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ヘッドハンターの目

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ニッチ市場における通信サービスで躍進中の少数精鋭企業
奈良 元生

Vol.145 ニッチ市場における通信サービスで躍進中の少数精鋭企業

同社は、日本在住の日系ブラジル人向けに、独自ブランドで携帯電話・国際電話・携帯コンテンツの一体サービスを提供。更に、新規事業としてビリングソリューション事業も開始している、正社員は20名と少数精鋭集団。


オンリーワン事業

同社は、通信ネットワークインフラを除く通信サービスの提供に必要な全ての機能を自社で保有し、独自のブランド、商品(通信サービス種類、価格体系)にてサービスを提供しています。顧客は日本在住の日系ブラジル人(現在約2万人)。携帯電話・国際電話・携帯コンテンツの一体サービスを提供しており、独自の料金プラン、ポルトガル語でのサービスを用意しています。勿論提供する通信サービスは自社ブランドです。

業態としては、日本ではあまり馴染みがない、MVNO(Mobile Virtual Network Operator )即ち、無線通信インフラを他社から借り受けてサービスを提供している事業者となります。一般の再販業者とは独自サービスを付加している点で大きな違いがあり、その付加価値により単なる安売りが回避でき、通信キャリアとWIN-WINの関係を維持できるという強みもあります。国際電話は自前の交換機を持っており、同社と同様の事業形態の通信サービスプレイヤーは国内に存在せず、まさにオンリーワンの存在です。


新規事業を展開

上記のコアビジネスの運営で不可欠なのが、ビリングシステム。同社ではそのビリングシステムを独自に開発してきており、そのシステムを他社のビリング業務にも使ってもらうというビジネスを開始しました。例を挙げると、大手ソフトウェア企業における月次ライセンス料金の請求、大手旅行代理店における旅館・ホテルへの電話再販サービスの請求業務に使用されています。このように、通信サービス向けのビリング業務に限らず、様々な請求業務に使えるシステムとして今後の展開が期待されます。このシステムを導入する企業にとって特に大きなメリットとしては、導入・運用コストが低いこと、複雑な価格体系に則っての課金が可能であることが挙げられます。複雑といわれている通信サービスのビリングシステムでノウハウを蓄積している同社ならではのサービスと言えます。


実力主義とオープンな評価システム

今年の4月に人事制度を改定しました。新しい制度では、360度評価も取り入れており、上司による評価だけでなく、他部門の同僚や部下からも評価されることになるため、ある意味緊張感が高まるともいえますが、周囲からの総合評価ということであれば自ずと納得感が高まるという効果もあります。報酬は、ミッションの難易度で分けられた職位(ミッションランク)毎に標準年収が決められており、半期毎の評価により賞与に差がつく仕組みになっております。評価は半年に1回、ミッションランクの見直しは原則として1年に1回です。年齢や在籍年数に関係なく、遂行するミッションの難易度で処遇されますので、実力主義の環境で思いっきり力を発揮したい方にお勧めの会社です。補足として、個人プレーが蔓延していることは決してなく、あくまでもチームプレー重視ですので、個人の能力発揮と組織としての成果追求のバランスがとれている方大歓迎です。