面接官の本音 vol.11   株式会社シーエーシー

株式会社シーエーシー

公開日:2012.03.01

株式会社シーエーシー

Contents

Q

まずはじめに、御社が求める人物像を教えてもらえますか?

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一言で言うと、「コアな人材となれる人」でしょうか。元々CACでは業務よりのシステム開発・運用を行いますので、業務知識を有していることは必須ですが、その経験を部下に伝えていけるリーダーやマネジャー職を任せられる人を求めています。単なるスタッフを採用しようという考えはありません。それゆえ選考では、その方の持っている専門知識に加え、対人能力やマネジメント能力等を有しているかということは確認しています。またCACは、各部門においてプロフェッショナルを多く抱えているため、自分自身の「強み」を持っていることも重要になってきます。「何でも出来ます」というのではなく、「この部分なら誰にも負けない」という部分は是非持っていて欲しいと思います。

Q

面接でよく聞かれる質問、重視するポイントを教えていただけますか?

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よく聞く質問としては、その方の「強み」と「今後取り組んでいきたい分野」について確認するようにしています。CACはコンサルティングから構築、運用に至るまでシステムをトータルにサポートしております。また扱っている範疇も、製薬業を始め、金融、食品、流通、製造など幅広いです。このような環境下においてその方の力を一番活かせる場所を探すのが、我々の採用の仕事だと思っております。自分自身のキャリアの棚卸をし、発見されたご自身の「強み」を、今後どのように「活かして」いきたいのかについて、是非お聞かせ頂きたいと思います。

また、重視するポイントは、その方の「人間性」です。もちろん専門的な知識等も評価対象になりますが、お客様と接する際にはCACの代表として対応するわけです。それゆえ、最低限のマナーやコミュニケーション能力等は求めていきたい点ですね。その他としては、どれだけCACに入社したいかという「想い」ですね。好きなことであれば、多少の苦でも厭わなくなります。逆に好きでもないこと程苦痛なことはありません。あくまで採用→内定という段階だけでなく、その方が入社して(CACを選んで)よかったと思えるかどうかという点でも、「想い」は重要な要素になると思います。

Q

御社の魅力をお聞かせ下さい。

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幅広い業界のシステムに対応してきたことにより、その業界における業務知識に精通している上級エンジニアやコンサルタントを数多く抱えていることは大きな強みです。SIの分野においては、金融系(国際業務、年金、証券、保険等)や製薬系(基幹業務からR&D系まで)、産業系(食品・飲料、製造、流通等)など長年の実績と豊富なノウハウを持ち合わせています。その一方で、運用面においても力を入れており、特に分散系システムでは、運用管理・保守・利用支援・ユーザー教育を総合的にサポートするNSMサービスを導入し、お客様のあらゆる要求に柔軟に対応する体制を保有しています。このように多くのプロフェッショナル達が、自分の専門性を十分に活かせる環境がCACにあります。また、職場環境の面で見た場合、組織がフラットである為、自分の意見が非常に伝えやすく、打ち合わせの際でも積極的な意見交換が繰り広げられています。その上、来年からは「新人事制度」が実施されることになり、より成果を挙げている社員には高い評価がされる環境が用意されます。元々年功序列型の会社ではありませんでしたが、今回の制度改正により、より年齢や社歴などではない正当な評価がなされる環境になります。自ら考え、行動していく事ができる方にとっては、非常にやりがいのある環境ではないかと思います。

Q

今後の事業のビジョン、方向性をお聞かせ下さい。

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信用と信頼を経営理念のベースとして今まで事業を行ってきたCACの量的な目標としては、2005年までに売上高500億円以上の規模を達成すること、それを実現する上でも必要な質的目標は、特定分野でのナンバーワン、オンリーワンを実現することが大切だと考えております。SIの分野において現在特に力を入れている分野としては、製薬業界、特にR&D(研究開発)系の分野になります。創薬、臨床、非臨床系の支援から、21CFR Part11対応のシステムまで幅広い分野でのシステム開発から運用まで行っております。また、SOの分野においては、NTTコミュニケーションズとアライアンスにより、CACの持つ運用技術と、NTTコミュニケーションズの持つネットワークを組み合わせた、CACの第二IDCセンターを設立し、国内外を問わず様々なユーザーのシステムを運用・管理しております。その一方で、中国やインドにオフシェアの開発拠点を設けることにより、生産部隊を切り離し、CACはより上流工程の業務にシフトし、生産性の向上並びにコスト削減を狙った動き等も行っております。

Q

最後に読者の方へのアドバイスをお願いします。

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長年採用に携わっていて感じることは、「タイミング」ということです。企業が人を求め、応募者が応募をすることにより、初めて選考が行われ、その上入社するわけですが、そのどれもが欠けても入社には結びつきません。なかなか活動が思うように進まないという時もあるかと思いますが、焦らずじっくり取り組んで頂きたいと思います。また転職活動を通じて、自分の「キャリア」についてもじっくり考えていただきたいと思います。「自分の強みは何か」「自分は今後どのようなことをやっていきたいのか」「それは、今の会社では本当に出来ないのか」・・・。その結果、今の会社では自分のやりたいことが実現できないという方であれば、転職を考えるべきですし、そうじゃないのであれば、まずは今の会社で頑張ることも考えてみるべきです。隣の芝生は青くみえがちですが、実際は今いるところの方が青いというケースも多くあります。こういったことを考えるのも、ひとつの「タイミング」として捉え、じっくり自分と向き合ってみてください。その上で、自分の方向性とCACの方向性が一致した方は、是非お越し頂きたいと思います。そのような方にお会いできる「タイミング」を楽しみに待っております。

インタビュアー / クライス&カンパニー

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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