面接官の本音 vol.20   株式会社ディンプレックス・ジャパン

株式会社ディンプレックス・ジャパン

公開日:2012.04.30

株式会社ディンプレックス・ジャパン 代表取締役社長 笠間聖司氏

Contents

Q

面接で重視されるポイントはどこでしょうか?

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骨を持っているかどうか、生きる力があるかどうかは重視しています。骨があり、生きる力がある人は苦境に立たされても解決策を導き出す強さが備わっていると信じています。弊社はまだまだ成長段階にあり、無いものばかりです。ですので、セットアップ能力が高いかどうか、ゼロからの構築能力があるかどうかは大きなポイントです。「無くて当然」、「無いなら自分で作る」と考えるぐらいの前向きさ、力強さ、実行力には魅力を感じます。今の会社のステージを考えますと、個人として勝負せざるを得ない機会も少なくはないと思います。その際に土台となる力が、骨太な精神であり生命力です。このような方に新風を吹き込んでもらい、組織強化を実現したいと思っています。

Q

必ず聞かれる質問はございますか?

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どんな方なのか、どんなお考えをお持ちの方なのかという点に興味を持っています。ですので、直接的ではありますが、どんな性格ですかとか、どんな思いを持っていますかというようなご質問をさせて頂くことがあります。是非とも、自分の言葉で熱く語ってもらいたいですね。そんな熱い思いをお聞きすることでその人の人となりのようなものが理解できるような気がします。仕事に対する熱い思いや、生き方に対する自分なりの信念は周囲を巻き込む原動力になると思いますし、それが会社全体の活性化につながると信じています。

Q

今までの面接で印象に残っているケースをお聞かせいただけますか。

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私は出会った最初の5分間が勝負だと思っています。最初の5分間で、お互いのフィーリングをごく自然にジャッジしているはずです。採用する側、つまり私も、面接に来られた方に最初の5分間でジャッジされていると感じることがあります。せっかく興味をお持ちになり、面接にご足労頂いたのに、私の印象で弊社に対する興味が薄れてしまわないように意識しているつもりです。きっかけはどうあれ、縁あって出会うわけですから、そのチャンスは大切にしたいですし、有意義な時間を過ごしたいと考えています。ですので、一方通行ではないコミュニケーション能力を最初の5分間で発揮された方は印象に残ります。このコミュニケーション能力はビジネス上のいかなる場面でも有効だと思いますので、今後も意識していきたいと考えています。

Q

御社が求める人物像をおしえていただけますか?

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一言で表せばチームプレイヤーです。全員が4番バッターである必要はありません。将来のクリーンナップを目指せる方、1番バッターとして力を発揮できる方、いろいろなタイプの方にご活躍頂きたいと考えています。来た球を打てるだけではなく、球を打ちに行ける方には是非お会いしたいですね。目の前のチャンスを確実にモノにしていくことだけでも難しいのですが、お客様のご要望を具現化でき、それぞれのお客様向けのオリジナルレシピを作成できるような方に強い魅力を感じます。多種多様なオリジナルレシピを臨機応変に提案できる方は必ずお客様の記憶に残りますし、そこから信頼も勝ち得ることができるはずです。更には新しいビジネスチャンスを生み出し次なる発展に結びつけていくことさえ可能だと思います。言葉のうまい下手ではなく、お客様のニーズを的確に汲み取って、自分の思いを自分独自の方法で伝えることができる方、またはそんなポテンシャルを感じる熱い方は大歓迎です。

Q

最後に読者の方へのアドバイスをお願いします。

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ベンチャー企業には主役になれる魅力、いろいろな立場の人とビジネスができる魅力、自己表現により会社を変革することができる魅力があります。自分で目標として掲げたことを実現するためには、シナリオ作成、ステージ製作、キャスト選定、監督、主演と一人何役もこなしていかなければなりません。ただ、想像力を働かせいろいろな事態を予測しながら、大きな目標を見失うことなくプロジェクトを動かしていく醍醐味は格別です。それは自分自身の成長が会社の成長に直結しているということでもあるのです。ベンチャー企業の場合、とかくリスクだけに目を奪われがちですが、もし自分で大切にしていることを実現できるステージがベンチャー企業にあるのであれば、是非一歩踏み出して頂きたいですね。

インタビュアー / クライス&カンパニー

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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