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ヘッドハンターの目

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「インターネットのテストビジネス」新たな分野のリーディングカンパニー。
壁谷 俊則

Vol.157 「インターネットのテストビジネス」新たな分野のリーディングカンパニー。

「教育をシステムでサポートする」を理念に事業を展開。現在、Yahoo、楽天、NTTコミュニケーションズなど日本を代表するIT企業が次々と同社システムの導入を決めています。インターネット上のテスト事業、Computer Based Testing事業(以下、CBT事業)には、新しいビジネスシーンを生み出す力がありそうです。


検定試験を大きなビジネスチャンスとして捉えた!

近年「検定」が俄かに注目を集めています。ビジネスに役立つ実務検定から個人の趣味や志向に合わせたものまで幅広く、「検定」というキーワードで検索するだけでも数多くの検索結果を得られます。「検定」は国や自治体が主体となったものから、企業・団体が行うものまで幅広く存在しており、同社はそこにインターネットを使った検定ビジネスというビジネスチャンスを見出しました。試験時間の管理やサーバー負荷などの諸問題を克服し、ネットによる検定試験を安定的に実施できる体制を構築。システム開発後は「インターネット検定」「Yahoo検定」「楽天市場情報セキュリティ検定試験」など次々に導入を決めています。


今後のビジネス展開に広がりがあること

ネットによるテストの実施が安定的に運用されることになれば、新しいビジネスチャンスを生み出すだけのインパクトは充分あると見ています。今後「検定」ビジネス自体は、個人の志向の多様化や、自社ビジネスにつながる潜在顧客獲得などのニーズも相まって、更にその数を増すでしょう。また、社内教育・研修制度の一環としてネットによるテストの実施は効果的かつ効率的なスタイルとして企業人事を中心に受け入れられるのではないでしょうか。さらにブログやSNSなどに代表されるWEB2.0時代到来に対して、同社がCBTプラットフォームを基盤とした更なる機会を生み出すことも可能です。これらの要素だけを考えてみても、単なるネットテストの実施というだけではない可能性が、その後ろには広がっているように思えます。現在、同社はインターネットのテスト事業に特化し展開することで、この分野におけるリーディングカンパニーとなっています。


技術者のクリエイティビティが発揮できる環境

同社の強みは着手ビジネスの優位性だけでなく、その開発部隊からも見て取れます。同社は小さいながらも下請け企業ではありません。前述した日本を代表する大手クライアントとも直接取引を行い「テスト事業」に特化している強みを生かして提案型のシステム開発をしています。そのため同社の技術者は(技術者以外もそうですが)自らのクリエイティビティを発揮させて常に新しい提案を行っていく必要があります。一般的に創造を必要とする仕事は、要件や仕様がすでに決まっている下請けの仕事の中では難しいものです。同社はインターネットによるテスト事業に特化しているという自社の強みを持ち、またクライアントと直に仕事を行うことで、技術者が創造性を発揮させ易い環境を生み出すことに成功しています。また、自ら考え自ら創造する(クリエイティビティを発揮する)というワークスタイルを企業文化として根付かせていることも、同社が市場において競争優位性を保ち続ける一つの要因であると感じています。


3年後のIPO(新規株式公開)を目指して

「教育をシステムでサポートする」の理念を元に、パブリックカンパニーとなるため3年後の株式上場を目指して社内体制の強化・構築に取り掛かっています。そのためには、事業企画的なアプローチと管理機能的なアプローチの2つの視点から見ていかなければいけません。まず事業企画(ビジネスモデル構築)という視点からは、既存のCBT事業を中核事業としながらも、今後より高い成長曲線を描くためには、現在の強みである「BtoBtoC」のビジネスモデルに加えて、BtoC型のビジネスモデルの構築も新たに必要となります。よって同社は、前述のWEB2.0を意識した新規事業の開発などに着手していく予定です。また、管理機能的な側面からは、経営企画機能の拡充が求められます。予実管理~事業計画、資本政策、ガバナンスの強化、ディスクローズ体制の構築等など、企業体を組織的にコントロールできる体制が必要です。現在、同社はこうした背景から今後の成長の軸となる優れた人材を求めています。新しい分野を切り開く開拓者としての気概のある方には、ぜひ注目して頂きたい企業です。