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ヘッドハンターの目

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環境創造技術を武器に新規事業創出を続ける日本発の世界トップメーカー。
山田 栄太郎

Vol.134 環境創造技術を武器に新規事業創出を続ける日本発の世界トップメーカー。

環境創造技術(様々な自然環境を人工的に創造)を活かし、液晶パネルの製造装置、バイオサイエンス事業、低酸素トレーニング室など異業種への事業拡大も順調な環境試験機器メーカー。2007年に売上500億円を目指す。


人材重視の経営方針

同社は、企業は人で決まるという信念を持ちビジョンとゴールを明確にし情報を公開することで社員全体の士気を高める方針を貫いている。社長自らWEB上で経営情報や顧客情報、さまざまなテーマに基づいたメッセージを発信し会社全体の状況や経営方針を臨場感のある言葉で直接的に伝えている。社員の会社に対する理解度、経営方針に対する理解度が高まることで一人一人に「経営マインド」を浸透させている。また、次世代の経営陣育成を目的としたインスティテュート制度、MBA派遣など社員個人のキャリア形成の支援制度も整備。意識改革から行動改革へ、そして行動改革から満足のいく結果へという本気の改革をトップ自ら実践していることは働く側にとっても大きな魅力。


積極的な新規事業開発

同社の環境試験機器は世界トップシェア。日本のエレクトロニクス業界を陰で支えていたのは同社の環境創造技術といっても過言ではない。今から約50年前に3名でスタートした同社は従業員約1000名、売上300億円強を誇る1部上場企業に成長。創業以来「ひと味違うことをひと足早く(現在はプログレッシブ)」をモットーにチャレンジを継続。この筋肉体質が安定した業績と成長を裏打ちしている。もちろんそのチャレンジはとどまることはなく、コスト・品質改革、技術開発戦略、海外事業戦略、新規事業戦略を4つの柱として次なる領域へと歩みを進めている。すでに事業開発本部を設置し、研究開発費用を倍増させ、中途採用を強化するなど、常に計画と行動がリンクしていることは特徴。現在は新規事業開発のスピードアップを目標にM&Aなどを視野に入れた事業計画が進行中。


意外なところで活躍する同社の技術

同社の環境創造技術はあらゆる分野で注目されているが、中でも注目なのが低酸素トレーニング室。アスリートが心肺機能を高めるために酸素の薄い高地トレーニングを実施するが、同社の環境創造技術が高地同様の環境を低酸素トレーニング室として再現。国立スポーツ科学センターや大学など数多くの場所に納入されていることもあり、オリンピック選手をはじめ、多くのスポーツ選手が利用している模様。同社の技術はその発想次第で、あらゆる分野での応用が可能。技術そのものは特殊性が高く一般にはなじみが薄いが、柔軟な発想で一般消費者の目線に落とすことができる、そんなチャンスがあります。