Woman Type/10-11月号(2006年)
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Woman Type/10-11月号(2006年)【記事抜粋】

採用担当者をうならせる裏ワザをレクチャー!
「デキる女」と思わせる面接テク
自分の持っているスキルを、できれば実力以上に見せたい面接。「このヒトはデキる!」と面接官を惹きつけるためには、自分をどう語り、どう見せればいいのか?ワンランク上の自分を演出する、面接テクニックをレクチャー!
話す内容だけでなく全体の雰囲気で「デキる女」を演出するのがポイント
書類選考後に避けては通れない面接。そこでどう自分をアピールするべきかは悩みの種の一つだろう。自分を最大限魅力的に見せるコツはないものか。「面接は証拠探し」だと言うクライス&カンパニーの丸山貴宏さんに聞いてみた。
「面接官は、書類を通じて感じた『この人良いな』の理由がどこにあるのか、直接会って確かめたいんですよ。だから、一方的に言いたいことを話し続けたり、自分のことを過大評価してアピールするのは厳禁。『私デキます!』という人はあまり信用できないでしょ(笑)?いかに相手に『この子はデキそうだ』と思ってもらうかが面接を受ける側のミッションなんです。」
言葉の選び方、質問への応対力、笑顔、ユーモア、柔軟性など話の中身以外の部分から「デキる人」を感じ取ってもらうことが重要だと丸山さん。
「短い面接時間に自分を最大限にアピールしたい気持ちはよくわかります。でもグッと堪えて、相手の質問にどう答えるか、その場の雰囲気をどう作るかがポイントですね」
何気なくやっていることが武器に!「日常」に潜むアピールポイントを発掘
あなたにもきっとある身近な業務の工夫
「アピールできるような特別なことはしてないから……」という理由で面接に怖気づいたり、転職そのものをあきらめてしまったり。ついつい弱気になってしまう人も多いのでは?
しかし、「営業成績トップ」、「MBA取得」、「新規事業立ち上げの立役者」だけが転職に成功しているわけではない。ごく普通に働いていても、毎日の業務のなかにアピールポイントとして使えるトピックスは隠されている。その代表例が「業務改善」だ。
「実績や成果の話を聞くだけでは面接は数分で終わってしまう。面接官が聞きたいのは、その“過程”なんです。本人がどんな努力・工夫を行ったかということ。その良い例が業務改善です。数字などで具体的に実績とはならないまでも、問題を把握し、考えて実行し、改善した。そういうエピソードが重要なんですよ。前職でもしっかり自分で考えて行動できていた人は、どこに行ってもその力を復元できるものです」(丸山さん)
日頃のちょっとした行動に、あなたも気づいていない大きなアピールポイントが眠っているのだ。
職種別事例で見る身近な“業務改善”ココがスゴイ!
【Case01 営業編】なかったら作るしかない!新人マニュアルを自ら作成
改善前>>>
「仕事はとにかく現場で覚えろ」が社風の会社。でも、増え続ける新入社員に、先輩社員1人が複数の新人をOJTで教えなくてはならないことに。何回も同じことを説明しなくてはならないことに。何回も同じことを説明しなくてはならず通常業務が手につかなくなってしまった。
ここを改善!>>>
自らマニュアルを作成し、新入社員の希望者を集めて勉強会も実施。
改善後>>>
新人教育がシステマチックにできるようになったことで負担が減り、業務に支障を来たすことがまったくなくなった。
【丸山さんの一言コメント】
業務が滞る状態を会社のせいにするのではなく、具体的な解決策を練って行動に移したことが高く評価できます。
【Case02 総務編】備品の発注だって工夫一つでアピール要素に
改善前>>>
営業からいつも頼まれる名詞発注業務。しかし、いつも残りわずかになってから急発注する人ばかり。「もっと余裕を持って言ってほしい」と頼んでもなかなか改善されない。
ここを改善!>>>
名刺があと20枚というところに「残りわずか!発注してください」という紙を挟んでから渡すようにした。
改善後>>>
営業が紙を見て名刺を発注してくれるようになり、急発注の習慣が消えた。他部署にも評判が広まり皆が実施するように。
【丸山さんの一言コメント】
営業の責任で終わらせずに、自分の業務の問題点として転換したところがスゴイ。コストを一切かけてないところも◎。
【Case03 受付編】ちょっとの気配りで来客の待ち時間にゆとりを
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来客が多い本社ビル受付。大企業だけに、訪問された自社の社員がなかなかつかまらないことも多く、10分以上待たせてしまうこともしばしば。待ちくたびれてイラ立つ人の姿も・・・。
ここを改善!>>>
来客の訪問時間をしっかりチェック。5分待たせてしまったら、「お待たせして申し訳ございません」とお茶を出すことに。
改善後>>>
受付は会社の顔。細やかな気遣いが取引先の間でも評判になり、自社のイメージアップに!社内でも高く評価された。
【丸山さんの一言コメント】
「お茶を出す」という業務が増えるにも関わらず、「受付は会社の顔」と意識を高く持って行動できたことが評価が高いですね。
【Case04 営業事務編】スケジュール管理の徹底で顧客からの信頼を獲得
改善前>>>
受発注業務において、いつもギリギリ間に合う日程設定で動いていたため、納品が遅れてしまうことも。信用に関わるので何とかしなくては、と考えていた。
ここを改善!>>>
どんな急な発注でも時間が許す限り、1日は余裕を持って納品日を設定し、先方に告げることを徹底した。
改善後>>>
余裕を持たせてあるので、約束の時間より早めに納品できることが増え、顧客から絶大な信頼を得ることができた。
【丸山さんの一言コメント】
営業事務という立場で問題提起し、自分が中心となって皆を巻き込んで改善に結び付けたことが大いに評価できますね。
【Case05 ルート営業編】システム化することで既存店舗情報を共有
改善前>>>
200件以上の既存顧客のルート営業を5人で担当。しかし顧客企業窓口担当や取引内容の詳細、特記事項などが共有されておらず、引継ぎが非常に大変だった。
ここを改善!>>>
部内でデータベースを作り、顧客情報を共有。その顧客が、いまどのような状況かなどを一目で把握できるように。
改善後>>>
いつ誰の企業を担当することになっても、情報がすぐに検索できるので引継ぎ作業が楽になり、顧客に迷惑をかけることもなくなった。
【丸山さんの一言コメント】
生産性向上に貢献ですね。問題を発見し、データベースを作るという一連のプロセスを中心となって行ったのは素晴らしい。
【Case06 クリエイティブ編】社内コンクールを実施 社員のモチベーションアップに
改善前>>>
広告制作部門は専門職志向。1人の世界にこもってしまいがち。組織としてのまとまりがなく、全員のモチベーションも下がり気味に・・・。
ここを改善!>>>
半年に1回、自分たちの作った広告を社内で審査し、ランク付けしてインセンティブを支給するコンクールの実施を提案し、制度を確立。
改善後>>>
審査を通して各広告制作ノウハウを共有することで、社員全員がスキルをアップ。目標が明確になったことでモチベーションアップにもつながった。
【丸山さんの一言コメント】
個人プレーになりがちな業務を開放し、情報共有する場を仕掛け、成果を出したのは経営的な視点すら感じるほどですね。
Attention!「自己評価インフレ」に注意!ちょい控えめ評価で好感度をアップ
「私の仕事なんて・・・」と自分を卑下する必要はないのだが、自分をアピールする際に気をつけたいのは「私ってすごいんです!」と自己評価が高すぎてインフレを起こしてしまうこと。
「自意識過剰は基本的にダメ。すごいかどうかは他人が判断・評価するものです。自分の努力や工夫、実績を述べることは必要ですが、あくまで謙虚に。すごいかどうかは面接官に判断を委ねればいい。そのほうが好感度もアップしますよ」(丸山さん)
ではどうやってアピールすればいいのか。それはとてもシンプルなこと。面接時の表情だ。
「得意なことや、自分で達成感を得たエピソードなどに話が飛んだら、『来たっ!』とばかりに急にぱっと明るく表情を変えてみてください。『この分野は自信があるんだな』、『このプロジェクトは楽しんで取り組んだんだな』、『結果に納得しているんだな』など、表情一つで面接官にプラスの印象を与えます。小さなことですが、こうすることで相手に共感してもらいやすくなりますよ」
あくまでも謙虚さを忘れずに。しかし「ココだ!」と思うところは自信を持って笑顔でアピールする。そのメリハリが重要なのだ。


