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日経キャリアマガジン (06年2月号)

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日経キャリアマガジン (06年2月号)【記事抜粋】

日経キャリアマガジン (06年2月号)
転職コンサルタントが明かす 業界別売れ筋人材ベスト3

景気の上向きに後押しされ、ベンチャー企業から大企業まで転職市場は活況を呈している。そんな中、業界内でのステップアップを目指したり、長年の夢をかなえるために異業界へ飛び込んだり、転職へと踏み出すビジネスパーソンは少なくない。人材紹介のプロ達が教える転職市場のこれからと今後の「売れ筋人材像」を把握して、あこがれのビジネスライフを現実のものにしよう!

流通・サービス -回復基調のなか求められるビジネスセンス
中小規模の小売り業でも求められる経営人材

製造業の好調や金融業界の活況などを受けて、バブル崩壊後の「失われた10年」もようやく過去の話になりつつある。そんななか、個人消費が支える流通・サービス業界は長らく続いた底打ち状態を脱し、明るい兆しが見えてきたようだ。株式会社クライス&カンパニー代表取締役社長の丸山貴宏氏は、業界内の転職市場の現状についてこう語る。

「主に小売り業について言えば、目立った動きとして、3年ほど前から、幹部クラスの求人が増えてきました。これは大手小売り業で40歳代、年収1000万円クラスの人材ニーズですが、小規模の企業においても、『経営人材』を採用する傾向が目立ちます」

一般的に小売り業では、個人商店から経営規模を拡大し、企業化するケースが多いわけだが、そうした企業でも大手並のマネジメント能力を持つ人材を求めるようになってきたようだ。


若手に求められるのは普遍的なビジネス力

小売りという業種においては、「扱う商品が好きだから」という意識がそこで働く人のモチベーションになることが多い。しかし丸山氏は、これからの流通・サービス業界の転職市場では、まず共通認識として、「ビジネスパーソンとして有能か?」が問われると強調する。

「特に年齢が上になるほど、こうした普遍的な要求が高まるといえるでしょう。そのためには、20代でやりきる力を得たかどうか、言い換えればある種の成功体験が重要ですし、企業もそうした経験を持つ人材を求めているといえます」

さらに同氏は、30代では「1+1を2以上にする力」、「無から何かを生み出すような発想」が必要であり、さらに年齢や職能に応じたリーダーシップやマネジメント能力が必要になってくると語る。

「小売りという仕事は、良い店長がいれば売れる店ができるものです。30歳代くらいまでなら同業種はもちろん、他業種でもその業種で名前が売れるくらいの実績があれば、十分に有利な転職ができます。一方で経営管理分野に関して他業界からの転職も少なくありませんが、これはやや年齢層が高く、40代くらいの方が対象になるでしょう」

自分の作る店で会社の利益を上げる。それくらいの気概のある人材が求められているといえるだろう。