企業力を超える採用が、企業の成長をつくる
弊社の事業理念の一つに、【企業力を上回る採用力を提供する】という言葉があります。
この背景には、弊社代表の原体験があります。
リクルートがまだ今ほどの知名度を持っていなかった時代、当時の就職人気企業であったメガバンクや総合商社から複数の内定を得ていた優秀な学生に対し、粘り強く口説き続け、結果としてリクルートに迎え入れてきた。
こうした「企業力を超える採用」を積み重ねたことが、その後のリクルートの成長につながった、という経験です。
採用を起点に、企業の成長角度は大きく変わる
私自身、これまで多くのクライアント企業を見てきましたが、優秀な人材の採用をきっかけに、企業が大きく変化し、成長角度が一気に変わるケースを何度も目にしてきました。
そして、そうした企業には例外なく「採用力の高い経営幹部」が存在しています。
そのポジションは企業によって様々ですが、CXOレイヤーで言えば、CEO、COO、CFO、CHROのいずれかであることが多い印象です。
1対1の面談・面接で候補者の心をつかむことに長けた方もいれば、ミッション・ビジョン・バリューを軸に、全社で優秀な人材を採り続ける仕組みを構築する方もいます。
成長企業は、例外なく「人」に投資してきた
歴史を振り返っても、優秀な人材の獲得に成功した組織が成長を加速させた事例は数多くあります。
例えばメルカリは、創業初期からエンジニアリング、プロダクト、経営管理といった重要領域において即戦力となる人材を採用し、急成長フェーズにおいてもプロダクト改善と組織拡張を同時に実現しました。
Googleも同様です。創業初期から優れたエンジニアに加え、エリック・シュミットをはじめとする経験豊富な経営人材を迎え入れ、プロダクトと経営の両輪を早い段階で整えました。
直近では、LayerXの採用も目を見張るものがあります。スタートアップのCTOクラスと評される人材が10名程度在籍していると言われていますが、そこにもやはり、採用を強くリードするキーマンの存在があります。
いずれの企業においても、優秀な人材の採用の裏側には、必ずそうしたキーマンがいます。
「採用できる経営幹部」が企業の未来を左右する
採用力の高い経営幹部がいるかどうかで、企業の成長スピードは大きく変わります。
実際、そのような人材が退職した途端に採用力が落ち、成長が鈍化してしまった企業も少なくありません。
戦略や事業アイデア以前に、「人材」を最重要テーマとして捉えられているかどうか。
その違いが、企業の将来を大きく分けているのだと思います。
キャリア形成においても、採用力は重要な能力
だからこそ私は、優秀な人材を採用できる経営幹部は、もっと評価されるべきではないかと考えています。
特にスタートアップなど、まだブランド力が十分でない企業においては、その存在が経営の成否を大きく左右します。
また、個人のキャリア形成という観点でも、専門性や経験を積むことに加え、「優秀な人材を惹きつけ、採用できる力」を磨くことは非常に重要ではないでしょうか。
今後のキャリアを考えるうえで、こうした視点も頭の片隅に置いていただければと思います。
(2026年1月20日)