OLDヘッドハンターの目
ヘッドハンターの視点で注目の企業を分析。候補者と企業を結ぶ立場だからこそ伝えられる情報をお伝えします。
Vol.226 音声系MVNO市場の成長にはこの会社が欠かせません。日系ブラジル人向けにMVNOサービスを約10年間提供し続けている実績を有し、これからMVNOへの参入を計画している企業に対する事業化支援としてのMVNEサービスを手掛ける通信系ベンチャー企業。 |
同社だからこそできること
同社は自らがMVNOとして携帯電話サービスを提供してきた実績があります。いわゆる通信インフラ部分は第一種通信事業者から仕入れて使用していますが、そのインフラを除くすべてを自社で企画・運用しているのです。料金プランから、各種サービス、コンテンツ、顧客管理から請求業務まで全て自社サービスの提供を通じてノウハウを蓄積。システムも改善を重ねてより良いものになってきました。こういったノウハウやシステムリソースを活かし、MVNEとしてこれから新たにMVNOへの参入を考えている企業の事業化を支援します。今まで日本ではデータ通信系のMVNOはいくつも出てきていますが、音声系はまだまだスタート段階であり、ソフトバンクモバイルを利用したディズニーモバイルで一般に知られ始めた段階です。同社は音声系のMVNOのノウハウを有している希少価値のある企業であり、そのノウハウとシステムにより、これから新たにMVNOとして携帯電話サービスを始めたい企業にとって、最小リスクでしかも早期に事業化できる点で大きな魅力・メリットがあると言えます。
大手総合商社の資本参加でいよいよ機が熟してきました
MVNOは本来通信キャリアからするとあまり乗り気ではありませんでしたが、通信業界をとりまくマーケットの競争激化など経営環境の変化が進むに従って、次第に受け入れるようになってきました。そのような動きに呼応するかのように、大手総合商社が同社に目を付け、資本業務提携をし、MVNE及びMVNO分野に本格進出することに決定。更に日本政策投資銀行やCVも株式を取得しました。これらのことは、同社のMVNO/MVNE分野における実力が高く評価された証であり、また同時に日本の音声系MVNOビジネスの本格的な発展に大きな期待が持てるといえます。MVNOへの新規参入企業は、自社で一定規模の会員を抱えている会社や、ブランド力がある会社などが考えられますので、近い将来には、街角で百貨店や自動車メーカーのブランドの携帯電話を利用している人が増えていることでしょう。同社は数年後には、10倍~30倍の売り上げを計画しており、実現が楽しみです。

