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リクナビNEXT Tech総研/(2010年7月掲載)【記事抜粋】

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リクナビNEXT Tech総研/(2010年7月掲載)【記事抜粋】

現役ヘッドハンターが狙う、
今最も欲しいエンジニアとは?

本編ではヘッドハンティング“された”側の事情について一通り紹介したが、ヘッドハンティング“する”側から見ると、今のエンジニア採用市場はどのように映っているのだろうか?そして今最も必要としている、つまり“狙っている”エンジニアはどのような条件を兼ねそろえているのか?現役のヘッドハンターに質問してみた。


株式会社クライス&カンパニー チーフコンサルタント 入江祥之氏

■現在、最も採用ニーズの高い業界・職種は?

一昔前は大手SIerからの求人が多かったのですがリーマンショック以降の不況によって採用はストップ、オフショアに流れている状況です。その中で今、エンジニア採用ニーズが圧倒的に高いのはSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)事業を展開しているネット系企業からの求人。アプリケーション開発職や大規模サーバ・ネットワークなどのインフラ構築・運用経験のあるエンジニアを中心に20代後半~30代にかけて、ほかの業界・職種と比べて突出して採用ニーズが高いですね。
そのほかではITコンサルタント職に関しては比較的安定したニーズがありますが、以前のような大量採用といったスタイルでの求人案件はないのが現状です。

■今、一番必要としている(狙っている)エンジニアとは?

ずばり、“根っからのエンジニア”です(笑)。
例えば自宅でサーバを組み立てて個人的に何かコンテンツを作ったり、専門技術のコミュニティに参加して情報交換するなど、「仕事と趣味の境界線が“ボーダーレス化”」している方。
実はエンジニアの場合、他の職業に比べて採用面接での質問時、業務経験や今後のキャリアパスといった質問よりも、プライベートに関する質問が企業側から多く出される傾向があります。つまり、エンジニアとしてどれだけ専門技術に対する熱意やこだわりを持っているのか、そして専門的なスキルを有しているのかを探る意図があるのです。
ある固有の技術に対するスキルが高いスペシャリストは、先ほど触れた採用ニーズの高いネット系企業からのリクエストも非常に高い。しかし現状、そうしたスペシャリストは絶対数が少ないため、業界内で奪い合う構図になるケースが多いのですが裏を返せば、スペシャリストの市場価値は非常に高いといえます。

そのほかでは上流~下流まで、一通り開発業務にかかわった経験のあるマネジメント経験者、つまり「プレイングマネジャー」ですね。PMやリーダークラスの採用案件の多くは、マネジメント能力だけでなく現場に立って業務に対応できる方が求められているのです。

■転職成功率を高めるためのアドバイスは?

転職希望先の企業が提供しているサービスを一通り、利用してみることですね。その上でエンジニアとしての視点から「もっとこうすれば使いやすくなるのに……」といったような提案が面接の場でできると、高い評価を受ける可能性は高まります。

また最近多いのですが、これまでBtoB向けサービスに携わってきた方がBtoC向けの開発をやりたいという方に対しては、なぜコンシューマ向けの開発がやりたいのか明確に説明できる必要があります。BtoC向け開発の場合、クライアントからの要望ではなく自分のアイデアをもとに開発していくスタイルが主流。だからこそ、自分で企画をして開発し、形になるまでのフローを明確にイメージできることが重要です。

これからはエンジニアといえど、自らサービスやコンテンツを企画して生み出していく力が問われます。個人的には今後、そのような能力を持ったエンジニアの方たちと積極的に お会いしていきたいですね。