやってやろうとはならないはずだけれど、やっぱりそこに期待したいし、そういう人を僕は信頼する。もちろん強制ではないので、マネジメントをやりたくない人がいても全然構わないと思っています。ただ、それとは全く別の話として、クライスの一員として協業するという前提は共通認識としてメンバー全員に求めたいところです。
工藤
フィロソフィーの時間に皆と話すことで人間性が磨かれていく面もありますよね。僕の目から見ても、コンサルタント1人1人がこの10年で大きく変化したと感じます。
丸山
皆にフィロソフィーが浸透している良い文化になっていると思います。「ゴミを捨てる時には隣のおばあちゃんの分も捨ててあげる」ことが当たり前になっている村にいれば自分も自然とやるようになるのと同じで、それがクライスではできているのではないかと。ここ数年で入社した人達がしっかりそういう文化を身に着けて、グレード制度とフィロソフィーという2つの要素を両立してくれているのが大きいと思うので、これを継続して積み重ねていくことが大事ですね。

社員の皆の成長が何よりも嬉しい。仲間になって欲しいのは、エネルギー溢れる人。

工藤
経営者である丸山さんが喜びや嬉しさを感じる瞬間は、どんな時ですか?
丸山
「丸山さんと出会って良かった」と企業や候補者、社員の皆に言われることが一番嬉しいですね。マネジメントチームのミーティングもすごく楽しいし、工藤さんと新しいことを企画するのも楽しいけれど、何よりレベルの違う嬉しさを感じるのはコンサルタントの成長が見えた時かな。「あ、これは独り立ちできるだけのものを掴んだな」という瞬間は、本人と話していればわかる。お客さんから「素晴らしいコンサルタントを担当につけてくれてありがとう」と間接的に皆のことを褒められた時も、何とも言えない喜びがあります。
工藤
会社の仲間って不思議な関係ですよね。友達でも家族でもないけれど、自分の人生や生活の中で最も多くコミュニケーションを取って同じところを一緒に目指しているという。
丸山
今はクライスの皆と話したり食事したりする時間が理屈抜きで一番楽しいですね。僕にとって皆は仲間であり、同志です。社名もクライス&「カンパニー(※仲間)」ですし。
工藤
本当にそうですね。最後に、丸山さんはどんな方に僕らの仲間になって欲しいですか?
丸山
「素直な負けず嫌い」の方です。僕が一緒に働きたいと思うのは、仕事を人生のど真ん中に据えている人。これは長時間働くという意味ではなく、8時間だけ仕事するということでも全く構わない。ただ、仕事を自分の中心に位置づけていて、仕事によって自身を磨き続け、仕事で自己表現をしていく人が良いですね。あとは、大欲のある人が良いかな。大きな欲を持っている人間はエネルギッシュだし、少々エネルギーが行き過ぎているくらいで丁度良い。そういう人がクライスに来たら、フィロソフィーやクライスの文化に触れてバランスが取れた状態になると思います。自分だけの目先の欲だけではなく、家族や会社や社会などもっと大きな欲にまで拡げることができた人間は本当に強いと思うので、自分の欲を抑える癖がついてしまっている人よりも、むしろ欲のある人の方が良いかなと。
工藤
内に秘めていても良いので、大きなエネルギーを持っている人の方が面白いですよね。
丸山
そうそう。そういう人の方が好奇心旺盛だし、色んなものを吸収しようとするから様々な場面で自ずと共感性も上がるものだし、こちらとしても勉強になるのでお互い良い刺激になります。僕はよく「長続きすることをやろう」と言っていますが、僕とクライスの皆との関係、クライスのメンバー同士の関係も長続きするものになると思います。それは、何も無理なことをしていないから。やっぱり無理をすると続かないんですよ。急成長している企業で無理をし過ぎて疲弊し、この辺りで軌道修正しないといけないなと思っている人が来るには、クライスはベストな環境ではないかなと。「まっとうに仕事を頑張りたい」方がいらっしゃれば、ぜひクライスに来ていただいて僕らの仲間になって欲しいですね。

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