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面接官の本音

普段知ることができない実際に行われている面接風景やジャッジポイントなどを現役の面接官にインタビューします。

株式会社インクス
株式会社インクス
ビジネスグループMgr
木口 信司 氏

Vol.5 株式会社インクス

”雇用の創出”を目的として、1990年設立。世界に先駆け、製品の設計から試作・金型製作まで、3次元データによる一気通貫の画期的なIT開発システムを構築する。競合他社はほとんどなく、独占状況の現在、株式公開にむけ、規模拡大中。

【設立】1990年7月【資本金】8,715万円
【従業員数】200人【本社所在地】東京都新宿区

はじめに、御社が求める人物像について教えていただけますか?

そうですね、一番重要視したいのは“ハート“ですね。どんなに優秀であっても、どんなに専門性が高くても、人間としてのハートがキレイでないとあまり魅力を感じることはないです。例えば、”一日一膳“を心がけているような優しさを持った方なんかいいですね。更に、明るく元気で少々のことではヘコまない逞しさも欲しいです。深夜まで働いた翌日でも元気に飲みにいけるような・・(笑)。こういった人物重視という観点で、1対1形式の面接を3~4回行ってジャッジしています。


面接でよく出される質問を教えていただけますか?

よく出す質問について触れる前に、私は相手の目に注目しているということを言いたいと思います。“目は口ほどにモノを言う“という言葉がありますが、目をよく見て話を聞いていると相手が本心で話しているか、または、ハートがキレイな方かどうかが大抵わかるんですよ。そのためにも、私は相手が話し易いような雰囲気作りには気を使っています。具体的な質問については、現在、近い将来、遠い将来において自分自身として何をやりたいかという意思やビジョンを持っているか、必ずお聞きすることにしています。これは、夢を持っているかどうかということを知るためです。夢や明確な目標を持った方は非常に強いと思います。


御社の今後の中期的な事業のビジョン、方向性について教えていただけますか?

今、金型業界の国内マーケット規模は約1兆5千億円くらいなんですが、その内の10%のシェアが当面の目標です。現在の当社の売上は70億円位ですので、目標との間に相当なギャップがありますが、これまでの成長路線を更にパワーアップして、是非実現したいですね。昨年の第一工場に続き、今年は第二工場も完成して事業は順調に伸びていますし、新規プロジェクトも始まっています。より付加価値を得られる欧米マーケットへの進出もあります。当面の目標を達成した暁には、既存事業と全く関係ない分野への進出もあり得るかもしれませんね。そういった新しいことへのチャレンジや、会社を大きく変える原動力は若い人たちのエネルギーだと思うんです。ちょっと話は大きくなりますが、明治維新が20歳代~30歳代の若い世代が中心で成し遂げられたのと同じように、です。だから、中途だけでなく、新卒採用も積極的に行っており、今年も54名の新卒社員が入社しました。


御社の魅力を端的に表現するとすれば、ずばりどんな表現になりますか?

そうですね、自己実現が可能な会社と言えるでしょう。また、社員のモチベーションを大事にする会社です。やりたいことをやらせてくれる会社って最高ですよね。勿論、今現在全ての社員が満たされているかというと現実的には難しい面もありますが、会社の意思や方向性としては明確です。


最後に、ベンチャー企業を目指す方へのアドバイスをいただけますか?

チャレンジしたいという気持ちは伝わってきても、本当にできるかどうかがポイントです。この人ならできるとか、やらせてみようとか思わせてくれる人にチャンスがあると思います。ただし、正直なところ、人材を育てる余裕はなかなかありませんので、ポジションにあったスキルと経験は大前提になりますね。リスクを取ってベンチャー企業に転職するわけですから、自分が会社を大きくする、自分の成長が会社の成長であると本気で思えないと難しいと思いますよ。やはり、待遇や環境ではなく、仕事に対する本気のチャレンジ精神が重要だと思います。