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「CXO転職市場レポート」から読み解く! CXO転職の実態

コンサルタント入江 祥之工藤 直亮

CXO求人増加の背景にある企業のニーズとは?

クライスアンドカンパニーではこのほど、「2025年版 CXO転職市場レポート」を発表しました。これはCXO人材紹介で有数の実績を持つ弊社の「求人」、「決定」双方のデータに基づき、CXO転職の実態についてまとめたものです。

ここではレポートのデータから見出されるCXO転職の特徴や傾向、背景について、レポートではお伝えしきれなかった内容を中心に解説していきます。

まず、CXO人材の求人をどのような企業が出しているのかというと、最も多いのはグロース企業です。これは弊社の取り扱い案件の特徴でもあります。具体的には、時価総額数百億円規模の上場企業からのもので、ポジションとしてはCOO、CFO、CHRO候補といったCXOポジションをはじめ、執行役員候補や子会社社長候補などが挙げられます。年収水準は2,000万円以上が主流です。

次に求人が多いのが、IPOをする前のフェーズにあるスタートアップのCOOやCFOです。また、最近目立ってきたのが日本の伝統的大企業、いわゆるJTCの年収2000万円以上のハイクラス求人です。

JTCにおけるCXO求人の背景としては、企業変革の必要性、既存事業の頭打ちを想定した第二・第三の柱となる新規事業の立ち上げ、さらには経営幹部のサクセッションプランといった事情があります。

特に、JTCの中でもオーナー企業や、外部から招かれたプロ経営者がCEOを務める企業、さらにはPEファンドによって買収された企業では、CXO候補や経営幹部候補の求人が出やすい傾向にあります。

こうしたJTCのCXO採用、経営幹部採用で共通して求められているのが、「デジタル変革」の推進力です。業種や職種を問わず、DXやAIなどのテクノロジー活用はもはや不可欠なものとなっており、プロパー社員は大がかりなデジタル変革の経験がないことが多いため、外部採用に頼らざるを得ないケースが多くなるわけです。

「外部の血を入れて、今までとは異なるスピードを持って経営を変革したい」という経営者の決意がそこには見て取れます。

クライスのCXO転職支援が充実している理由

CXO求人のなかで最も多いのがCFOであり、そこには需給に明確なギャップがあります。市場からのニーズに対し、その要件を満たす人材が圧倒的に少ないのです。

たとえば未上場スタートアップにおけるCFOの場合、資金調達のスキーム作りや、株主及び株式市場との対話が必要です。これは、会計士資格を持ち経理業務に従事していた方とは、必要とされる専門性が異なります。

この要件を満たす人材としては、主に投資銀行出身者が中心です。しかし、そもそも母数が少なく、かつ現職でも高い報酬を得ていることから、スタートアップでCFOを担おうとする人材はさらに限られます。その結果、需給に大きなギャップが生まれるわけです。

私たちは、年収2,000万円以上のオファーが提示されるようなCXO候補人材の支援を日常的に行っています。これは「本当に優秀な人材を外部から採用したい」と日本の企業経営者のマインドが変化した状況を受け、弊社で専門チームを組成しCXO転職のマーケットをいち早く開拓してきたためです。「CXO転職市場レポート」の作成や本記事のような情報を提示できるのはこうした背景があります。

CXO転職、経営幹部転職を考えている方や、現時点ではCXO候補となる段階ではなくとも、将来的に目指したいと考えている方も、ぜひ弊社にご連絡いただければと思います。

(2025年8月20日)

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