就職ジャーナル /8・9月号(2006年)
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就職ジャーナル /8・9月号(2006年)【記事抜粋】

「なかなか内定が出ない」「内定は出たけど、どうもしっくりこない」
就活「モヤッと」解消クリニック
「なかなか内定が出ない」「内定は出たけれど、この会社に決めていいのか不安」など、悩みを抱えたまま活動を続行している人は少なくない。周囲には相談しづらい、就活終盤戦ならではのモヤモヤした悩みに対して、様々な道のプロが答えてくれた。人生の先輩でもある彼らの頼もしいアドバイスをヒントに、最後までナットクのいく就職を目指して頑張ろう!
(相談シーンA) どうしても面接を突破できない!
(モヤッと1) いざ面接担当者を前にすると、言葉が出ない。
良く見せようとせず素直に伝えれば大丈夫
「いいところを見せるぞ」「絶対に、合格しなければ………」という気負いが過剰にあるために、言葉が出てこないのでは?面接は特別な場だと思われがちですが、そもそも人と人が会話してわかりあう場にすぎないんです。かっこいい言葉で伝えようとせず、キミの気持ちを素直に伝えるべき。誠実に対応することを心がけていれば大丈夫ですよ。
(モヤッと2) 自己PRに自身が持てない。
熱意があれば伝わる。相手の目を見て話そう。
自分に自信が持てないと、話す内容も自信がなさそうに伝わってしまう……。どうやらマイナスのスパイラルに陥っていますね。内容は今まで通りでもいいから、相手の目を見て、いつもより大きな声で表情豊かに話してみましょう。それだけで印象はがらりと変わるはずです。
(モヤッと3) 先輩訪問をしないから、面接に通らない?
先輩訪問したことより何を得たかが大事
先輩訪問と合否には、直接の因果関係はありません。その会社に先輩がいない人だっていますからね。先輩訪問を行ったか否かが評価対象になるとしたら、不公平が生じるケースも出てきます。もちろん、先輩訪問で現場のリアルな話を聞いて志望理由を明確にしたり、そこで得た情報を面接に活かすことはとても有効です。大事なのは、そこで何を得たかなんですよ。
(モヤッと4) 落とされた会社に理由を聞いてもいい?
やってはいけない。モラルを疑われるだけ
いけません。人事担当者に迷惑をかけてしまいます。聞きたいと思うのは、次に活かしたいというキミの都合にすぎませんよね。それを無理強いするのは、モラルが疑われます。
(モヤッと5) なぜか志望動機を答えられない。どうすればいい?
企業の研究不足かもしれませんね
要因の一つに、企業研究の不足があると思います。事業内容や理念などをちゃんと理解していないと、志望動機がしっくりこないものです。もう一つは、自分がどんな社会人になりたいのか整理されていない可能性。この2つを意識すれば、自ずと志望動機は出てくるものです。
(モヤッと6) グループディスカッションでちゃんと話すことができません。
量より質で攻めればいい
企業は、たくさん話せる人を採用するわけではありません。ベラベラとうすっぺらな話をするのはかえって逆効果。ですから、積極的に話す人がいてもあせらないこと。場と役割を判断して、冷静に話せる人のほうが好まれます。
(モヤッと8) エントリーシートと面接で、話すことを変えてもいい?
整合性があれば問題なし
シートに書いてあることと話すことに整合性があれば、内容が違っても問題はないはずです。より良くなった部分があれば、変化したことを伝えればいい。成長したわけだから、むしろ印象はいいと思いますよ。
(モヤッと9) 他社の選考の進み具合は正直に答えなきゃだめ?
無理に隠そうとしないほうがいいでしょう
隠す必要があるんでしょうか?時々、他社の進み具合を聞いても言わない人がいますが、かなり印象が悪くなりますね。たくさんの会社で選考が進んでいて引っ張りだこ……という印象を与えるような答え方はまずいですが、正直に答えることは何らマイナスになりません。誠実に答えれば人柄の良さが伝わるし、実力の担保になることもあります。
(相談シーンB) とうとう持ち駒がなくなった!
(モヤッと10) エントリー締め切り後でもアプローチする価値はある?
受け付けてもらえる可能性はかなり低いですが、やってみる価値はあると思います。ひょっとしたら、辞退者が出たときのために、何人か確保したいと考えている企業があるかもしれませんしね。あきらめきれないのであれば、気持ちをすっきりされるためにも「よろしければチャンスをください」とやるだけやってみるといいでしょう。
(モヤッと11) 持ち駒が全部なくなった。これからどうやってリストアップしよう。
活動を通じて身につけた新たな視点で探そう
世の中には何万という会社があり、キミがリストアップした何百倍もの会社が新卒採用を行っています。就職活動を通じて視野が広がっているはずだから、新たな視点で探すことができると思います。
(モヤッと12) 今年は就職浪人をしてやり直そうかな?
就職環境の良い今年、就職浪人はマイナス評価
先輩たちから、就職浪人したらうまくいったという話を聞いている人がいるかもしれません。しかし先輩たちのときと今年は状況が違う。就職環境がとても良い今年、就職浪人したら、かなりのマイナス評価になるのは必至です。いろいろな意味で、甘い、弱いと思われてしまうだけです。7月以降でも、優良企業はまだまだたくさんあります。過去はきっぱり忘れて、新たな就職先を探すのがキミにとってプラスです。
(モヤッと15) 一度落ちた会社の秋採用を見つけた。もう一度申し込んでもいい?
ダメではないが落ちる可能性は高い
応募すること自体は問題はありません。けれど、落ちる可能性はかなり高いですよね。不採用だった理由を何らかの致命的ミスがあったせいだと思っている人がいるようですが、そんなことはない。「当社には合わない」と判断されたから不採用だったんです。一度ダメだった会社にエネルギーを使うよりも、新たな一歩を歩むほうが得策ですよ。
(相談シーンC) 行きたい会社が決められない。
(モヤッと17) 内定を辞退するとき、どう言えばいい?
誠心誠意謝る。それに尽きます
どう言えばいいかなんて問題ではなく、誠心誠意誤るしかありません。言いにくいことだからといって、メールで済まそうとするのはダメです。絶対、電話しましょう。場合によっては企業に出向いて謝ることも必要です。また、ずるずると先延ばしにするのはもってのほか。誠意を持って話をすればだいじょうぶですから、早めに連絡しましょう。
(モヤッと18) やっと第二志望から内定をもらった。でも本命の選考はこれから。どうしたらいい?
志望度を冷静に再確認することも必要だ
内定をくれた第二志望の会社に相談してみるしかないでしょう。誠意を持って話せば、理解してくれると思いますよ。難しそうならば、「状況を見たうえで判断したいので、選考に行かせてください」と話してみるとか。とはいえ、現段階ではすでに第二志望に魅力を感じているかもしれない。冷静に、気持ちを確かめてみることも必要です。
(モヤッと19) いくつか内定をもらったけど、どうやって決めたらいいの?
紙に書くと冷静に判断できる
その会社のいいところ悪いところをきちんと整理すべきです。その際、紙に書いて言葉にしましょう。悩むほどイメージや雰囲気にひっぱられますが、紙に書くと冷静に判断できます。それでもダメならば、キミがこうなりたいと憧れている先輩や知人に相談するといいですね。彼・彼女は利害関係があるから止めたほうがいい。それでも最後の決断は自分ですが、とことん悩んで決められないなら、どっちに行ってもOKということですよ。
(モヤッと20) どんな会社に応募したらいいか、もうわからなくなってしまった。
これまでの活動で得た情報を存分に活かそう
これまでの活動で感じたことを整理してみましょう。受けた会社の感想、面接担当者と話すなかで理想と現実の違いに気づいたことなどをまとめてみるんです。そして、いったい自分はどんな希望や志向を持っているのか、何があれば頑張れるのかを探ってみる。とかく就職活動は、周囲にほんろうされて浮き足だってしまいがちです。就活当初とは情報量が違う今、あらためて自分と向き合えば、全く違う展開が見えてくると思いますよ。
(モヤッと21) 最終面接で落ちた本命が忘れられない。他社で1年働き来年再受験してもいい?
別の会社で経験を積み再度考えればいい
思い込みで、美化しすぎているかもしれませんね。一度忘れて、別の会社で頑張るべきです。
丸山さんからの踏み込んだアドバイス
自分の言葉でホンネを語れば、企業の反応は今までと変わりますよ
新卒採用の環境は、昨年より格段に良くなっています。ですから「ゲリラ戦法」で成功する確率も高いと思うんですよ。ゲリラ戦法とは、採用を行っていない中小企業などに直接問い合わせるやり方。勇気が必要なことかもしれませんが、社会人なって営業職に就けば仕事として日々行うこと。それを一足先に経験するんだと思って、取り組んでみてはどうでしょう。
持ち駒がなくなり気落ちしている人もいると思いますが、今まではかっこよくやろうと思うあまりマニュアル通りに行動していたのではないでしょうか。だから、今まで受けていたのは本当のキミではない。飾っていた部分を取り払って、本来のキミらしさをだしていけば、道は必ず開けます。


