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面接官の本音

普段知ることができない実際に行われている面接風景やジャッジポイントなどを現役の面接官にインタビューします。

ドクタープログラム株式会社
ドクタープログラム株式会社
人事・総務部 人事グループ
飯間 朋也氏

Vol.59 ドクタープログラム株式会社

東証一部上場の株式会社キョーリンを親会社に持ち、安定した経営基盤と万全の研究設備を誇るドクタープログラム。製薬技術を応用して完成させた基礎化粧品「トリニティーライン」を初めとして、先進的な技術力が生み出す当社の製品は、多くの利用者から非常に高い支持を受けています。売上は好調で、社員数も増加しており、急成長を遂げています。


面接で重視されるポイントを教えていただけますか?

コミュニケーション能力と論理性、基本的なスキル面ではこの2点を見ています。コミュニケーション能力を大きく発信と受信に分けると、発信に関しては、自分の意図していることを正確に相手に伝えることが出来ているか?受信に関しては、相手の意図していることをきっちりと汲み取ることが出来ているか?この部分を大事にしています。論理性については、例えばひとつの話題について2~3回「深堀り」しても、話していることがぶれないかどうか、また、結論からお話頂けるかどうか、という点を見ています。そういった方は頭の中が論理的に整理されていることが伺えますね。

他に重視している点は、「お人柄」です。組織適合性が高そうか?中長期的にご活躍頂けそうか?など様々な観点から、その方の「お人柄」を見ています。特に、「誠実」「責任感」「前向き」を重要なキーワードにしています。

その方のこれまでのポジションによる職能スキルに関しては、仕事上のエピソード(マネジメント、成功体験)などをお伺いして、その方のこれまでのご活躍ぶりをお伺いしています。


必ずお聞きする質問はどんな質問ですか?

「弊社でやりたいこと」、これはよくお伺いします。その方がやりたいと思っていること、当たり前のことだと思うのですが、まずはこれをしっかり持っておいて欲しいですね。「やりたいこと」がきっちりとあって、それが弊社で実現いただけることなのか?弊社としてその方に取り組んでもらいたいことなのか?この辺をじっくりとお伺いしていきます。ご入社頂いてから「こんなはずじゃなかった」というのは誰にとっても、ハッピーではないですからね。

マネージャー(候補)採用を対象とした方に対しては、「マネジメントのポイント」をお聞きしています。いかに前職・現職でマネジメントのご経験をしっかりと積んできて、ご自身なりのノウハウというものを蓄積されていらっしゃるか、ということを具体的にお伺いしたいと思っております。


今までの面接で印象に残っていることはどんなことですか?

個別のケースでお話してしまいますと、個人が特定されてしまうので控えさせて頂きますが、全体のイメージとしては、おかげさまで弊社の社会的な認知度が上がってきたことを実感しています。正直な話をしますと、弊社の採用の選考バーは決して低いものではないと思います(笑)。同業界において、ご経験豊富な方を対象としているという点では選考基準が「高い」ではなく、「狭い」と言った方が良いかもしれませんが、そういう採用基準で選考を行っていても、その基準に合った方々に面接でお会いすることが多くなりました。これは大変嬉しくもあり、身が引き締まる思いでもありますね。


御社が求める人物像を教えてください

スキル面以外で言うと、やはりポイントは「誠実さ」「責任感」、それと「前向き」だと思います。「誠実さ」をどこで見るかは非常に難しいですが、面接中に「誠実さとはどういうことだと思われますか?」と、直球で聞いてしまっていることも多いです(笑)。予期せぬ質問に対して、つまりながらもご自身のお考えを飾らず真っ直ぐにお話し頂く姿に、その方の誠実さを見る時があります。

仕事をする上での価値観として「責任感」を大切にしている人かどうかもとても重要ですね。これまでのご経歴をお聞きしている中で、責任感に欠けると思われる発言や経歴があった方は、弊社でご活躍頂くことは難しいと思わざるをえません。小さな約束を一つ一つきっちり守って行く、そういった「責任感」をお持ちの方と一緒に働きたいと思っています。

「前向き」な考えをお持ちであることも非常に大切な要素です。「出来ない理由」を探すよりも、「どうやったらできるのか」を考え、そして実行に移せる方。こういった考え方をお持ちの方は、総じてパフォーマンスが高い方だと言えるのではないでしょうか。

パフォーマンス=スキル(経験)×情熱(熱意)×考え方(+もしくは-)

これは私なりにパフォーマンスを因数分解した図式ですが、スキル(経験)はあまりなくても、熱意があって、誰よりも前向きに考える方は「+」のパフォーマンスが高い。逆にスキルが高く情熱があっても、ネガティブ(考え方が-)な方は、大きなマイナスを生む可能性があると考えています。これが「前向き」な考え方が大切である、と私が考えている理由です。


読者へのアドバイスをお願いします

「自分のこと」をよくよく考えて欲しい、と思います。自分のことを考えて欲しい、それはつまり、「どうしたいのですか?」の問いに対する答えです。「自分はどうしたいのか?」それをご自身でじっくり、深く考えて頂きたい。おそらく色々な意味での「答え」は、その中にあると思うんです。

例えば、この会社でこんなことがしたい、という話だけで終わりにせず、何故そうしたいのか?どうしてそう思ったのか?そう思ったきっかけは何だったのか?など、ご自身の「答え」が見つかるまでじっくりと考えて欲しい。「どうしたい」の根源に何があるのか、そのプロセスに何があったのか、をじっくりと考えて頂きたい。

面接でお会いする方々にお伺いしてみると、場当たり的にその仕事に就いていて、なんとなく日々の業務に埋没していて、という方に出会うことが、意外と少なくありません。やはり、自分のことをもっと考えて、どうしたいのか?もっと深い意味でどうしたいのか?というところを突き詰めて欲しいと思います。そして、望めるならばその「答え」が弊社にあったらいいなと思っています。