面接官の本音 vol.3   日本オラクル株式会社

日本オラクル株式会社

公開日:2012.01.01

日本オラクル株式会社

Contents

Q

面接時に最も重視されているポイントはどこですか?

-

一言で言えば、その人が日本オラクルで幸せになるかと言う事です。応募者の方一人一人が、異なったスキル、目的、価値観を持ちインタビューにお越しになります。それらの思いに日本オラクルという会社が応えられるのか。また、お越しいただくことが日本オラクルにとってもハッピーなことなのかと言う事をもっとも重視しています。要するに、日本オラクルという一つの個性的な組織でその人が悠々と泳いでいける人なのかと言う事ですね。そのために応募者の方が今何を考えているのかはっきりしていることが重要になります。

-そのポイントを判断する為に、どのような質問をされますか?

基本はケースバイケースです。その人が日本オラクルのどこかの組織で仕事をしているのをイメージし、その時に違和感を感じたら、その違和感を解明することを聞きます。たとえば、自分の思っていることや感じていることを、表に出すダイプでないように感じ、そこが一番の違和感の原因であるときには、「会議ではどのくらい発言しますか?」とか、「職場では、いつもどんな役回りを演じられますか?」とか、「仕事の流れが自分の考えと違う方向に進んでいきそうなときはどうしていますか?」とか、「ストレスはどうやって発散しますか?」などと質問していきます。感じていることを表に出すタイプでないと日本オラクル向きでないという意味ではありませんので誤解のないようにお願いします。

-それでは、その質問に対しての回答でGoodな回答と良くない回答をおしえてください。

「Good な回答、良くない回答」というよりは、「日本オラクルで幸せになる人の回答と、ならないかもしれない人の回答」ということでお答えいたしますと、前述の質問で言えば、「すぐ突っ込みます」「みんなを引きずり込むムードメーカー的役回りです」「すぐ関係者と論議するようにします」「子供と遊んで解消します」等が一例だと思います。もちろん、その人のスキル、価値観、日本オラクルに求めることなどで総合的に考えますので、前述の質問、回答はほんの一例に過ぎません。

Q

他に必ず聞かれる質問はございますか?

-

やはり、転職理由や、「why oracle」などは必ず聞きますね。当然のことながら模範解答はありません。その方の価値観に則った一貫した考え方を聞かせてもらいたいと思っています。応募者の方の入社した後の行動パターンを、whyも含めて聞いていった時に、転職理由、次の会社の選択理由、将来やりたいことなどが一つの物語としてその人の言葉で語られると惚れ惚れとしてしまいますね。

Q

異業種からの転職は何が決め手になるのでしょうか?

-

そうは言っても、何か転用できるスキルをもっているかということと、ポテンシャル。それから、今後この業界で頑張っていきたいという強い意志です。基本的にスタッフ的な仕事であれば、スペシャリティがものをいうので、あまり業界は関係ありません。現場的な仕事であればどちらかといえばスキルがものを言いますので、エンジニアの方でも、異業種でもユーザーであるシステム部門から転身されて活躍されている方も多数います。

Q

それでは、御社ではどのような人材を求めていらっしゃいますか?

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日本オラクルでは、評価と育成にコンピテンシーを導入しています。社員全員に適用するものとして、プライマリーコンピテンシー、職種ごとに適用するものとして、ジョブコンピテンシーというものを定義しています。プライマリーコンピテンシーとして「Initiative」「Accountability」「Teamwork」「Continuous Learning」「Transfer」を持ち合わせた人を求めています。与えられた業務をただこなすのではなく、常に自らやるべき仕事を見つけ、方法を模索して実行に移していく行動「Initiative」。多少の困難があろうとも、粘り強く自分のやるべきことを最後までやる遂げる責任感を持った行動「Accountability」。自分の成功の為だけではなく、目標を達成するために様々な人に積極的な協力をする「Teamwork」。めまぐるしく変化する時代に適応し、常に新しいことを学び吸収しながら自分の能力を高めていく努力「Continuous Learning」。自分が得た情報や知識を周囲に率先して伝達し、共有することによって全パリューを向上させる「Transfer」。このようなコンピテンシー(行動適性)を持った方に是非お越しいただきたいと思っています。

Q

最後に、ベンチャー企業を目指す方へのアドバイスをいただけますか?

-

まず現状を再度しっかり認識しましょう。そして自分が本当にどうしたいのか考えてみてください。そのベクトルを叶えていく環境が会社になるわけで、それが現在の会社でどうしても叶えられないということになれば、転職を前向きに検討するのも良いでしょう。そのときには、貪欲に情報収集することが重要です。会社の規模、知名度ではなく(今時そんな方も稀少でしょうが)自分の想いを叶えられるフィールドを惑わされずにしっかり選ぶようにすることです。また年収も一つの選択要素ではありますが、多少のダウンはやむを得ないくらいに自分の将来を長い目で見るようにしたいものです。(年収が高い会社というものは、それなりに厳しい会社であると言う事をお忘れなく)ターゲットを絞ったら、後は実際に会社に出向いて、自分の拘るポイントを確認すること。受けに行くというよりは、自分が選びに行くぐらいの心構えで。当然、ヘットハンティングの会社も情報源、アドバイザリーとして信用できる会社を自分の目で選ぶべきですね。それがオラクルであるという結論であれば是非門を叩いて下さい。

インタビュアー / クライス&カンパニー

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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