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面接官の本音

普段知ることができない実際に行われている面接風景やジャッジポイントなどを現役の面接官にインタビューします。

レノボ・ジャパン株式会社
レノボ・ジャパン株式会社
ヒューマンリソース シニアマネージャー
馬淵淳氏

Vol.58 レノボ・ジャパン株式会社

レノボは世界第4位のグローバルPCカンパニーです。世界60カ国以上の拠点で、世界160カ国以上に製品を展開しています。また、グローバルに展開する企業の強みを最大限活かすために”World Sourcing“をキーワードに、世界中からフラットに資源・才能・アイディアを集め、保有資源を横断的に活用しています。2007年度Revenue 約146億米ドル(前年比9.9%増)、Gross Profit約20億米ドル(前 年比9.6%増)であり、まさに成長軌道にある会社です。


面接で重視するポイントと、必ずお聞きになる質問はございますか?

ポジションに求められる専門性と会社のカルチャーにアラインしているかのコンピテンシーについて面接で確認しています。専門性については、募集しているポジションそれぞれに求められる経験・知識・スキルなどについて確認しています。人物面について確認するために、レノボ社員が弛まぬ成長を続けるために求められる次の4つのコンピテンシーについても過去のご経験にそって面接で確認しています。

1) Drive for Performance (パフォーマンスの推進)
2) Embrace Change (変化への取り組み)
3) Winning Attitude (勝利をもたらす姿勢)
4) Open Communication (オープンなコミュニケーション)


御社が求める人物像をおしえてください。

上記に説明した、レノボ社員にもとめられる4つのコンピテンシーにあった方です。4つのコンピテンシーはグローバル共通で更なる成長を企業として個人として加速させるものとなります。

たとえば、Drive for Performance (パフォーマンスの推進)につきましては、単に結果にのみフォーカスしたものではありません。「お客様中心主義」、「グローバルかつ戦略的な思考」、「明確で積極的な目標の設定」「約束を守り、成果をもたらす」「人々を効果的に指導し、能力開発を行う」 などを考慮することが必要です。こちらでは詳細につきましてはふれませんが、その他コンピテンシーである、Embrace Change (変化への取り組み)、Winning Attitude (勝利をもたらす姿勢)、Open Communication (オープンなコミュニケーション)についても同様に具体的な行動について社内で共有され、全社員の行動規範となっています。これら、弊社のもとめるコンピテンシーにあった方が弊社のもとめる人物像となります。


面接で印象に残っているケースをお教えいただけますか?

実際にご自分で携わった事以上の印象を与える話をされる方は多いですね。ご自分の役割、ミッションを客観的に捉えることができていないという印象です。例えば「私がマーケットシェアを3%伸ばしました」といったお話の場合です。企画から導入までのすべての過程を一人で担当され一人でマーケットシェアを伸ばしたような印象を受けます。しかしながら、よくお伺いしてみると、市場分析を担当されたものの、実際の戦略立案や実行については、ほかの担当の方が実行されていたという場合があります。悪意があるわけではないと思いますが、面接では脚色の無い事実の中でお話をしていきたいと考えています。自分の役割を客観的に認識し、その時その時でどのように考えて行動し、どのような結果を出したかを正直にお話いただくと良いと思います。もちろん、「3%伸ばしました」というようなお話をされたからといって、その発言そのものがマイナスになることはありません。大事なことは3%伸びたことに対して、どのように携わってこられたかがご自分の中で明確になっていることですね。


読者へのアドバイスをお願いします。

夢を目標にかえて今後のキャリアを実現してほしいと思っています。中長期的なキャリアプラン(5年後、10年後のポジション)を具体的に明確にセットし、そのポジションに求められるスキル・経験と、現在の自分のスキルと経験のギャップを確認し、そのギャップに対して、いかに(OJT・トレーニング・読書など)そのギャップをうめてゆくのかを毎年計画し、実行し、評価してください。これが実現できれば、漠然としたキャリア、すなわち夢が具体的な目標に変わり、自ら実現可能なものとなります。

転職についても、あくまでご自身のキャリア目標の達成に主眼を置いた「やるべきこと」を実現するための選択肢として転職活動を考えてみてください。そしてご本人にとってベストな転職をしてください。例え、転職活動をしなくとも、自分で「選択して」現職で仕事をするという意識を常に持つことが大切です。転職をすることもしないことも全く同じレベルの選択肢という意識が必要です。キャリアプランを自らつくり実現してゆく、すなわち夢を目標にかえて仕事をする姿勢がいかなる場面でも重要です。そんな皆さんと面接でお会いできることを楽しみにしています。