Type/(10月号2007年)【記事抜粋】
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Type/(10月号2007年)【記事抜粋】

「経済」「転職マーケット」「コンサル業界」を熟知したプロフェッショナルが提言する!
トップコンサルを創る7つの絶対条件
日本企業がコンサルティング会社の存在を意識し、積極的に経営に取り入れ始めた1980年代。それから27年が経過し、コンサルティング業界はどのような変貌を遂げてきたのか。「経済」「コンサル業界」「転職マーケット」を熟知したプロフェッショナルたちが変化の背景を徹底解剖。そこから今後業界が抱えるであろう課題を洗い出し、時代が求めるトップコンサルタントの条件を浮き彫りにする。
転職市場のプロフェッショナルが定義する 時代が求める第4世代必須スキル
1880年代からコンサルタントの系譜を追っていくと、大きく分けて3度の世代交代が見られる。この先、コンサルティング業界が抱える課題を解決していく、トップコンサルタントは第4世代となるだろう。ここでは、コンサルタントの転職に詳しいプロフェッショナルに彼らに求められるスキルを分析してもらった。
◆顧客ニーズが短期から長期的な成長へ
コンサルティング業界の歴史を振り返ると、時代に応じて求められるコンサルタント像も変化してきたことがわかる。1960年代から1970年代にかけて外資系大手ファームが日本に進出。その後、1980年代に入ると、マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストンコンサルティンググループなどが広く世間に認知された。当時のコンサルタントは外資のみならず、国内ファームでもカリスマ的な存在だった。
そんな時代を経て1990年代に入ると、業界に地殻変動が起きる。戦略ファームの十八番だった成長戦略は、バブル崩壊を期に下火となったのだ。それをきっかけに、代わってSAPを代表とするERP(統合業務パッケージ)が登場。ITコンサルタントが活躍することとなる。そしてデフレ脱却の出口が見え始めてきたいま、企業が再び成長戦略へと舵を取り始めている。この状況のもと、今後コンサルタントには何が求められるのか。
「従来コンサルタントは、課題解決力といったIQの高さや方法論が大きな存在意義でした。しかし、昨今、コンサルタントが用いてきたこれらのスキルは、顧客側でも使われるようになり、コンサルタントの強みが強みとして成立しなくなってきています。」
そう語るのは、人事・組織コンサルティングなどを手がけるミリオンスターの岡村直昭氏だ。では、クライアントの期待値を上回る価値を生み出せるコンサルタントには、どのような要素が必要なのだろうか。岡村氏は「今後は『EQ=人間力』が成功するコンサルタントに欠かせない資質になる」と指摘する。
「以前は顧客にとっても、ファームにとっても、短期間でプロジェクトを成功させ、成果を上げることが至上命題でした。ですから、瞬時の解決力や行動力が求められたのです。しかし今後、顧客側が求めてくることは、長期的なスパンでの確実な成長です。そのため、突貫工事ではなく、現場の人の意見をまとめるファシリテーション能力や人間力が重要になってくるのです」(岡村氏)
◆リピーターを作り出す営業力が重要なスキルに
企業のニーズにマッチした人材になる
転職・キャリア全般のコンサルティングを行っているクライス&カンパニーの丸山貴宏氏も、これからコンサルタントに求められる役割が変化していくと語る。
「1990年代までは、優れた絵や大きな絵を描ける人材が重宝されていました。しかしこれからは、グローバルマーケットで起こっている変化をいち早く感知する力と顧客よりも顧客を理解する専門性。そして顧客の信頼を獲得して長期的にリピートを実現する『営業力』が必要になってきます」
では、この3つの要素を兼ね備えたコンサルタントになるためには、いまからどんなことを経験しておくべきなのだろう。
「コンサルタントは、あくまでプロジェクトを通して進化するものです。したがって、若手のうちは業界を問わず、さまざまなプロジェクトに参画し、とにかく経験値を上げること。そして、小さくてもかまわないので成功体験を積んでいくことが大事ですね」(丸山氏)


