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ヘッドハンターの目

ヘッドハンターの視点で注目の企業を分析。候補者と企業を結ぶ立場だからこそ伝えられる情報をお伝えします。

他社の追随を許さない独自インフラで高成長・高収益を維持する企業。
山田 栄太郎

Vol.201 他社の追随を許さない独自インフラで高成長・高収益を維持する企業。

多品種少量、短納期に対応すべく変革と成長を続ける企業。金型部品にスタートし、FA、エレクトロニクス、工具等のツールへと事業領域を拡大。小さな組織で事業をまわすことで、経営人材の育成でも成功している。

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人材重視

同社の優秀な人材が成長を支えている。企業として、企業の成長を目指すことは間違いない。ただ、いくら成長戦略を描く事ができても、実践することができなければ単なる絵に終わってしまう。それを克服したのが、同社の人材戦略である。スモール・イズ・ビューティフルをキーワードに、少人数の組織を収益責任も含めてディレクターが任される。ディレクターは担当製品、担当事業チームの責任者としてPL/BSの責任を持ちながらビジネスの中期計画を立案と実行を任される。成長戦略をコミットするだけでなく、実践することまで責任を負っている点が大きな特徴。事業チームの経営者としての覚悟、理論、実践(チャレンジ)を推奨し、さらに失敗も歓迎。もちろん、失敗の原因に関する調査は徹底的。失敗、反省、学びという経営現場におけるサイクルを繰り返すことで、経営者として確実に成長する。


圧倒的なインフラ

同社の扱う部品の細分類アイテム数は億や兆という単位を遥かに超える垓(がい)というレベル(ゼロが20個以上!)。これだけの種類のアイテムであっても大半のアイテムが1-3日で納品される。ここに同社の強さがあり、他社の追随を許さない圧倒的なインフラがある。海外も含めると同社の協力工場は300弱。工場の役割分担を明確にすることで短納期と低コストを実現している。的確なマーケットニーズを土台とした半製品(最終加工の前段階の製品)を半製品工場にて大ロット生産、それを最終仕上工場で、受注後に顧客ニーズに基づき加工。これにより多品種ながら短納期一個流しという仕組みを実現。スケールメリットを生かす半製品製造工場と、時間勝負に対応できる最終仕上工場、徹底的な品質管理が同社のインフラの強み。


積極的な海外戦略

QCT(Quality、Cost、Time)モデルが強みを発揮する業界に特化することで高収益・高成長を続けてきた。新規事業は常に模索しているが、現状は強みを発揮しやすい機械工学系事業に集中。業界に特化することで、そのお客様が必要としているニーズを把握でき、部品の標準化が可能になる。部品の標準化が前述の半製品の大ロット生産のキーとなる。この事業モデルは海外でも応用可能。現在も中国、韓国、台湾、シンガポール、タイ、ヨーロッパ、北米に展開中。海外展開は、カタログの現地語化や現地通貨の掲載、生産拠点の整備(協力工場の検索、指導)、物流体制の整備を同時進行で進める。中国を例にとると2002年に生産拠点が整備され、そこからわずか3年でカタログの現地語・現地通貨カタログの整備と物流拠点の整備までが終了。ちなみに現在の海外売上は全体の20%、まずは30%を目指し、今後も積極的な海外戦略を進める。

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