K&C KREIS & Company Inc.

株式会社クライス&カンパニー

〒105-0021 東京都港区東新橋2-4-1
サンマリーノ汐留2F

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Vol.6
いつまで待ってもらえますか?

さて、今回は内定通知を受け取って、いつまでに返事をすればよいのかということについてお話したいと思います。実は、この返事のタイミングを誤ったばっかりに、折角の内定が無効になったり、相手(会社)への印象が悪くなったりすることが結構あるのです。即答できればそれがベストなのは十分わかっているものの、他社との兼ね合いなど様々な事情がありますよね。新卒の時のように、内定を複数もらってからあとで考えることが殆ど不可能なのが中途採用です。まさしくこのようなケースに直面されたEさんのケースをご紹介します。

Eさんは都内の有名大学を卒業後、大手ITコンサルティング会社に勤める29歳。昨年8月頃、当社ホームページよりエントリーされてきました。

「折角の転職ですから、この際いろんな会社を見てみたいんです。是非色々紹介してください」と、Eさん。転職者なら当然の心理です。私はEさんのキャリアと希望をお聞きし、早速外資系大手コンサルティング会社のF社、ネットコマース会社のG社、ソフト開発ベンチャーのH社と、合計3社をご紹介しました。

そして約1ヶ月後、そのうちの1社から内定が出ました。

「Eさん、おめでとうございます。F社から内定の連絡がありましたよ」

「あ、そうですか。でも、G社にも興味があるんですよね」

G社はまだ2次面接の段階、またH社も面接は終わっているもののまだオファーが出ていません。

「丸山さん、今F社に返事しないといけないですか?G社の結果が出てからでもいいですか?」

「勿論、構いませんよ。でもF社に待ってもらうとしても2週間位が限度ですよ。それまでにはお返事しないと」

「わかりました。では2週間後にお返事するようにします」

それから2週間後、依然、G社、H社の結果は出ていません。

「丸山さん、あともう少し待ってもらえませんでしょうか?」

「いいですよ。でもF社に聞いてみないとなんとも言えませんね。でもなんとか交渉してみますけど」

私はF社に対して、本人が初めての転職で慎重になられていることや、決してF社への興味が薄いという意味ではないことを説明してあと1週間待ってもらうことを承諾してもらいました。

その後、すぐにG社の内定、H社の内定が出ました。内定の旨をお伝えして、F社に返事をする期限の日、

「色々悩んでまして、どうしょうもないんです。明日、大学の先輩に相談することになっていますので、明日にお返事でもいいでしょうか?」とFさん。

「いや、それはまずいですよ。今日返事する約束をしてますから返事しましょう。最悪、内定取り消しになるかもしれません」

するとEさん少し感情を込めて、

「でも、私のことが本当に欲しいのなら1日くらい待ってくれますよね。待ってくれないということはそんなに欲しくないということですよね」

ちょっと圧倒されて私。

「いえいえ、勿論F社はEさんのことは高く評価してますよ。でもどんなに高く評価していても先方も人ですから、逆にこんなに待たせるということは当社で働きたいと思ってないんじゃないかと思ってしまうものですよ。もう、その限界期限だと思うんですけど・・・・・」

加えて、「告白したけれど、何度も待たされはぐらかされていくうちに相手への恋愛感情が失せていくことってありますよね。恋愛の場合はそれが1年、2年と気持ちが続くかもしれませんが、採用の場合その1年が2週間、3週間というスパンという感じですよ。もちろん恋愛が相手に依るのと同じように、その期間も会社に依りますけどね。」

結局、私はEさんの希望に押されてF社に交渉、期限の翌日に返事をしました。結局Eさんは先輩に相談した結果、F社に行くことを決められました。Eさんの言うとおり、F社は更に1日待ってくれたのです。

後日、F社の人事から連絡があり、実は役員が「そんなに決断力のない人は当社にはいらないのではないか」と言い出していて、人事としてなだめるのが大変だった旨報告がありました。

このFさんのケースはたまたまセーフだったと言えるでしょう。人事担当が違えば内定取り消しになっていてもおかしくはありません。プロポーズも内定オファーも待たせ過ぎには要注意ですね。逃がした獲物は大きかったということにならないように。

今回の教訓&アドバイス
このコラムを書いたコンサルタント
コンサルタント
丸山 貴宏
大手就職情報会社の人事採用担当を約7年経験後、クライス&カンパニーを設立。前職からの候補者面談者数は10,000名を超え、その経験と実績に基づいたカウンセリングは業界でも注目されている。単に企業情報の提供に留まらず、「候補者の根っこのエネルギーを発掘する作業が我々の使命」がモットー。 1963年生まれ。 プロフィールをみる

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