Woman Type/5月号(2007年)
ヘッドハンターに相談する、ひとクラス上の転職。まずはお気軽にご相談を。
Woman Type/5月号(2007年)【記事抜粋】

経験者の「失敗談」を大公開!
NGアクションから学ぶハッピー転職の実践テク
働く女性800人の「転職活動」白書
転職をしたことのない人にとって、「転職活動」は未知の世界どうやって進めればいいのか、どうすればうまくいくのか、不安・疑問を抱いている人が大半だ。そこで、アンケート調査や人材紹介会社の事例などから、800人の転職活動体験を収集。転職経験者たちの「失敗経験」にフォーカスしながら、即使えるリアルな転職成功術を探った。転職活動の一連の流れから、職務経歴書の書き方や面接突破法などの詳細ノウハウまで、ハッピー転職をつかむための実践テクを一挙公開!
転職経験者アンケートをもとに、「思わぬ失敗」を招く要因を分析!
「転職活動の落とし穴」徹底対策
女性の転職経験者800人のアンケート結果をもとに、転職活動において皆がどんなところでつまずいているのかを徹底検証!転職活動の落とし穴にハマらないための対策をレクチャーしよう
明確な目的意識を持つことから転職活動をスタートさせよう!
20代から 30代の女性のうち、転職経験のある800人にアンケートを実施した結果が上のグラフだ。転職活動がスムーズに進まなかった人は約半数。なかでも、「会社選び」に難しさを感じたという人がもっとも多く、次いで「書類作成」、「面接」と続いた。
ヘッドハンティングや人材紹介事業を手がけるクライス&カンパニーの丸山貴宏さんは次のように話す。「“転職”とは、『キャリアアップができない』、『やりたい仕事ができない』などの課題を解決するための手段の一つ。これが曖昧な人ほど、いろんなところでつまずいてしまいます」
実際に日本企業から大手外資系金融機関3社への転職経験がある逢坂ユリさんも、「転職活動を始める前に『給与を上げる』など、明確な目的意識がないと、スムーズにいかないのでは?」と指摘する。では、次ページからもっと詳しく、転職活動のなかに潜んでいる“落とし穴”にハマらないための傾向と対策をレクチャーしよう。
■1.スケジューリング
ネガティブな転職理由を前向きなものに変えてみよう
不満に対する解決策を転職に求めてもダメ。まずは「そのネガティブな要因をいまの会社で克服しようと努力することが大切」(丸山さん)。努力はしたが、やはり転職しかないということになったら、嫌なことは一度忘れて、「給与が低い」なら「給与を上げたい」という転職理由を前向きに考えてみることに。「これで転職に対する目的意識も明確になりますよ」(丸山さん)。
活動前に伝えるのは早すぎ 転職先が決まってからが基本
なんと半数近くの人が転職活動前に辞意を伝えている!これは、転職先が決まらなかった場合のリスクが大きいだけでなく、「仕事に対しての責任感がなく、計画性がないという悪いイメージになります」(丸山さん)。「内定が覆ることだってある。転職先の契約書にサインし、入社日などの詳細が決定してから伝えるのがベストです」(逢坂さん)。
■2.会社選び
最初はなるべく絞りすぎず 広い視野で多くの会社を見よう
「会社選びは、視野を広く持つべき」と丸山さん。「たとえば、スポーツが好きなら、どんな場面で、誰とどのように関わっているのが好きなのかを考えてみましょう。『皆で目標に向かってやり遂げること』なら、スポーツ業界に絞らなくても、そのような働き方ができる会社を探せばいい。最初は選択肢をできるだけ広げ、そこから志向に合わせて狭めていきましょう」(丸山さん)。
情報収集には時間をかけて 2カ月くらいは費やそう
半数以上の人が1カ月以内という結果は、「情報収集不足なのでは?」と丸山さんと逢坂さん。「情報収集を怠ると、入社後に『こんなはずじゃなかった』なんてことにも。企業調査は2カ月。エントリーを始めるのは調査1カ月くらいからが妥当でしょう」(丸山さん)。「人脈形成はもちろん、行きたい会社が出している本があれば、すべて読んでおくのは必須ですね。雑誌やテレビ番組なら、楽しく情報収集ができますよ」(逢坂さん)。
本命企業があったとしても 比較対象として数社応募すべき
たくさん応募すればいいというものではないけれど、1社だけに絞り、ほかはまったく受けないのは視野が狭すぎて危険だと丸山さん。「少なくとも3社、平均4~5社に応募するというのが、一般的。本命企業があっても、なるべく複数の会社を見て、仕事内容や社風、待遇、業界内での位置付けなどを比べてみたほうがいいでしょう。客観的な視点を持つことが大事です」(丸山さん)。
■3.書類作成
実は読まれていない書類審査 目立つキーワードで勝ち抜く
「書類の詳細はほとんど読まれない」と指摘する逢坂さん。人事は何通もある書類をパラパラとめくり、ごく短い時間で判断しているのが実状だ。「ノウハウ本などに載っているレイアウトをお手本にするのが◎。何を一番見せたいのか、どうしたら見てもらえるかを考えて作成するといいでしょう」(丸山さん)。
同業界・同職種転職なら とくにカスタマイズの必要なし
志望動機は書き換え必須。しかし応募先は違っても、同じ職種で狙うのなら、経歴の書き換えは必要なし。ただし、「異なる職種に応募するのなら、その職種に近い経験がより目立つようにカスタマイズすべき」(丸山さん)。異業界を狙う場合も、その業界に関する経験は目立たせて。
企業ビジョンとの一致をPR 自分の夢を語ってはダメ
基本的に志望動機で夢を語るのは御法度。「企業のビジョンや方向性をしっかり理解した上で、自分の経験やスキルとの一致をアピールしましょう」(丸山さん)。職務経歴書で重要なのはやはりスキルや経験、志望動機は読まれないことも多いので簡潔にまとめよう。
1枚にまとめるのが基本 みやすいことが第一条件に
20代~30代前半なら、枚数は1~2枚が妥当。箇条書きでも表組でも問題ないが、とにかく見やすくまとめることがコツ。また「キーワードを太字にしたり、下線を引いたりする工夫も必要です」(丸山さん)。手に取ってもらう手段として、「通常よりも上質な紙に印刷してみるのも効果的」と逢坂さん。履歴書と職務経歴書の年号の書き方を西暦でそろえるなど、読み手の気持ちを考えて作成することが、書類選考突破の糸口になりそうだ。
■4.面接
早めに着いてクールダウン 担当者の呼び出しは直前でOK
面接当日はどんなハプニングが起こるかわからないので、会場には遅くても10分前には到着しておきたい。ただし、早めに着いたからといって、すぐに受け付けに行くのはNG!「担当者を呼び出すのは、3~5分前で十分。それまでの時間を有効に使ってください」(丸山さん)。また、「少なくとも20分前に到着し、洗面所で笑顔を作ったり、自己紹介のイメトレなどをして緊張をほぐしておきましょう」と逢坂さん。ギリギリに行くほど緊張も高まってしまうので余裕を持って行動しよう!
リクルートスーツでは幼稚に 普段着用しているスーツで!
もっとも好ましいのは、普段から使っているスーツだが、とくに持っていなければ、きちんとした服装にジャケットを着用していれば問題はない。ただし、「リクルートスーツは新卒に近いイメージが強く、必要以上に幼く見えてしまうことも。転職活動にはオススメできません」(丸山さん)。業界や職種に合わせて、ふさわしい服装で挑もう。
■5.退職
友人や後輩は言語道断! お世話になった上司が先
「退職の意思を上司に最初に伝えるのは常識」(逢坂さん)。噂が先行して上司の耳に入るなんてもってのほか!「辞めるのは周囲に与えるショックも大きい、円満退職の第一歩として、報告順序はきっちり守るべきでしょう」(丸山さん)。
基本的に転職先は伝えてOK ただし社内の事例を優先して
「次の職場については、全社に辞めることが広報された後なら話してもOK。嘘をつくとかえってきまずくなります。ただし、競合に転職する場合は、次の会社に了解を取ってから伝えるべきだと思います」(丸山さん)。同じ業界内での転職の場合、顧客管理などの面でシビアな問題も。いずれにしろ、社内の事例に合わせて対処しよう。
引き留めに合うのは当然のこと あくまでも決定事項として対処
いざ辞めるとなると、前職で引き留めにあうのは当然。それを上手にかわすコツは、上司に退職の意思を伝える際に、「辞めようと思ってます」という相談モードではなく、「○月○日をもって退職します」と、決定・報告モードで伝えること。「引き留めには、強い気持ちで対処すること、優先すべきは、次の会社の入社日。たとえ仲の良かった上司との雰囲気が悪くなっても、転職してしまえば元通りの関係に修復するものです」(丸山さん)
キャリアの空白は避けるべき リフレッシュは有休消化内で
「あくまでも有休消化期間でリフレッシュするに留め、休みがないときは諦めるべき、それよりも、仕事の勘を鈍らせないようにするほうが大切です」(丸山さん)。「厚生年金などの手続きも、間を空けないほうがスムーズに進みますよ」(逢坂さん)。
