面接官の本音 vol.22   ITCネットワーク株式会社

ITCネットワーク株式会社

公開日:2012.05.10

ITCネットワーク株式会社

Contents

Q

面接で重視されるポイントについてお聞かせいただけますでしょうか?

-

応募者の皆さんとお会いする際に、私が心がけて確認させて頂いていることが3つあります。一つ目は、当社の社風や、配属予定部署の雰囲気に合う方かどうかという点です。当社に入社頂いてから、「こんなはずでは・・・」と思われないよう、私としてもできるだけ、当社の雰囲気をお伝えするようにしています。そして二つ目は、質問に対して論理的なご回答をいただけるかという点です。応募者の皆さんの中には、面接時にとても緊張されて質問の内容とご回答がずれてしまう方がおられます。面接では、誰でも緊張されると思いますので、落ち着いていつものご自身をお見せ頂けたらと思います。最後にお人柄、しいて言えばその方の明るさを確認させて頂いています。遊び心をもった明るい方でしたら、お仕事でも職場の仲間と協力し、多くの成果を生み出されるのではと思うからです。

Q

必ずお聞きになる質問はありますか?

-

前職の退職理由は、必ず伺うようにしています。

退職された理由から、応募者の皆さんのお仕事に対する姿勢のようなものが伺えるのではないかと考えています。退職される前に、どのようなことを考え、どのような頑張りをされたか、そうしたお話の中から、その方の価値観のようなものを確認させていただければと考えています。もう一つ、あたり前のことかもしれませんが、当社に入社されてから、どのようなことにチャレンジしたいかといったビジョンもぜひ伺いたいと思います。

Q

今までの面接で良くも悪くも印象に残っているケースを教えていただけますか。

-

難しいご質問ですね。(笑)応募者の皆さん、一人ひとりとの出会いを大切にしているつもりですので・・・。強いて申し上げれば、面接がわずか10分足らずで終了してしまったことがありました。実は、応募者の方の希望職種と当社の募集職種がマッチしていなかったのです。人材紹介企業のご担当者の方が、誤ってお伝え頂いたことが原因でしたが、私自身もとても辛かったことを覚えています。

逆に、応募者の方が内定され、ご来社下さった時などに、とても爽やかな笑顔で、入社が待ち遠しいと言って下さった時などは、採用の担当としてとてもうれしく思う瞬間ですね。

Q

御社が求める人物像は?

-

当社では「価値創造」という企業理念を実現するために、「主体的に」「フェアに」「誠実に」という3つの基本姿勢を定めています。当社のビジョンや方向性を共有いただき、また自らが率先して行動し、同時にご自身の言葉で部下や後輩に、きめ細かなコミュニケーションを取れる方を求めています。

それから、私の個人的な意見ですが、常に教育や指導の目をもって周囲と接して頂ける方、加えてご自身の失敗体験を臆することなく話せる方に入社頂きたいと思っています。ご自身の失敗を話せる方は、きっとその失敗をご自身の力で克服され、今日に至られていると思うからです。部下や後輩にとって、上司・先輩の成功体験・失敗談を聞かせていただく事は、とてもためになると思うのです。

Q

最後に、読者にアドバイスをお願いいたします。

-

私は、採用担当者として、これまで数え切れないほどの方々とお会いしてきました。これまでの経験から、入社は出会いであり、ご縁であると感じています。応募者の皆さんの希望する職種や条件・待遇と、会社側のニーズ、タイミング等、様々な要素がピッタリ合って初めて、採用というご縁が生まれるのだと思います。

応募者の皆さんが現在お勤めの企業とも、こうしたご縁で入社されたのですから、転職を決心される前に「自分がこの会社でやりたかったことは、十分できたのか?」と、再度自問されてみてはいかがでしょうか? その中でご自身が次にチャレンジしたい職種や、会社選びのポイントが見えてくると思うのです。その上で積極的に多くの企業にチャレンジされ、ご自身にご縁のある会社とめぐり合うチャンスを作って頂きたいと思います。

インタビュアー / クライス&カンパニー

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

面接官の本音の一覧へ

無料で転職相談/在宅で相談OK!リモート面談好評実施中