採用コラム

Column Vol. 54

フィロソフィの共有が社内コミュニケーションを活性化する

これまでに新人をフィッティングする一つの方法として スーパービジョンを多くの方に直接お勧めしてきたところ、 大変ご好評をいただいています。

では具体的にどうやっているのかについて、今回はお話しましょう。

前回までにお話したように、新人を組織にフィッティングし 定着させるうえで重要なポイントは コミュニケーションを増やし、活性化する点にあります。

コミュニケーションが少ないと新人は孤立したり、 社内のルールや慣行を勝手に曲解したりして、 本来の力の発揮できない状態が続く恐れがあります。

スーパービジョンのように コミュニケーションを目的に始めたわけではありませんが、 結果として社内のコミュニケーションを増やし、 活性化することになった取り組みが当社にはいくつかあります。

その一つが会社のフィロソフィを社員で共有する活動です。

当社では仕事をしていく上での基本的な価値観や考え方を 38項目にまとめたフィロソフィにしています。

これを社員が理解し、自分の血肉としていくために 毎朝5~10分間、5~6人のチームに分かれ 38項目あるフィロソフィのなかから1つを選び、 それについての自分の意見、感想を自由に述べあう会を開いています。

仕事のなかで起きるいろいろな出来事を通じ、 社員からはフィロソフィに対するさまざまな意見や感想が出てきます。

たとえば「お客様のところに打ち合わせに行ったときに、 こんなお褒めの言葉をいただきました。 なぜ高い評価を頂けたかを考えると、 このフィロソフィに基づいて行動した結果だと思います」 といった具合です。

さらに、それに対して他の社員から 「その出来事はこのフィロソフィともひもづいているね」 といった意見や感想も寄せられます。

このようにしてフィロソフィに対する理解をみんなで深めていくのですが、 この活動を通じて自然に社内のコミュニケーション量が増え、 さらには「この人はこんな思いや価値観を持って仕事に取り組んでいるんだ」 と相互理解も深まっていきました。

この活動では社歴順に話をするので、 新人は真っ先に話をすることになります。

そこには自ずとその人の価値観や伝えたいことが入ってきますし、 基本的にみんな前向きに話を聞いてくれる場なので、 気持ちよく安心して話ができます。

加えて拡大版として週1回、ランチの時間に45分間、 全社員が集まってフィロソフィを共有する会を開催しています。

このときのチームは毎回くじ引きで決め、 部署に関係なくメンバーはシャッフルされるので、 普段接する機会のない社員同士がお互いを知る機会にもなっています。

次回は社内コミュニケーションの活性化につながった もう一つの取り組みをご紹介いたします。

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これまでに新人をフィッティングする一つの方法として スーパービジョンを多くの方に直接お勧めしてきたところ、 大変ご好評をいただいています。

では具体的にどうやっているのかについて、今回はお話しましょう。

場のルールは1つだけで、「仕事に関することなら何を聞いても話してもいい」。 これをつくる前は家庭環境や個人的な相談を受けることがありました。 相手を理解する意味ではそれもよいのですが、 会社はそういう場でもないということでこのルールを設定しています。

ポイントはひたすら相手の話を聞くこと。 そして質問には面倒くさがらず、ていねいに答えてあげることです。 要はコーチングと同じで、それを社長や経営幹部が新人に対して やってあげるというイメージです。

アドバイスをしてやろうとか、自分の言うことを聞かせようとしてはいけません。 まして説教スタンスで臨むのはもってのほか。 普段よりも心を広くもってひたすら話を聞き、きちんと答えてあげることが大切です。

本当にどうしようもないことを言う人もいるし、 イラッとする質問をされることもありますが、 そこは堪忍袋の緒を強くして会話をしましょう。 すでに信頼関係のできている中堅社員とスーパービジョンを行う場合は ときに厳しく接してもよいと思いますが、 新人と行うときはあくまで相手をしっかり理解してあげる姿勢を持つことです。

9時30分始業の当社では、スーパービジョンは8時40分から9時までと、 9時から9時20分までの2回という始業前に時間を設定しています。 これはあくまでスーパービジョンは授業中ではなく寄宿舎で行うものと位置づけているからです。 実際、勤務時間中に行う面談とは私の心構えも違うし、その場の雰囲気もまったく異なります。 飲みに行ったときと同じようなカジュアルな感じです。

ひょっとすると昔なら、スーパービジョンで行うようなコミュニケーションは 飲みにいったり仕事中に四方山話をしたりするなかで行われていたのかもしれません。 思い返すと私が若かった頃は夜の7時、8時くらいになると 上司がいろいろな話をしてくれたものです。

しかし現在の会社にそんな余裕はありません。 その現実を踏まえれば新人とのコミュニケーションを増やし、 活性化する何らかの仕掛けが必要だと思います。

ちなみにスーパービジョンの発展形で「夜のスーパービジョン」も行っています。 これも私と飲みながらじっくり話をしたい社員が申し込むと実施されるものですが、 さすがに新人からの申し込みはめったにありません(笑)

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