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面接官の本音 Vol.68

株式会社アイレップ 総務・人事グループ 人事管理チーム 山中 祐二氏
SEM業界のトップカンパニーが、未来を託す人材とは

表参道―。渋谷駅にもほど近い、抜群のロケーションに、話題の企業はあります。激動するSEM業界の中で、日本トップクラスの売上高を誇るリーディングカンパニー、アイレップ。SEM総合研究所など、R&D部門で業界を牽引し、業界全体に大きな影響を与えています。同社社員の多くは、コンサルタントであり、一般的な広告代理店は営業中心の組織であるため、異質な存在ともいえる。社会貢献、数字の成長、お客様満足、社員満足-。4つのバランスのとれたGreat Companyを目指すアイレップでは、どんな人材が求められているのか?人事管理チームの山中氏にお伺いしました。

現場が採用プロセスに立ち会うことにより「責任をもった採用」を貫く。

武田
2006年10月にはヘラクレスに上場され、事業拡大と共に人材採用も積極的に行われている御社ですが、現在は毎年、何名程度の新規採用を行っていらっしゃいますか?
山中
平均して新卒は10名、中途採用の場合、あらかじめ人数は決めていませんが、結果として年間20名~30名程度の採用を行っています。
武田
事業を牽引する存在として、中途採用からの社員にかける期待も大きいと思いますが、実際に現場では、どういった方が求められるのか、教えて頂けますか?
山中
誤解されている方も多いのですが、当社の場合、特に業界経験者は求めていません。もちろん、ご経験があれば、それはそれでいいのですが、この業界自体、6,7年という歴史の中でマーケットが広がってきていますので、業界の枠組みを超えた採用活動を展開しています。
武田
そうすると、経験以外の部分で、どういった点に着目して面接を行われていますか?
山中
論理的思考能力です。特に、仕事のお話を伺う中で、整合性や成果の再現性についてヒアリングしていきます。前職でのエピソードを通じ、過去の行動には、どういった狙い、戦略性があったのかをお伺いしています。また、前職の仕事の気に入っている所と、改善して欲しかった所は聞いています。これが、ご本人の会社選びの基準になっている場合が多いですから。そういった会話の中から、ご本人がやりたいことと、会社の仕事との整合性を見ていきます。
武田
ユニークな方もいらっしゃいそうですね。
山中
そうですね。前職では若くして営業部長を務めた人間や、同じく20代で非常に高い成果を挙げていた者も、今は入社をして活躍しています。やはり面接で聞くと、思考の方法やスタイルに一貫性・整合性があり、この方なら、と思うものを持っていらっしゃいます。
武田
実際に入社まではどのような選考スタイルで進んでいくのでしょうか?
山中
面接は基本的に合計3回です。採用担当者、人事担当役員、社長、会長、現場のスタッフが面接にあたります。面接回数も多いですし、接触する社内の人間も多いのですが、このスタイルが採用活動のポリシーでもあります。
武田
会社としてのポリシーですか?
山中
はい。現場が採用プロセスに立ち会うことにより、責任をもって採用するというスタンスを持っています。誰かが入社してきたけれど、自分は関係ない、というのではなく、会社として上司として新しいメンバーの採用に責任を持つ。逆に、入社された方にとっても、一度会った人、知っている人が社内にいるというのは、心強いですよね。

論理的思考能力に加え、社内のキーマンを見出す力が、成果を生む。

武田
そのようなプロセスを経て、実際に中途採用で入社された方で、活躍される方の共通項はありますか?
山中
人間関係構築能力が高い方ですね。ロジック重視のため、スマートな印象をもたれる方も多いのですが、例えば “愛嬌”―。こういったものを持っている方は、先輩や社員と信頼関係を作っていき、必要な情報をすぐにキャッチしていきます。地頭があればそれを活かし、仕事に還元することもできます。2009年4月現在、社員数は151名になり、ベンチャー的な規模を超えながらも、まだ大手企業のようにマニュアルが全てにおいて整備されているわけでもありません。そういう意味では、愛嬌じゃなくても『サバイバル能力』、いわばキーマンを見つける力は非常に重要です。
武田
昨年末、創業社長の高山様が会長に就任され、専務だった紺野様が新社長になられましたが、社内でも変化は生まれていますか?
山中
会長の高山も新規事業開発に大きくコミットすると明言し、新たな動きは始まっています。特に、2年目を迎えた新規事業提案制度、MIP(Make Industry Program)では、アイデアベース、メール一本で社歴や経験に関わらず参加できるスタイルを今年から採用しています。もちろん審査が進むうちに、根拠や裏付けは求められますが、まずは社員からの意見を募るということであえて敷居を下げたところからのエントリーを受け付けております。現在、事業化に向けて走りだしているところです。
武田
昨年からの金融不安で世界的な不況が続く中、新たな潮流を生み出していますね。
山中
確かに、広告業界は不景気の影響を受けやすいと言われています。しかし、当社の場合、影響はありますが、チャンスとも言えます。我々の手がける広告は、効果が数字で分かるメディアです。企業の広告予算が削減された場合、今まで出してこなかった、効果が数字で測れるネットにシフトする、という動きは確実にあります。成長のカーブは確かに以前までと比較をすると緩やかになりますが、成長事業であることには変わりありません。そのエンジンを基盤に、新たな新規事業を立ち上げていきたいと思っています。
武田
ありがとうございます。最後に、御社に興味を持たれた方にメッセージをお願いします。
山中
おかげ様で、当社は業界の中でもリーディングカンパニーとして認知して頂いています。社内にはSEMの第一人者や国内屈指のコンサルタントも多く活躍しており、書籍や雑誌コラムの執筆も手がけております。実際にSEMを勉強する方が当社執筆の書籍を手に取り、勉強をされています。この業界に入るならば、本を買って勉強するよりも、その本を書いている人がいる会社に入社した方が、面白いと思います。この業界で名をあげたいという方に、ぜひ来て欲しいですね。
 

構成/竹内 路子

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