ヘッドハンティング・人材紹介会社 転職ならクライス&カンパニーへ。

現在のページ:クライス&カンパニー > 面接官の本音 > コンサルティング業界 > 日本キャップジェミニ株式会社

面接官の本音

普段知ることができない実際に行われている面接風景やジャッジポイントなどを現役の面接官にインタビューします。

日本キャップジェミニ株式会社
日本キャップジェミニ株式会社
シニアマネージャー
山下 至 氏

Vol.27 日本キャップジェミニ株式会社

同社は世界の第一線でコンサルティング、テクノロジー、及びアウトソーシングサービスを提供しているコンサルティング及びITサービス会社の一つです。「the Collaborative Business Experience」という独自の方法でお客様と協調的にプロジェクトを進めています。企業がテクノロジーを活用し、ビジネスで戦略的に成果を上げ、またコラボレーションにより更に成長できるようサポート。約60,000名のコンサルタントが世界中でサービスを提供しています。

【設立】2000年6月【本社所在地】東京都港区
【従業員数】130人 

面接で重視されるポイントについて聞かせていただけますか?

まずひとつ目は、ご自身に確固たる武器が1個以上あるかどうかを重視しています。弊社の場合、業務改革等のコンサルティングが多いものですから、生産管理でいうと例えば生産計画から製造の指示まで3年くらいやっていました、とか、あるいはSIerで製造系の業務に密接なシステムの構築をやっていたとか、そういう武器が問われます。

ここでいう武器とは業務エリア、もしくはITエリアの両方になります。今弊社がフォーカスしているのが、SAP社のSCM(APO)、SRM(EBP)ですので、これらのパッケージのスペシャリストであり、生産管理業務のスペシャリストでもあるというような方はいいですね。ポジションによって求めるものが変わってきます。マネージャーはお客様を引っ張って行く必要がありますので、武器は2つ以上必要になりますね。

次に、リーディングする力があるかどうかです。それぞれのカウンター(マネージャーであればお客様企業の部長以上とか)をリードできるかどうか。SIer に長くいて、お客様が言った通りのシステムを構築してきた方は、コンサルとしては難しいですね。お客様が言った通りに実行するのではコンサルは必要ないわけでして、困っている根本的な問題は何なのか?を探り当てなければいけないんです。


必ずお聞きする質問と回答例について教えていただけますか?

先ほどと同じになりますが、武器についてです。但し、場合によってはかなり細かい突っ込みをします。

例えば、ご自身の武器(強み)についてお聞きしたら、“生産、購買、販売、物流、会計も全てできます”という回答がありました。で、具体的にはどこが一番強くて、どういうインダストリーにおいて、お客様が何で困っていて、何をしてお客様に感謝されたんですか?という追加質問をしたところ具体性に欠ける回答しか出てこなく、簡単にボロが出たケースがあります。

別の例ですと、購買ではネゴシエーションプロセスを改善することは大変ですが大きな効果が出るんですね。そこで、“購買で一番難しいのは?”という問いに対して、的外れな回答があったりしますと、購買が専門といいながら、ネゴシエーションについてあまりやっていない方は、実はスペシャリティとしての魅力は感じられないです。SAPの認定資格を持っていて、4つプロジェクトをカットオーバーさせましたという方に、DBの名前を一つ挙げてくださいという質問をしましたところ、全然答えられなかった例もあり、実はカットオーバーのフェーズには関わっていなかったようです。


今までの面接で良くも悪くも印象に残っているケースを教えてください。

そうですね、すごく良かったケースを挙げますと、俗的な言い方ですが、目がキレイな方が居ましたね。ハキハキ答えてくるのに加えて、こちらの投げかけに対して、及びもつかないような切り返しをしてきたケースがありました。その方の専門領域である物流の話題で質問をしたところ、いつの間にか自動車の生産の話になり、更に私が逆に質問されてしまいました。気がついたら逆インタビューされていたんですよ(笑)。でも、全く違和感がなかったくらいでしたから、相手から情報を引き出す能力(会話力)が高いんですね。その裏づけとして、論理的な思考能力、問題発見能力が非常に高い方でした。


御社が求める人物像についてお教えください。

(1)大胆不敵、(2)正直、(3)仕事を楽しむ、という3つのことに当てはまる方がいいですね。お客様に切り込んでいくには、物怖じしていては務まらないので、大胆さが必要なんです。実際にコンサルティングをやっていて感じるのですが、基本的にお客様は現状を変えることを嫌がるんですね。で、どうするかというと、変な言い方ですが、一旦騙して(笑)、結果的にHappyな状態に持っていければいいという側面があります。最終的にお客様にとって良い結果を導くために、という正直な思い(信念)をベースにお客様をリーディングできる方。そして、どんな苦境でも楽しんで仕事をし、さらに周りを巻き込める方ですね。この3つが揃っている方はお客様をリーディングできますね。ちなみに、弊社では評価の項目にもこの上記の3つが含まれています。


最後に読者へのアドバイスをお願いします。

特に若い方に、コンサルタントはカッコイイというイメージを持っている人が多いと思います。戦略的な部分だけやりたい、それがカッコイイという方が多いですね。弊社のようなコンサルティングビジネスは、戦略を立案して、それを実現した上で具体的にITを載せていくというところまでやって初めて価値があります。実際にはものすごく泥臭い仕事なんですね。そういった泥臭い部分も含めて、お客様の改革を実現させてこそ本当のコンサルタントだと思います。