面接官の本音 vol.37 ウルシステムズ株式会社

ウルシステムズ株式会社

ウルシステムズ株式会社 ビジネスユニット長 林浩一氏

Contents

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Q

面接で重視されるポイントをおしえていただけますか?

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コミュニケーション能力、スキル、トータルな人間的魅力の3つを重視しています。弊社はコンサルティング会社なので、クライアントと話ができないとそれこそ話になりません。相手の問いに対してちゃんと噛み合うような受け答えができ、説得力・論理性を伴ったコミュニケーションができることが最低限必要な能力です。

次にスキルですが、システムの設計開発といった技術領域でも、事業企画や業務分析・要求分析などのビジネス領域でも良いのですが、どこかひとつの分野でしっかりしたスキルを身に付けているかどうかは非常に重視します。ある分野で一流の実力を身につけている方は、他の分野でも一流の実力を身につけることができる人だと考えているからです。どんな分野を経験してきて、それを通じてどんなスキルを身につけてきたのかがしっかり伝えられるかどうかがポイントですね。

3つめの人間的魅力は、周りの人を動かす力を持っているということです。この会社はチームワークを重視し、メンバー間でお互いを高めあいながら成長しあっていく文化があります。周りの人を巻き込み、一緒にゴールに向かって行ける方。他のメンバーを押しのけて、自分だけ上に行こうというスタイルの方は弊社には向かないかもしれません。

Q

必ずお聞きする質問はどんな質問ですか?

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面接の質問で一番詳しく伺うのはこれまでの経験やスキルについてですね。我々は新しいビジネスドメインを開拓していますので、最初からそのドメインに必要なスキルセットを全て持った方はいないと思っています。もともと持っているものをコアにして、新しく学び、努力してもらってスキルを伸ばし、我々のビジネスドメインで活躍できるようになっていただける方を採用しています。技術、リーダーシップやプロジェクトマネジメント、業務知識など。これまでやられてきたことで、そのためのコアにできるものがないかを探ります。

ここで大切なのは、これまでの経験をどれだけ具体的にしっかりと話ができるかどうか。自分の仕事の意味や果たした役割をどのくらい的確に捉え、どんな局面でどう考えて仕事をしてきたかを知りたいのです。ご自身の考えではなく、トップから抜擢されたとか、お客さんからご指名いただいていたという周りからの評価をアピールされる方もいますが、我々聞く側はそのトップやお客様がどんな方か知らないので、何の説得力もありませんね。

Q

今までの面接で印象に残ったものがあればおしえてください。

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コミュニケーション能力を重視していると言いましたが、必ずしも口がうまいということではないんですね。その人の話が確かに信用できる、信頼できるということが大切ですね。最近のケースですが、ぼそぼそとした話し方で一見ボーっとしているのですが、質問に対して確かに自分の考えと経験から答えているな、と感じたケースがありました。言葉の裏にしっかりとした洞察力と分析能力を感じることができたのです。そういう方の、答えには深みがあるんですよね。抜けた印象であっても、中身があることは話をしていればわかります。面接の最後はエレベーターまで見送りに行くのですが、挨拶しているところで扉が閉まり、首が挟まってしまいました。なんというんでしょう、中に鋭いものを持っていながら、癒し系というか相手を油断させるキャラなんだなと思いましたね。お客さんに信頼され可愛がられるのではないか、社内外問わず上手く関係を作っていけるのではないかと思い、躊躇無く採用を決めました。経験など裏付が伴った考えを持ち、説得力をもって話ができることが大切なのであって、見るからに頭脳明晰で雄弁で隙のないコンサルタント然としている必要はないのです。

Q

御社が求める人物像を教えてください。

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いくつかありますが、まずは、弊社が目指す目標を理解してくれる方でないといけないと思っています。ビジネスとITのあり方についての理想を求める会社なので、感覚的でもかまわないのですが、弊社が持っている問題意識を一緒に解決していきたいと思える方でないといけないかなと。弊社は誰もやったことのないビジネスドメインを開拓しているベンチャーです。ですから必要なものがすべて揃っている状態で仕事をするという感じではありません。無いものは自分で作っていく、足らないところは自分で補って、理想の姿に向かって新しいチャレンジをしたいといった意欲を持っていることが、一番重要なポイントですね。
あと、自分が何をどこまで知っていて、どのくらいのことができるのかについてしっかりと理解している方です。自分の知らないこと、できないこととの間の境界が分かっていて、それを克服する努力をしていける方ですね。何が足らないのかがわからなければ、成長もありません。自分の能力は外から見るとどうなのか。同じ職業についている人達と比べて自分がどのレベルかを冷静にベンチマーキングできていることは大切です。

Q

転職者へのアドバイスをお願いします。

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面接を何とかクリアしようという発想ではなく、本当に自分自身がどういうことをやっていきたいのかを良く考えて欲しいと思います。実際以上に良く見えるようにつくろっても意味が無い。入社後は、弊社のシニアコンサルタント、そして何よりレベルの高いクライアントと一緒に仕事をしていくわけです。面接の場はしのげたとしても、後々維持できるわけがありません。入社してからスキルセットが合っていないことがわかることほど、お互いにとって不幸なことはありません。実際に仕事しているときの状況が転職活動の本来のゴールですから、面接を通過することにあまり意識をおかないのが良いのではないでしょうか。

あと、志望理由としてスキルアップを前面に出すのはどうかなと思いますね。次はこういうスキルを身につけたく、そのために御社を志望しますと言われても、だから何なのと聞きたくなります。一番知りたいのは、弊社にとってどのようなバリューを出していただけるのかであって、その前提なしに自分の向上心のみをアピールされても困りますね。向上心があるのはもちろん大歓迎です。ただ面接官が何を聞きたいのか、そもそも面接とはどういう場なのかを考えて、バランス良く話ができないようでは、この先コンサルタントとしてクライアントの立場に立ったサービスなんてできるはずがないと思ってしまいます。

インタビュアー / クライス&カンパニー

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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